2日、メルボルン・パークにて2013年の全豪オープン・キックオフイベントが開かれました。
先月ATPプレーヤー・カウンシルが早期敗退者への賞金増額を求め、場合によっては出場ボイコットの可能性も示唆していたことから、特に注目が集まったのは賞金額。テニス・オーストラリアCEOのスティーブ・ウッズ氏が発表したところによると、来年の賞金総額は3千万豪ドル(約24億円)。今年に比べ400万ドル(約3億2千万円)増となり、これは1回の上げ幅としては史上最高額だとか。また大会トーナメント・ディレクターのクレイグ・タイリー氏が語ったところでは、いくつかのラウンドで3~6割の賞金アップとなる見込み、との事。
その他、男子決勝のプレゼンテーターをアンドレ・アガシが務めることやショーコート2、3へのホークアイ導入も明らかに。
Australian Open 2013 offers biggest ever prize money – News - Tennis Australia
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そんな全豪ですが、男女の優勝カップは現在ケン・ローズウォール氏と共に東京滞在中。今日は有明で展示していたそうなので、会場でご覧になった方もいらっしゃるのでは?昨年は豪、中国のみだったトロフィーツアーが今年は日本まで拡大して行われたわけですが、これはつまり「日本の皆さん、全豪を見に来て下さいね」ということです。
カップは東京タワーや浅草にも行ってきた模様。というか、テニス・オーストラリアのスタッフが観光
したかっただけなんじゃなかろうか。
Photos: AO trophy tour hits Tokyo – Photos - Tennis Australia (画像はこちらで)
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ところで、全豪の優勝カップには実は名前があることをご存知ですか?男子のカップは「ノーマン・ブルックス・チャレンジ・カップ(the Norman Brookes Challenge Cup)」、女子のカップは「ダフネ・アクハースト・メモリアル・カップ(the Daphne Akhurst Memorial Cup)」と、それぞれ豪往年の名選手にちなんで名づけられたもの。
今年の全豪は、地元女子No.1のストーサーが昨年の全米でグランドスラム・タイトルを獲得して最初のグランドスラムだったこともあり、
「今年はダフネがオーストラリアに留まるかもしれない……」
なんてテニス・オーストラリアが張り切って作ったらしいプロモーションビデオが会場の大画面に何度も流れていましたっけ。ところが、肝心のウィナー候補者はまさかの初戦敗退。その後試合の合間にビデオが流れる度、場内に何とも言えない気まずさが漂っていたような気がしたのは忘れられない思い出です。
Inflatable Kangaroo 50cm
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