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LADIES' SINGLES – QUARTERFINALS
Serena Williams (USA)[6] def. Petra Kvitova (CZE)[4]
6-3 7-5
ウィンブルドン優勝経験者同士の対戦は、優勝4回のセリーナが勝利。
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セリーナもクヴィトワも良いプレーの連続で、準々決勝にはもったいない良い試合でした。
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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Florian Mayer (GER)[31] def. Richard Gasquet (FRA)[18]
6-3 6-1 3-6 6-2
第31シードのフローリアン・マイヤーが第18シードのリシャール・ガスケを下し、04年のウィンブルドン以来8年ぶりのグランドスラム・ベスト8。
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マイヤーの試合後の記者会見より。
(これまで怪我等があったが?)「話すのは難しいけど、僕にとっては精神面できつかった。テニスでは、辛い敗戦があったりと具合が良くない時期が何年もあった」
「でも去年は完璧な年を過ごして、トップ20に戻った。全ては今は上手くいっている」
(次はジョコビッチ)「難しい。彼が圧倒的に優位。フルセットに持ち込まなければならない。彼はコート上では素晴らしいプレーヤー」
「僕には失うものは何もない。この試合を楽しんで、できるだけ相手にプレーさせることができれば」
(8年ぶりにセンターあるいはNo.1コートに立つが、他のコートとの違いは?)「同じテニスコート。観客が多いだけ。それだけ」
(競技から離れかけていた時期があったと聞いているが、何があなたを連れ戻した?)「正直、その時期のことはあまり話し過ぎたくない。陰の部分だから。今はその事は話したくない」
(ここで好成績を上げたことで、五輪に出たくなった?)「いいや、もう決めたこと。撤回はできない。自分が決めたこと。理解してもらうのは難しいかもしれないが、それだけ」
(その理由はランキング・ポイント?)「違う。ポイントを得るにはいい機会かもしれないが、スケジュールがきつい。ハンブルグのジャーマン・オープンではクレーでプレーしなくてはならない。その後すぐ五輪があって、2つマスターズがある。ルールではマスターズのメインドローに入っていたら出場しなくてはならない。それから全米。僕は自分の体を知っている。5週間連続でプレーできない。それが決めた理由」
(今大会好調のドイツ勢について)「ドイツのテニスにとっては良いことだと思う。いつものように女子だけでなくて、僕とコールシュライバーがようやくグランドスラムで準々決勝の壁を破れたことは特に。ドイツのテニスにとっては良い事」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Florian Mayer - fourth round
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大会公式サイトのガスケの一問一答より。好きな動物について
「犬。両親が犬を飼っていて、僕も年をとったら同じように飼えたら」
(どんな犬?)「ジャーマン・シェパード」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Between the Lines - Richard Gasquet
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同じ山の第6シード、トマシュ・ベルディヒが初戦敗退。07年ウィンブルドン以来のグランドスラムQF進出を個人的に大いに期待していたガスケでしたが……泣きたいのか笑いたいのか、もう自分でも分からん。
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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Philipp Kohlschreiber (GER)[27] def. Brian Baker (USA)
6-1 7-6(4) 6-3
第27シードのフィリップ・コールシュライバーは、予選から勝ち上がったブライアン・ベイカーを下してベスト8入り。
コールシュライバーはキャリア初のグランドスラム・ベスト8。また、ドイツ独自の高い基準によりまだ決まっていなかった五輪出場も、ほぼ確定したとか。
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Philipp Kohlschreiber - fourth round
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ベイカーはウィンブルドン終了後、77位前後に浮上の見込み。
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LADIES' SINGLES – QUARTERFINALS
Angelique Kerber (GER)[8] def. Sabine Lisicki (GER)[15]
6-3 6-7(7) 7-5
ドイツ勢&ヨネックス対決となったこの試合。
先々週のイーストボーン、タミラ・パシェクと対戦した決勝では、マッチポイントを5回逃して逆転負けを喫したアンゲリク・ケルバー。この試合でも第2セットで3回マッチポイントを逃し、ファイナルセットは5-3でリシキがサービング・フォー・ザ・マッチ。ケルバーが1ゲームを返して第10ゲームはケルバーのサーブ。0-15からケルバーの打ったフォアはエンドラインぎりぎりに落ちアウトのコール。これにチャレンジしたところボールはラインにわずかにかかるイン。両手を上げて喜ぶケルバー。ここから一気に流れが変わり、今度はケルバーの6-5でサービング・フォー・ザ・マッチとなり40-0。一つポイントを返されたものの、ケルバーは昨年全米に続くグランドスラム・ベスト4進出。
ゲームセット時の模様。
あと、状況がよく分からない妙な写真。
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リシキは「五輪出場が決まった」とツイート。
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LADIES' SINGLES – QUARTERFINALS
Victoria Azarenka (BLR)[2] def. Tamira Paszek (AUT)
6-3 7-6(4)
第2シードのヴィクトリア・アザレンカがタミラ・パシェクをストレートで下して、2年連続のウィンブルドン・ベスト4。準決勝でアザレンカはセリーナと対戦。過去の対戦成績はセリーナの7勝1敗。
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パシェクの彼氏は同じオーストリア人のサッカー選手、George Margreitterだとか。
Paszek inspired Margreitter sport10.at (写真は一昨年のもの)
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LADIES' SINGLES – QUARTERFINALS
Agnieszka Radwanska (POL)[3] def. Maria Kirilenko (RUS)[17]
7-5 4-6 7-5
当初No.1コートで始まったこの試合。途中四度の雨による中断を挟み、最後は屋根のあるセンターコートに移動してゲームセットは9時48分。7時間20分かけて第3シードのアニエスカ・ラドワンスカが初のウィンブルドン・ベスト4。ラドワンスカは準決勝でケルバーと対戦。過去の対戦成績は2勝2敗のタイ。
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タオルを巻きつけていてもかわいいキリレンコ。彼氏のオベチキンは写真撮影。
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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Andy Murray (GBR)[4] def. Marin Cilic (CRO)[16]
7-5 6-2 6-3
第4シードのアンディ・マレーが第16シードのマリン・チリッチにストレート勝ち。ウィンブルドンは5年連続のベスト8。
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マレーはトップ4の時代は続かないと考えているとか。
「多くの人が僕に、ここ数年グランドスラム終盤の試合のクオリティは信じられないレベルだと言う」
「人はそういうものを見るのを好むが、どんなスポーツにおいてもアップセットはその一部だと思う。それが好きな人もいる。ラファにはアップセットについてあまりハッピーでないたくさんのファンがいるのは確かだが、スポーツの一部なんだ」
「ここ数年のグランドスラムではあまり起こらなかったが、この先もっと増えるだろう。トッププレーヤーの堅実さがそれほど続くとは思わない」
Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 - Second Tuesday Diary
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この日はサザエさんっぽいキム・シアーズさん。
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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
Jo-Wilfried Tsonga (FRA)[5] def. Mardy Fish (USA)[10]
4-6 7-6(4) 6-4 6-4
第5シードのジョー-ウィルフリード・ツォンガが第10シードのマーディー・フィッシュに1セットダウンからの逆転勝ちで、ウィンブルドンでは3年連続のベスト8。
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ツォンガの人生哲学は?
「僕は人生においてポジティブで、いつも笑顔で、この地球にいる全ての瞬間を楽しもうとしている」
「ひどく傷ついている人もたくさんいることを僕は知っている。僕は別に傷ついていない。健康だ。毎日いい感じで打っている。その、僕はこんな美しい場所でテニスをしている。僕の家族はオーケー。僕にはいつも笑顔でいるのに必要な全てのものがある。セットを落とした時ですら」
Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 - Second Tuesday Diary
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ツォンガのストレッチと彼の弟、エンツォさんのTwitterアカウントの自己紹介文が面白かったので。
“Tsonger than you”
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GENTLEMEN'S SINGLES - 4TH ROUND
David Ferrer (ESP)[7] def. Juan Martin Del Potro (ARG)[9]
6-3 6-2 6-3
第7シードのダビド・フェレールが第9シードのフアン・マルティン・デルポトロをストレートで下し、ウィンブルドンでは初のベスト8。
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錦織くんとの3Rでは強大な壁のように見えたデルポトロが、この試合では転んだり、どんなに強いショットを打っても返球されて困り顔だったりと危うい面が目立ちました。フェレールも小さい選手で特にパワーがあるというわけでもないのに、一体何が違うというのか?私に分かるのは、フェレールはいつ見てもテンションがほとんど変わらないことくらい。でも、錦織くんがフェレールみたいに「ヘイ!ヘイ!」とかひたすら返すプレーをしたとしても、それはちょっと違うような。
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GENTLEMEN'S DOUBLES - 3RD ROUND
Jonathan Marray (GBR) / Frederik Nielsen(DEN)
def. Aisam-Ul-Haq Qureshi (PAK)[8] / Jean-Julien Rojer(NED)[8]
7-6(5) 7-6(4) 6-7(4) 5-7 7-5
プロ生活10年目の今年、全豪で初めてシングルス、ダブルスで本戦入りしたフレデリック・ニールセン(画像左。写真は28日の1Rのもの)。ウィンブルドンには当初、1月のホップマン・カップに一緒に出場したキャロライン・ウォズニアッキのヒッティングパートナーとして訪れていたものの、地元イギリスのジョナサン・マレーと組んだダブルスでワイルドカードを貰って本戦入り。1Rでは第9シードのグラノジェルス&M・ロペス組、この日の3Rでは第8シードのクレシ&ロヘール組を下してQF進出。ニールセンはもちろん、マレーもウィンブルドン出場11年目にして初のベスト8。QFではチェッレターニ&ロジェ-バセラン組と対戦。
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GENTLEMEN'S DOUBLES - 2ND ROUND
Mikhail Elgin (RUS) / Denis Istomin(UZB)
def. Mahesh Bhupathi (IND)[7] / Rohan Bopanna(IND)[7]
7-5 7-6(4) 6-3
GENTLEMEN'S DOUBLES - 3RD ROUND
Ivan Dodig (CRO)[15] / Marcelo Melo(BRA)[15]
def. Leander Paes (IND)[4] / Radek Stepanek(CZE)[4]
4-6 6-3 6-4 6-7(2) 8-6
五輪出場を巡って揉めまくりのブパシ&ボパンナとパエスはこの日仲良く共に敗退。
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BOYS' SINGLES - 2ND ROUND
内田海智 (JPN)[7] def. Pol Toledo Bague (ESP)
6-4 6-1
BOYS' SINGLES - 2ND ROUND
Filip Peliwo (CAN)[4] def. 西岡良仁 (JPN)
6-2 6-1
ジュニア男子2Rは、内田海智選手が勝って3R進出。西岡良仁選手は全仏ジュニア準優勝で第4シードのフィリップ・ペリオに敗退。
キリレンコって、男を顔で選ばないんですねぇ。。。しみじみ。。。
ReplyDeleteこみねさん こんばんは。
ReplyDeleteいやぁ、ガスケは…やっぱりガスケでした…。
なんとも。
マイヤーさんが、すごく良かったのですが、
それにしても、それにしてもガスケに勝ってQF進出してほしかった…。
このままでいいの?ガスケ…。
3Rのアルマグロ戦がよかっただけに、残念です。
ツォンガは、そういう風に考えているのですね。
「常に笑顔で」いるようにしたいです。
先日ツォンガから、ダライラマのリツイートが届きました。
「あなたより、よりツォンガ」(そりゃ、そうだ)でいいのですかね?
おもしろいっ。
ゆとびっちさん、キリレンコの彼氏は見た目はびっくりしますが(歯抜けてるし)、アイスホッケー界ではスーパースターで相当モテる方だとか。収入も桁違いっぽいですが、キリレンコはプレーヤーとしてもっと上に行きたいと願った時、自分にモチベーションを与えてくれる人を必要としていたのではないかと考えます。
ReplyDeleteりりりさん、ガスケは残念でしたね。すっかりミスター4Rに収まってしまってますが、でもいつかきっと多分……。
ツォンガは優しい人ですね。彼のようなプレーはできずとも、せめて心の在り方は見習いたいです。