Saturday, 6 September 2014

全米2014 DAY11でひとりごと

DAY 11: THURSDAY, SEPTEMBER 4 (DAY11の全ての結果はこちらで)


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Men's Singles - Quarterfinals
Roger Federer (SUI) [2] defeats Gael Monfils (FRA) [20]
4-6 3-6 6-4 7-5 6-2





モンフィスがまさかの2セットアップ、第4セットでは2つのマッチポイントがありながら生かせず。フェデラーが大逆転で全米では3年ぶりの準決勝進出。

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Men's Singles - Quarterfinals
Marin Cilic (CRO) [14] defeats Tomas Berdych (CZE) [6]
6-2 6-4 7-6(4)


第14シードのチリッチは第6シードのベルディヒをストレートで下し、2010年全豪以来二回目のグランドスラム・ベスト4。

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以下は、SI.comが7月に行ったチリッチのインタビュー。

Q. 自分にテニスの才能があると気づいたのはいつ?

チリッチ: 多分14歳位の頃、小学校を卒業した時かな?僕はクロアチアのかなり小さな町の出身で、練習する場所や相手の選択肢があまりなかった。だから、自宅に残って進学するか、ザグレブのナショナル・トレーニングセンターに行くかを選ばなければならなかった。テニスで上に行くために何か決断したのはその時。

Q. プロのテニスプレーヤーになれるかもしれないと思った勝ち試合や成績は特にある?

チリッチ: その頃はまだあまり考えてなかった(笑)。自分にとって最高のチャンスがほしくて、(ザグレブでトレーニングすることは)明らかなステップだった。でもその後は、大きな違いを生み出したのは(05年に)全仏ジュニアで優勝したこと。その事がもっとワイルドカードを得ることに繋がって、将来性があると見込まれた。ゴラン(・イワニセビッチ)が当時助けてくれたことも、自分が良い選手になれるかもしれないともう少し理解することに繋がった。

Q. 自分が大きく宣伝されたり注目を浴び始めて、どんな気分だった?

チリッチ: その事はあまり気にしてなかった。確かにこうして僕はメディアに話もするし、いい選手なのかもしれないし、いい成績を出しているのかもしれない。でも当時は、年を追う毎に自分が上達するということが大事だった。後にプロに進んだ時に、自分が何か大きな事を成し遂げるかもしれないという考えが僕を躊躇させた。僕にその用意があるのか?そのステップへ進むことに少し確信がなかった。でも、ただテニスをしてゲームを楽しんでいれば、何が起こるかとか自分がどこへ進むかとははあまり考えない。

Q. ゴランについて人が聞いたら一番びっくりしそうな事は?

チリッチ: 彼は信じられないくらい良い人だという事だね。彼は彼自身より周りにいる人を大切に扱う。それが彼と一緒に働くことが楽しい理由。そういう点では僕は彼と少し似ていて、彼が本当に助けたがっているんだと感じる。何があっても彼はいつもそこにいてくれる。多分テレビで彼を見る人は、彼は怒りっぽくてクレージーだと思っている。でも、プレーしていない時の彼は素晴らしく良い人なんだ。

Q. テニスを忘れる時は何をする?

チリッチ: 僕たちのチームは、試合や練習の緊張とリラックスできるオフコートの間でバランスを取るために違う事をする。ゴランは素晴らしいキャラクターで、冗談もたくさん言う。チームはいつも冗談を言ったり、一緒にゲームをする。外出したり、夕食に出かけたり、歩いたり。それは気分に基づいてる。自分がそうしたいと思ったことは何でもする。

Q. お気に入りの大会は?

チリッチ: メルボルン。

Q. どうして?暑いのが好きなの?

チリッチ: 今年は違うけどね(笑)。今年は僕のリストで下に行った(注: 2Rでシモンにフルセットで敗退)。いや、そこには大きなクロアチア人のコミュニティーがあって、とても上手く機能しているんだ。プレーヤーにとてもフレンドリー。彼らは相手をハッピーにしようと努めていて、行けばすぐにそれが分かる。最も特別なグランドスラムはもちろんウィンブルドン。でも、一番いい気分になれるのはメルボルン。そして、プレーするのがハッピー。シーズンも半ばになると、全てが毎週繰り返しで全てがルーティーン。でも、メルボルンにいる時はフレッシュでプレーがしたくなる。それがいい。

Q. お気に入りのアプリは?

チリッチ: 常に変わる。数週間前はフットボール・マネージャーをダウンロードした。ゲームもよくするよ。中毒だね。

Q. 上手いの?

チリッチ: (笑)レベル1。少しずつだ。ゆっくり進むんだよ。

Q. 自分のプレーを身体面、精神面、戦術面のうちどれか一つで改善できるとしたら?

チリッチ: 身体面だね。戦術面と精神面は僕は良いと思う。現代では身のこなしの速い選手が有利。そしてスポーツ一般では、速く動ければ成功できるチャンスがずっと大きい。僕もどうにかしようとしてるけど、信じられないくらい素早く動けるラファ(・ナダル)やロジャー(・フェデラー)やノバク(・ジョコビッチ)みたいな天性のアスリート相手は厳しい。

Q. と言うことは、あなたにとって身体面を改善することはスピードを意味するの?

チリッチ: そうだね。概して、誰でも鍛えたり耐性を付けることはできると思う。でもスピードについて問題なのは、持続したり改善するのが難しいことだ。元々速いわけでもない限りスローになりがち。

Q. 男子のロッカールームで一番びっくりする事は?

チリッチ: (笑)静けさ。いや、つまり、僕たちは毎週ロッカールームを一緒に使っている。いつもお互い対戦していると言っても、いつも一緒に練習もする。全般的にみんなかなりクールだ。ツアーに嫌な奴はあまりいないから、何を明らかにしたらいいのか分からない。

Q. ロッカールームで一番面白い人は?

チリッチ: (ドミトリー・)ツルスノフ。

Q. 一番変だったファンは?

チリッチ: クロアチアの人は少しクレージーだ。(2010年の)全豪準決勝でアンディー・マレーと対戦して試合が終わった時、クロアチアのシャツを着た一人のファンがフェンスと飛び越えて、僕にハイファイブをしようとした。

Q. 引いた?

チリッチ: いや、びっくりした。なぜなら僕たちは試合を終えてネットにいたら、彼が走ってきて僕にハイファイブをした。僕もハイファイブをした。セキュリティーが連れて行った。

Q. 迷信を信じる?

チリッチ: 僕はそれをルーティーンと呼びたい(笑)。迷信?いいや。でも、試合中自分の頭を正しく働かせるために、いくつかのルーティーンはある。ボールを何球か持って選ぶ、どちらのボールボーイからボールを受け取るか選ぶ、とかそういう事。落ち着くのに役立つのはむしろルーティーンなんだ。それに関して奇妙なのは、そのルーティーンをしないでおこうとすると、即座に良くない結果に現われるということだ。サーブを落としたり数ゲームを失って混乱する。

Q. どうしてルーティーンの中断がそんなに影響を与えるんだと思う?

チリッチ: 気が付くからだ。自分がミスをしたり間違った事をしたのに気づいて、突然それがはっきり分かるんだ。

Q. 誰かとセルフィーを撮れるとしたら、誰と?

チリッチ: 撮らない。

チリッチ: セルフィーは嫌い?

チリッチ: ああ(笑)。セルフィーは広まり過ぎた。セルフィーの写真は良くない。ファンからセルフィーを頼まれたら、僕は「写真を撮ろう」って言うんだ。セルフィーが嫌いってわけじゃないけど、普通の写真が好きなんだ。

Q&A with Marin Cilic - Tennis - SI.com

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男子ベスト4は「錦織くん vs ジョコビッチ」、「フェデラー vs チリッチ」の組み合わせとなり、奇しくも昨年暮れにかつての名選手をコーチに選んだ人ばかり。さらに、そのコーチの一般的なイメージで言えばいずれも見事に「かしこ vs アホの子」キャラ対決。どちらがどちらかは敢えて触れないでおきます。

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Men's Doubles - Semifinals
Bob Bryan (USA) [1] Mike Bryan (USA) [1]
defeats Scott Lipsky (USA) Rajeev Ram (USA)
6-4 4-6 6-3


Men's Doubles - Semifinals
Marcel Granollers (ESP) [11] Marc Lopez (ESP) [11]
defeats Ivan Dodig (CRO) [4] Marcelo Melo (BRA) [4]
6-4 6-4


男子ダブルス決勝は、第11シードのブライアン兄弟と第11シードのグラノジェルス&マルク・ロペス組の対戦に。

ブライアン兄弟は全米では08年以降偶数年に優勝。スペインペアは、今年の全仏に続く二回目のグランドスラム決勝進出。

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Women's Doubles - Semifinals
Ekaterina Makarova (RUS) [4] Elena Vesnina (RUS) [4]
defeats クルム伊達公子 (JPN) Barbora Zahlavova Strycova (CZE)
7-5 6-3


クルム伊達&ザーラロワ-ストリコワ組はマカロワ&ベスニナ組にストレートで敗退。

マカロワ&ベスニナ組は今年の全豪に続くグランドスラム決勝進出。

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Women's Doubles - Semifinals
Martina Hingis (SUI) Flavia Pennetta (ITA)
defeats Cara Black (ZIM) [3] Sania Mirza (IND) [3]
6-2 6-4


ヒンギス&ペネッタ組は、第3シードのブラック&ミルザ組にストレートで勝利。

ヒンギスは、アンナ・クルニコワとのペアで優勝した02年全豪以来のグランドスラム決勝進出。全米ダブルスの優勝は98年の一度だけ。

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Junior Boys' Doubles - Quarterfinals
Omar Jasika (AUS) [6] 中川直樹 (JPN) [6]
defeats Orlando Luz (BRA) [2] Marcelo Zormann (BRA) [2]
6-3 1-6 [10-8]


ジュニア男子ダブルスで、中川&ヤシカ組が第2シードのブラジルペアを下しベスト4進出。

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Wheelchair Men's Singles - Quarterfinals
国枝慎吾 [1] defeats Michael Jeremiasz (FRA)
6-1 6-1


Wheelchair Women's Singles - Quarterfinals
上地結衣 [1] defeats Sharon Walraven (NED)
6-1 6-3


車いすがスタート。共に第1シードの国枝、上地両選手はストレートで準決勝進出。

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