Tuesday, 18 September 2018

花キューピット・オープン観戦記 (その3) ダブルス決勝

さて、お次はついにダブルス決勝。待ちに待った地元広島出身、二宮真琴選手の登場である。


昨年9月に広島で初のツアー大会開催が発表され、今年の全仏で穂積絵莉選手とのペアで準優勝の大活躍。そして、今大会も加藤未唯選手とのペアできっちり決勝進出。広島でツアーが行われただけでも嘘みたいなのに、地元出身の選手が第1シードで出場していて、さらに決勝まで残ってくれただなんて奇跡じゃないの?二宮選手は今大会の観客動員に間違いなく貢献してくれたはずだ。



加藤選手は加藤選手で、昨年この大会のシングルスで準優勝。6月には大会PRのためわざわざ広島まで足を運んでくれたのだが、その前日にちょうど二宮選手が全仏準優勝を決めたばかり。大会スポンサーでもある地元局のその日の夕方のニュースは、二宮組全仏準優勝&加藤未唯選手生出演のため、カープの話題より女子テニスの話題の時間が圧倒的に長いという前代未聞の事態が起きた。

二人は大会チケット前売りCMにもプレー映像で出演していた。 興味がある方はこちらで。


みんな頑張れよー!


対する穂積&ジャン組は第2シードで、ここまで1セットも落とさず決勝進出。




二宮選手は相当緊張していたようだ。当たり前か。二宮&加藤組は、終盤明らかに意気消沈していたのがやや残念。
 

穂積さんはウィナーが決まると「カモーン!!」と大声を出して、自分を鼓舞していた。そうだ、プレーするからには相手が地元の選手だろうが、以前一緒に組んだことがある選手だろうが向かっていかないと。

試合はお互いブレークして1-2から穂積&ジャン組が5ゲーム連取で1セットアップ。第2セットは序盤は互角だったが、やはり最後は穂積&ジャン組が抜け出した。詳細はここで。

表彰式。そりゃ二宮さんが優勝してくれるに越したことはなかったが、何度も言うが広島でツアーを開いて、さらに決勝に地元の選手が残ったこと自体が出来過ぎなのだ。


来年のこの大会の開催地については、どうもまだはっきりとした事は決まっていないようだ。 叶うなら是非もう一度広島でお願いしたい。

そして再びあの巨大ブーケも登場。


優勝おめでとう!!


ブーケ達のその後の行方が気になる。

さて、二宮選手はここからが大忙しだ。いつ終わるともしれないサインを求める人の波。


地元テレビ局のインタビュー。 あっ、また放送を見逃してしまったことに今気づきました。

二宮選手のラケットバッグにしゃもじを発見。さすがは広島の人間。

「二宮真琴選手でした!!」とアナウンスされてコートを出た後も、出入口の陰で延々とサインに応えていた二宮選手。隠し撮りみたいになって失礼。


今大会の二宮選手を見て、また広島から新しい選手が出てきてくれるといいなあ。

サインに忙しい選手を尻目に、コートではスタッフの記念撮影会。




MCのお兄さん。最近のイベント司会者の男性は誰もが「DJ赤坂スタイル」の話し方で、それが好きかというと必ずしもそうではないし、未だに全く慣れないのだが、お兄さんは最後まで喋り続けて場内を盛り上げてくれた。ありがとう。


各国旗もお片付け。


穂積選手のタオルを求めるファンに応じて、急遽じゃんけん大会も。ラッキーな勝者を見届けて会場を後にした。


はー!本当に広島にツアーが来てくれたんだなあ。花キューピット様様(ブーケはもちろん、コート周りの花飾りも綺麗でした)、ゆめタウン様様、その他全てのスポンサー様様、広島市様様だ。それにカープが今月頭に6連敗してくれたおかげで、優勝が大会期間とかぶらなくて良かった。心から良かった。

さて、広島からは高速道路ではなく普通の道で帰ったのですが、あちこちで道路の端が崩れて片側交互通行となっていたり、橋が半分流されてなくなったいたり、行先表示が「鉄道代行」となったバスが走っていたり、山道の途中で通行止めとなっていてUターンを余儀なくされたりと、7月の豪雨災害の爪痕を目の当たりにすることになりました。

やはりテニスが楽しめるのは当たり前の事ではないのだ。忘れたくないものです。

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