第3シードのマット・リードは312位の22歳。一昨年のこの大会で派手なショットを連発する彼に目を奪われ即ファンになったのだが、肝心の試合は第1セットを6-1で取りながら、その後所用で目を離した後逆転負け。昨年も初戦となった2Rで、当時16歳のニック・キルギオスにフルセットで敗退と、2年連続で結果らしい結果を残せず。
そんな彼が、今年は1Rのvs ジェイコブ・グリル戦では2セットダウンからの逆転勝ち。この時の心境についてリードは、
「2セットダウンでモチベーションを保ち続けるのは精神的にきつい。でも、もし3セットマッチだったらもう負けていたことを思えば、これは続けるチャンス。僕にとってはセカンドチャンスのようだった。だから、ネガティブに捕らえるよりはポジティブに使おうとした」
また指のテーピングについて、
「ここ数日まめに手こずってる。レイトン(・ヒューイット)と練習したから。彼の練習は強烈でとんでもないんだ。それで僕の指の皮が剥けてしまった」
と語ったとか。
They said it – the best quotes of the AO 2013 Play-off – News - Tennis Australia
昨年のウィンブルドンJr.チャンピオン、今年は準優勝で、フューチャーズ2大会で優勝の18歳ルーク・サヴィル。今回第6シードの彼も、将来を期待されている若手の一人。
リードは以前は何でもかんでもハードヒットで、インパクトの音に大層驚かされたものだが、この日は特にそういう事はない。全ての球を強打する必要は必ずしもないことを悟ったらしい。試合序盤はリードにイージーミスが目立ち、サヴィルに勝てそうな要素がまるで見当たらなかったものの、第1セットをタイブレークで取ったのはリード。おっ?やはり今年のリードは何かが違う。攻守にめりはりがついてきたというか。
リードの2セットリードを見届けたところで、路上に停めてきた車のチケットが切れる時間となり退散。帰宅後、リードのストレート勝ちを確認した。センス的には頭一つ抜けたものを持ちながらメンタル・コントロールに難があり、現在200~300位台をウロチョロしているリード。彼女もできて、ついにブレイクする時が来たのかしら?期待していい?
2013 Australian Open Wildcard Playoff
Men’s Singles Quarter Final
Matt Reid [3] def. Luke Saville [6]
7-6(4) 6-2 6-3
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