Saturday, 6 July 2013

ウィンブルドン2013 DAY11でひとりごと

DAY 11 FRIDAY 5 JULY (DAY11の全ての結果はこちらで)

DAY11のハイライト。



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GENTLEMEN'S SINGLES - SEMI-FINALS
Novak Djokovic (SRB) [1] def. Juan Martin Del Potro (ARG) [8]
7-5 4-6 7-6(2) 6-7(6) 6-3


第1シードのジョコビッチが第8シードのデルポトロをウィンブルドン男子シングルスで史上最長の4時間43分のフルセットで下し、ウィンブルドンでは2年ぶり2回目の決勝進出。



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ジョコビッチの試合後の記者会見より。

「僕は数週間前、(全仏で)長い試合を落とした。全部の試合を勝つ事はできない」
「でも、第5セットに入れば、グランドスラムの後半でトッププレーヤーと対戦する時は特に、体の強さとメンタルをタフに保つ能力が試合の勝者を決めると知っている」
「第4セットで試合を終えられなくてがっかりした。でも、彼とロングラリーになれば僕の方によりチャンスがあると知っていた。試合が進むにつれ自分の体調が良い感じで、長くなっても行ける気がした。だから、それが僕にメンタル面でのアドバンテージを与えた。最後は何とか打ち勝った」

(長い試合の後の体力の回復について)「この状況は初めてじゃない。実際、2012年全豪の状況の方が悪かった」
「何度かそういう事があった。きちんと回復して、決勝で勝ってタイトルを獲ることができた。新鮮な感じになって、あと6時間プレーすることができたような機会がね。用意はできているし、楽しみにしている」

Tennis - ATP World Tour - Djokovic Major Epics A Recurring Theme

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デルポトロの試合後の記者会見より。

「(優勝した09年全米と比べて今日の方が)いいプレーをしたと思うけど、サーフェスが違うし、相手も違った」
「ノールは芝の上をクレーやハードのように走る。一つのポイントで僕はたくさんウィナーを打ったけど、ボールはいつも返ってきた。彼は勝利にふさわしいと思う」
「試合中、自分が落ちていた時観客を見た。彼らは僕のために手を叩いていて、それが僕を助けたのは確かだ」
「彼らは僕がNo.8で相手がNo.1だということは気にしていなかった。試合を楽しんでいた。彼らはテニスが好きなんだ。彼らが自分をずっとファイターでいさせてくれた。信じられないくらい素晴らしかった」
「彼らは僕の奮闘を見てくれたと思う。ウィンブルドンのセンターコートに立って、ここで初めての準決勝を世界No.1を相手にプレーすることは簡単じゃない。大きなプレッシャーがあった。でも、彼らはベストの選手が戦うのを見るのが好きなんだと思う。そして、試合が接戦になった時、観客はいつも五分に分かれる。状況によるけど。でも、僕は大きな大きな努力をした。今はもちろん悲しい。でも数日したらどんなに大きな試合だったか分かるだろう」

(ジョコビッチの動きについて)「それが彼が世界No.1である理由の一つ」
「彼はどのサーフェスでもとてもいいプレーができる。次回僕はもっとフォアをハードに打たないと」

Tennis - ATP World Tour - Del Potro: 'I Played Better' Than '09 US Open Final

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CropperCapture[175]この試合を改めて思い出して頭に浮かんでくるのは、デルポトロの度肝を抜くフォアハンドウィナーの数々はもちろん、第2セットを取ってお客を煽るデルポトロ寝転ぶデルポトロ疲れては腰掛けるデルポトロ、第4セットのタイブレーク6-4で迎えたジョコビッチの最初のマッチポイント、素晴らしいラリーの末ジョコビッチのロブを「アウトになーれー」と言わんばかりにラケットを宙で振るデルポトロ……デルポデルポデルポのことばかり。本気で勝ちたがっている時のデルポトロは最高です。よくやったぞデルポ!だから泣かないで!!

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GENTLEMEN'S SINGLES - SEMI-FINALS
Andy Murray (GBR) [2] def. Jerzy Janowicz (POL) [24]
6-7(2) 6-4 6-4 6-3

第24シードのヤノヴィッツが第1セットを奪うも、第2シードのマレーが3セット連取。母国ウィンブルドンで2年連続の決勝進出。



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マレーの試合後の記者会見より。

「もちろんうれしい」
「今日は厳しい試合だった。ここまでのどの試合とも違っていた。彼はとても才能があって予測が全くつかない。ビッグサーブで僕にリズムをほとんど与えない。勝ててうれしい」

(ジョコビッチとの決勝について)「厳しい試合になるだろう」
「彼とデルポトロは素晴らしい試合をした。彼らのプレーのうちいくつかは素晴らしいラリーだった。ノバクはとてもいいプレーをしている。僕たちは芝では、昨年のオリンピックの一度しかプレーしたことがない。日曜はその事を頭に入れておくだろう」

(昨年の決勝進出と比べて)「去年とは随分違う」
「今年は少し違っている。期待が大きい。大会の序盤から決勝に出ることを期待されていた。去年は感情を抑え切れなかった。今日勝てて、また決勝でプレーすることができてうれしいし」

Tennis - ATP World Tour - Murray One Win From Wimbledon Glory

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また、「(最後のイギリス人ウィンブルドン優勝者)フレッド・ペリーが今生きていたら、あなたに何と声をかけると思う?」との質問にマレーは、

「何で僕のとこの服着てないの?」

2013 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Quotes of the Second Friday

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ヤノヴィッツの試合後の記者会見より。

(今大会を一言で表すと?)「Fun (面白かった)」
「今日の試合から多くの経験を得た」
「まだ僕はかなり若い。時間はたくさんある。練習を続けて、またウィンブルドンの準決勝に来るチャンスが得られれば」

(昨年11月マスターズ・パリで倒した時と今日のマレーの状態の違いについて)「僕は同じだったと思う。僕には僕のゲームプランがあって、彼が何をしてくるか知っていたけど、自分のベストのプレーができなければ、アンディーを倒すのは簡単じゃない……今日の試合もチャンスはあったけど」

(1万5千人の観客がマレーを応援していたことについて)「ここの誰もが、アンディに今年のウィンブルドンで優勝してほしいと思っている。だからそれには備えていた」
 「僕は準優勝者に負けたような気はしない。だから彼には頑張ってほしい」

(ジョコビッチとデルポトロの試合が長引いた影響は?)「そういう事も有り得ると分かっていた。特に、準決勝でデルポトロとジョコビッチなら。彼らは世界でベストのプレーヤーだから」

(来週のランキングでキャリアハイ17位に上昇することについて)「いつかはトップ10に入りたい。一生懸命練習している」

Tennis - ATP World Tour - Janowicz Eyes Top 10 After "Fun" Fortnight

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こちらもいい試合でした。録画タイマーは第3セットの途中で切れましたが、きっといい試合だったはず。試合後半、ヤノヴィッツが打った後すぐに構えに戻れないほど目に見えて疲れているのに、それでも頑張っている姿に心打たれました。

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LADIES' DOUBLES - SEMI-FINALS
Su-Wei Hsieh (TPE) [8] / Shuai Peng (CHN) [8]
def. 青山修子 (JPN) / Chanelle Scheepers (RSA)
6-4 6-3


青山修子&シーパーズ組は第8シードのスーウェイ&シューアイ組にストレートで敗れ、今大会はベスト4で終了。



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青山&シーパーズ vs バーティー&デラクアの私的ドリームファイナルを熱望していただけに残念!でも、今回の経験は青山さんの今後のキャリアにきっと生きてくることでしょう。

ところで、青山さんはご自身のプレーについて

「ネット際で隠れるような動きをしているので、相手はそれが嫌なのでは……」

とおっしゃったとか。もしかしたら相手に「ニンジャ……本物のニンジャだわ」と思われているかもしれませんね。外国の人はとにかく忍者が大好きなので。

クルム伊達も評価、25歳青山修子の快進撃|コラム|テニス|スポーツナビ

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LADIES' DOUBLES - SEMI-FINALS
Ashleigh Barty (AUS) [12] / Casey Dellacqua (AUS) [12]
def. Anna-Lena Groenefeld (GER) [7] / Kveta Peschke (CZE) [7]
7-6(6) 6-2


第12シードのバーティー&デラクア組が第7シードのグローネフェド&ペシュケ組にストレートで勝利。ペアを組んでこれが4大会目のバーティー&デラクア組。芝の成績はこれで9勝0敗となり、準優勝した今年の全豪に続く2回目のグランドスラム決勝進出。オーストラリア人ペアのウィンブルドン決勝進出は35年ぶり。



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MIXED DOUBLES - SEMI-FINALS
Bruno Soares (BRA) [1] / Lisa Raymond (USA) [1]
def. Jean-Julien Rojer (NED) / Vera Dushevina (RUS)
6-4 6-4


MIXED DOUBLES - SEMI-FINALS
Daniel Nestor (CAN) [8] / Kristina Mladenovic (FRA) [8]
def. Nenad Zimonjic (SRB) [3] / Katarina Srebotnik (SLO) [3]
6-2 6-7(4) 11-9


ミックスダブルス決勝は第1シードのソアレス&レイモンド組と第8シードのネスター&ムラデノビッチ組との対戦に。

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BOYS' DOUBLES - QUARTER-FINALS
Thanasi Kokkinakis (AUS) / Nick Kyrgios (AUS)
def. 西岡良仁 (JPN) [5] / Jorge Brian Panta (PER) [5]
6-3 6-2


ジュニアの西岡良仁選手、ダブルスはベスト8で終了。

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WHEELCHAIR LADIES' DOUBLES
上地結衣 (JPN) / Jordanne Whiley (GBR)
def. Marjolein Buis (NED) [2] / Lucy Shuker (GBR) [2]
6-1 6-2


車いすがスタート。ワイルドカードで出場の上地結衣選手が勝って決勝進出。



4 comments:

  1. こみねさんのブログはいつも楽しく読ませていただいています。普段はケイタイからみていて、コメント残しにくくて読み逃げしているのですが、今日はPCから。
    日々の努力のたまもの、ヤノヴィッツの荒削りなんだから繊細なんだかよくわかんないプレーが新鮮ですよね。おっしゃる通り、マリーとの試合は疲労が隠せませんでしたね。ひじのテーピングがピンクから黒に代わって本気でいたいのか?って思いました。デルポしかり。毎日ドラマがあって私はこみねさんの記事みて泣いてますよ~。明日のアンディ、どうだろ~~

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    1. schatziさん、お久しぶりです。お元気ですか?
      読み逃げも大歓迎ですが、コメントありがとうございます。

      ビッグネームの早期敗退で、一時は更新を投げ出したい気分に駆られましたが、気が付けば最終日。昨日の女子決勝もバルトリの初優勝で、ボックスのお父さんに抱きついたのを見て涙してしまいました。

      男子決勝の行方が気になるところですが、ちょっと今日は眠いのでこれで失礼して、明日まとめて更新したいと思います。それではまた改めて。

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  2. ジョコビッチ対デルポトロ戦、私もデルポが愛おしくて仕方なかったです。デルポに勝たせてあげたかったー。
    デルポの観客に対するコメントにもジーンとしてしまいました。ええ子や・・・。

    あと、アンディのフレッド・ペリーが生きてたらなんて声かけた?に対するコメントが最高ですねw そういう、アンディ好きだわー。

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    1. 私は今までデルポについて「大きくて強いなんてずるい」くらいしか思っておらず、これほどプレーに感情移入したことはありませんでした。今回の彼の珍しい(失礼)奮闘については、インディアンウェルズでアルゼンチン人の新しい法王様に優勝を捧げ損なったので、「そうだ、それならウィンブルドンで優勝しよう」と考えての結果だったのではないかと個人的に思っています。手首に古傷を抱えていて常に全力投球できる状態ではなさそうですが、是非また今回のような素晴らしいプレーを見せてほしいですね。

      アンディーはどうなるんでしょうか。残念ながら眠気が限界なので、今日はこれにて失礼します。

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