第1試合の女子決勝は第1シード、28歳のケイシー・デラクアと第3シード、23歳のアリーナ・ロディオノワの対戦に。
第1セットは互角の打ち合いでロディオノワが7-5で取ったが、デラクアはいつもエンジンがかかるのが遅く、試合序盤の調子はあまり当てにならない。準々決勝のvs モニーク・アダムチャック戦も第1セットを0-6で落とした後、続く2セットを6-1 6-2で取り返して勝った。次第にデラクアのハードヒットがコートの中に入り始めると、ロディオノワはもう返すのが精一杯。デラクアは打つ直前まで相手の動きを良く見ていて落ち着いている。第2、3セットでデラクアはロディオノワに1ゲームしか与えず、ほぼ完璧な試合運びで優勝。12回目の全豪本戦出場を決めた。08年には全豪ベスト16入りし、同年キャリアハイ39位を記録したデラクア。子供も持ったことだし、来年はまたトップ100に返り咲いてほしい。
一方、相当自分に腹を立てていたらしいロディオノワ。試合が終わるやさっさと引き上げようとしたが、表彰式があると告げられると大きくため息をつき、バッグを肩からドサッと落として再びベンチに座り込んで天を仰いだ。優勝しか意味のないワイルドカード・プレーオフ。記念品の大会バスタオルを貰ったところで、何の慰めにもならないだろう。
Australian Open Wildcard Playoff
Women’s Singles Final
Casey Dellacqua [1] def. Arina Rodionova [3]
5-7 6-1 6-0
No comments:
Post a Comment