マレー 大英帝国勲章授与式出席へ

昨年ロンドン五輪で金メダルを獲得、また全米でグランドスラム初優勝の活躍等で大英帝国勲章第4位(OBE)の受勲が決まったアンディー・マレーは17日、バッキンガム宮殿で開かれる授与式に出席予定。

これまで叙勲の仕事は基本的に英エリザベス女王が務めてこられたものの、今回勲章を授けるのは、王族としての職務に専念するため先月英空軍を除隊したばかりのウィリアム王子。

数ヶ月前、女王から叙勲の仕事の引継ぎを打診されたと見られている王子。関係者が語ったところでは、初めての授与式に臨むにあたって緊張しておられるとか。

「ウィリアム王子は侍従を相手に剣を使ったり、胸にメダルを刺す練習をなさっている」
「王子は誰かの耳を剣で落としたり、胸にピンを突き刺したいとは当然考えておられない」
「王子は、受勲者によってはこれが人生最高の日であることを理解されていて、その人達のために首尾よく事を運びたいとお考え」
「王子にとって最大のチャレンジは、自身が長身であること。自分より背の低い受勲者に身を屈めて話しかけたり、ピンを刺すのは簡単なことではない」

王子は式には英陸軍、海軍、空軍のいずれかから制服を一つ選んで出席予定。また、式の円滑な進行のため、受勲者一人当たりと会話できる制限時間30秒を守らなければならない、との事。

Prince William to give OBE to Andy Murray in first investiture ceremony - hellomagazine.com

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参考までに、英王室公式サイトより過去の授与式の模様。



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ちなみに、彼の愛犬マギーは今回のご主人様の名誉について「OBE？何それおいしいの？」。

@TheSliceTweets I'm only interested in an OBE if it's edible

— Maggie May (@maggiemay_hem) October 15, 2013

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こちらはバッキンガム宮殿に到着したマレー、彼のご両親とキムさん。彼のツイートによると、当日朝ドーピング検査官の訪問を受け、遅刻しそうになったとか。

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こちらは式の模様。



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こちらは式後のマレー。



マレーが語ったところによると、

「彼ら(ドーピング検査官)は8時20分に来た。タクシーは8時半で予約していた。遅れるんじゃないかと少し心配になったが、タクシーがいい仕事をしてくれた」
「それも仕事の内だけど、今日みたいに楽しみにしている日にあってほしいものじゃない」
「とにかくここに来れたし、素晴らしかった。テニスコートに立つ時は一人だから、周りに家族がいてくれるのはいい」

ウィリアム王子との会話の内容については、

「彼(王子)は数週間前に受けた背中の手術の事と、プレッシャーがかかっていたウィンブルドンで優勝した後はどんな気分か尋ねてきた」
「僕は彼を少しからかった。僕はウィンブルドン前彼からは激励のメモを貰って、その後彼の奥さんからは手紙を貰ったんだけど、その筆跡が見事なものだったので、彼のメモと比べてそれがどれほど素晴らしかったか伝えた」
「彼にはこれまで何度か会ったことがあって、常にとても冷静だった。今日はとてもリラックスしているように見えた」

王子と50秒も話したことについては、「15秒の予定じゃなかったかな？と思った」ものの「あっという間だった」。王子は数名の受勲者と1分以上話しこんでしまったため、式は当初の予定を25分オーバーして終了。

マレーが完全にトレーニング復帰するまでにはもう4週間ほど待たなければならないそうで、全豪出場に向けリハビリに忙しく、ランチ等で外出する予定は特にない、との事。

Andy Murray has to hurry to Buckingham Palace for OBE after random drug test - Telegraph


1861 King William Prussia Noble Garter Investiture