10月11日(土)
前日に続き、この日も好天に恵まれた靭公園。試合開始は正午の予定だが、開場時刻の10時過ぎには現地に着いた。きっと誰かが練習しているはずだ。
入場後間もなく、3番コートの客席に人が集まっているのに気が付いた。近づいてみると……
チーム・ストーサー御一行様発見!やはり「早起きは三文の徳」は本当だった。
ところで、男の人が持っているあのボールには見覚えがあるぞ。
あれはまさに私が昨日拾ったボールじゃないのか。思った通りフッティー大好き国、オーストラリアのサムりんのボールだったんだな!
サムさん、昨日1番から外に出たそのボールを拾ったのは私なの!!
結構足が上がるな。
近いぞ!ところで、ピントがフェンスに合ってしまっている事に今頃気づいたので、最前列に移動します。
ウォームアップでストレッチと軽いランニングに続いてフッティーが入るところが、いかにもオーストラリアの人たちだ。
あのふくらはぎ!!
そして、ラケットを手にしての練習が始まった。ところで、サマンサの相手をしている男性は見覚えがないが誰だろう?帰宅してから分かったことには、この人はニック・キルギオスがランクを843位から66位まで上げる17ヶ月間をコーチとして関わったサイモン・リー氏(32)。ウィンブルドン後突然キルギオスとの契約が終了となり、二週間ほど立場的に宙ぶらりん状態だった彼の元にサマンサのマネージャーから「手を貸してもらえるか?」「一番早くていつ頃飛行機に乗れるか?」と連絡があったのが7月18日の事。
サマンサは当時、7ヶ月間一緒に過ごしたコーチのマイルズ・マクラガン氏とウィンブルドン前に関係を解消したばかり。リー氏が付いてから最初の3試合では1つ勝つに留まり順調な出だしとは言えない結果に終わったものの、リー氏はサマンサが自分のアドバイスを心から必要としていることを感じ、嬉しく思っていたのだとか。明けて8月、モントリオールで2ゲームしか取れずに敗れたセリーナ・ウィリアムズに対し、二週続けての対戦となったシンシナティーでは同様にストレート負けに終わるも、各セットでタイブレークまで持ち込む接戦。続くニューヘイブンでは今年初のベスト4入り。全米は2Rでカネピに敗れた後、北京ベスト4を経てこの週大阪入り。
結局サマンサはこの大会でついに今年初めての優勝を果たすことになるのですが、その話は改めて。
From Nick Kyrgios to Sam Stosur, tennis coach Simon Rea is on the road again
それにしても、こんなに近くでサマンサを見られるなんてな。メルボルンでは一度だけ外のコートで練習しているところに出くわした事があるが、当然ものすごい人だかりでろくに姿は見えず、手を頭の上に伸ばして写真を撮るのが精一杯だった。大阪最高!
今日もファーストサーブが入りますように。
うわっ!あんな所に人が!
最後はストレッチで1時間の練習を終了。
サマンサがコートを去ったのを見届けると、いつの間にか周りの人がごっそり消えているのに気が付いた。お客さん達は先回りしてとっくに出口に向かったようだ。
子供、羨ましい!!
さすがは「Queen of Osaka」の名を欲しいままにするサムりん。すごい人気だな。今日の試合も頑張れよ!
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