すっかり更新をさぼっているうちに、全仏は予選がスタート!
先日英インディペンデント紙にアップされた錦織圭選手のインタビューで、一部個人的に初見の話があったので拙訳で紹介したいと思います(もしも、既にテレビや雑誌のインタビューで出た話だったらすみません)。インタビューは先週ローマで行われたもの、との事。
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(上の画像は18日、パリで行われたタグホイヤーのチャリティーイベントにマイケル・チャン、マリア・シャラポワと共に出席した際の錦織くん)
冒頭は、錦織くんが12、3歳の頃ローランギャロスを訪れた際の出来事。錦織くんは「話すべきではないんだけど」と前置きした上で
「センターコートの外にセキュリティーがいなかったので、中に入ってみた。辺りを見て回って、そこでのプレーを夢見た。いい思い出」
来週スタートの全仏では、錦織くんをジョコビッチに次ぐ優勝候補の二番手に挙げる専門家もいる中で、
「グランドスラムの優勝は時間がかかると思うけど、全仏は好き」
「他のグランドスラムとは違う感覚がある。クレーではいいプレーができているので、この先数年チャンスがあると思う」
一昨年末からコーチに就いているマイケル・チャンについては、
「僕たちは背も同じくらいだし、テニスの面でも似ているので、彼にとっては僕にどうプレーすべきか教え易いと思う」
「彼はとても熱心。一緒に働けて本当にハッピー」
錦織くんはチャンが精神面、戦術面で助けてくれたとし、
「昨年クレーシーズンに初めて一緒にいて、彼は良い事をたくさん教えてくれた」
「それがクレーでのプレーを変えた。自分から打っていくようになったし、以前よりネットにも少し出るようになった」
「クレーの上でも落ち着けている。フォアの準備が早くできるようになったから。ドロップショットや高いボール、たくさんの違うショットが使える。いろいろなショットを混ぜられるので、クレーでのプレーが楽しい」
昨年の全米準優勝については、
「(昨年全米で決勝に進出するまでは)自分が二週間続けてプレーできると思わなかった。5セットマッチだし」「でも、その後は体力面で自信になった。スタン(・ワウリンカ)とジョコビッチに勝った時は、素晴らしいプレーができた。決勝ではナーバスになり過ぎたけど、トーナメントを通しては多くの自信を与えてくれた」
14歳で渡米した後の食生活について、
「最初の数年は本当に辛かった。文化も食事も違って。楽ではなかったけれど、慣れなくてはならなかった」
「自分では料理をしないので、今でもアカデミーではカフェテリアで食事をする。ベストの食事だとは言えない。時にはマクドナルドにも行くこともあった。そうするしかなかった。他に何もなかったから」
「でも、アメリカに行った事は良かったと思っている。数年後にはずっと背も伸びて、体重も増えたから。味は最高というわけじゃなかったけど、僕にとって、僕の体にとっては良かったと思う。和食はヘルシーだけど、体は大きくならないから」
今では英語も随分上達したものの、普段は日本語のものを読み、テレビ番組も日本のものを見るそうで、
「引退後は日本に戻るつもり」
「それだけ日本が好きということ。日本にいる方が落ち着く。友達は皆日本にいるし、スポンサーのほとんどが日本の企業。日本にいる時の方が楽しい」
「少しはアメリカ人っぽくなっているところもある。少し暢気だし。もう10、11年ほど住んでいるので」
「日本にいたら、(注目され過ぎて)きっと頭がおかしくなる」
「アメリカではいつでもテニスやトレーニング、大切な事に集中できる」
日本に帰ると観光客になったような気がする?との質問には
「(以前よりは)アメリカにいても楽でリラックスできるようになったけど、日本の方が落ち着く(笑)」
「今でも自分の国だと感じる」
Kei Nishikori interview Japan's rising son has the hunger to join big league - starting at the French Open - Tennis - Sport - The Independent
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