10時半になると、コートGに西岡良仁選手が練習に現れた。
今年は2月のデルレイビーチで予選から勝ち上がりキャリア初のツアーベスト8。全仏、全米でも予選から勝ち上がって本戦出場。全米では初の本戦勝利も挙げた。
前回西岡くんのプレーを見たのは、まだジュニアだった一昨年の全豪。当時と比べると、かなり球威が増した印象。もうすぐ3年も経つのだから当然か。
最近の若い人は、ボールをねじり込むようなスイングをするのね、などとおばはん丸出しの感想。
体つきも全体的にがっしりしたようだ。
この日一緒に来た友人にとっては、初見の選手がほとんど。錦織くんは別格として、この体格で若干20歳の日本人の男の子が100位台前半にいることがどれほど素晴らしいことかを力説していると、
「それって修造よりすごいん?」
私たちの世代にとって、テニスのスタンダードは修造なのだ。えーっと、修造はどうだったのかな?割と早くにトップ100を切ったはずだが、諸事情で私のスマホは死んでいたので即答できなかった。20歳の誕生日を迎えた直後の二人のランキングを調べてみると、修造は'87年11月9日付で284位、西岡くんは今年9月28日付で147位だが、その前月にキャリアハイの127位を記録している。ちなみに、修造は20歳11ヶ月でトップ100入り。
この日のヒッティングの相手、高田コーチにパッシングで抜かれたのはご愛敬。
とりあえず友人には、
「何年かしたら『この子、昔ビーンズドームで見たわ』って自慢できる日が来るから、よう見といて」
と言っておいた。
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