島津全日本室内テニス選手権2016 DAY6観戦記 (その1)

2週間前、翌週が全日本室内だと気がついた私。

『もうそんな時期か……。京都は行けなくもない距離だけど、この前風邪をひいてからもう10日以上体調がすっきりしないし、無理しない方がいいな。うん、今回は止めとこう』

などと考えていたはず。なのに、気がつけば……



あの｢ジーク・ジオン！！」とはあくまで無関係らしい「慈恩弘国」というお好み焼き屋さんのある……

京都！！住んでいた頃は東寺はJRの車窓から眺めるもので、こんなに間近で見る機会はなかった。立派な五重塔だなあ。

前回全日本室内を見に来たのは10年前で、会場は西京極の京都市体育館だったっけ。

この日は女子の1Rが9時スタートで、私が会場の島津アリーナ(京都府立体育館)に着いたのは午後1時過ぎ。3面のコートでは、既に第3試合が進行中。





中央のコートには、今大会第1シードの杉田祐一選手。今日も髪がぴっちり分かれている。こんなぼやけた画像しかなくてごめんなさいよ。




この日の1Rは、タッカー・フォルスター(南ア、301位)に順当勝ち。そして、皆様既にご存知のように同大会6年ぶり2回目の優勝を果たし、今週のランクでキャリアハイの99位を記録。初のトップ100入りとなった。おめでとう！！今年はこれまで本戦出場がなかった全豪でもついに予選を突破できたし、来る全仏ではグランドスラムで初めて本戦からの出場が確実。益々のご活躍を期待しています。




次に始まったのは伊藤竜馬選手の1R。竜馬さんは立ち上がりが今ひとつ。「そのうち何とかなるだろう」と気楽に構えていると案の定セットオールとなり、よしここから！と期待したファイナルセット……




あらやだ、トレーナーを呼んだわ。大したことなければいいんだけど。

残念ながら、試合後の竜馬選手のブログによると大したことはあったらしく、ラリー中足を捻り、靴を脱ぐとテニスボールがくっついているような腫れ具合だったとか。そんな状態なのに最後までプレーしたのかい？日本の大会だから？無理はいけませんよ。早く怪我が治りますように。

昨年11月の兵庫チャレンジャーに続きワイルドカードの出場となった大西賢選手は、前週20歳の誕生日を迎えたばかり。まだまだこのレベルは厳しいけれど、何事も経験だ。




女子のコートでは、昨年12月インカレ室内で全国大会初優勝、同月ITF1万ドル香港でも優勝を果たした加治遥選手と、同じく香港1万ドルで3週連続ダブルスで決勝進出、うち2大会で優勝した西郷幸奈選手が試合中。



仁木拓人選手は初見。この人がかつて試合中に「助けてドラえもーん！！」と叫んだという……(昔、谷澤さんのブログで読んだ)。

 

 この日はリー・ジェ(中国、223位)をストレートで下し2R進出。竜馬選手まさかの初戦敗退のショックを癒してくれた。





アンドレアス・ベック(左)の名前は聞いたことがあるぞ。100位前後にいたイメージがあるが、キャリアハイは33位(09年11月)で今は300位台。どうも近年は故障に悩まされているらしい。

ふと何の気なしに奥のコートに目をやった時のこと、女子選手がネット前で高く浮いたチャンスボールに対し、「タタン！」と軽く飛び上がるとフォアで叩き込んだ。