DAY 11: Friday, 6 July (DAY11の全ての結果はこちらで)
動画ハイライトはこちら。
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GENTLEMEN'S SINGLES - SEMI-FINALS
Roger Federer (SUI)[3] def. Novak Djokovic (SRB)[1]
6-3 3-6 6-4 6-3
第3シードのロジャー・フェデラーが第1シードのノバク・ジョコビッチに昨年全仏SF以来の勝利。ウィンブルドン8回目の決勝進出。
第1セット。
第2セットはジョコビッチ。
第3セット。
マッチポイント。
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既に2位に戻ることは決まっているフェデラー。ウィンブルドンで7回目の優勝を果たせばピート・サンプラスの記録に並び、ランキングも1位に返り咲き。
「彼(サンプラス)が僕にとってヒーローであり、彼がテニスで成し遂げたことを僕がどれだけ敬服していか誰もが知っている」
「彼はウィンブルドンの決勝で負けたことはなかったと思う。7戦7勝で、それは信じられないものだ。居並ぶビッグサーバー相手に戦っていた時代のことを考えれば特に。だから、ピートに並ぶチャンスがあることをとても誇りに思う。でも、今のところは当然休んで次の試合に備えること」
Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 Friday - Federer Aims To Regain World No. 1
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敗れたジョコビッチ。
「もし彼が勝って1位になったら、それはふさわしいだろう」
「今年彼は素晴らしいプレーをしている。ずっと堅実だ。もし彼が勝てば勝つ。その事で僕にできることは何もない。ベストの選手がこの大会を勝つ。僕は負けた」
「ここ数年彼はグランドスラム優勝がなかったが、決勝には何回か残ったし、準決勝には常にいた。いつも接戦だ」
「これがテニス。彼が支配していたところへ、素晴らしいライバル関係を作ったナダルが現れた。それから僕、マレー、彼を倒せると信じ始めた若いプレーヤーが何人か出てきた。それがこの時代の男子テニスをとても面白くしていると思う」
Tennis - ATP World Tour - Wimbledon 2012 Friday - Novak Says Federer's Return To No. 1 Would be 'Well Deserved'
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GENTLEMEN'S SINGLES - SEMI-FINALS
Andy Murray (GBR)[4] def. Jo-Wilfried Tsonga (FRA)[5]
6-3 6-4 3-6 7-5
第4シードのアンディ・マレーが第5シードのジョー・ウィルフリード・ツォンガを下し、イギリス人として1938年のバニー・オースティン以来74年ぶりのウィンブルドン決勝進出。優勝すれば1936年のフレッド・ペリー以来。グランドスラム決勝進出は4回目で昨年の全豪以来。
第1セット、マレーはツォンガ最初のサービスゲームをブレーク。
第3セット5-3、ツォンガのサービング・フォー・ザ・セットは15-15。マレーの打ったフォアがツォンガの当たると痛い場所を直撃。
試合後のインタビューで同じような経験をしたことは?との質問に、ツォンガは「ない。いつかお返しする」。
第4セット第6ゲームから、ツォンガのダイビングボレー。
マッチポイント。誰もが決まったと思ったマレーの鋭いフォアのクロスで、コールはアウト。ホークアイの結果をしばし待つはめに。
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マレーの試合後のインタビューより。
(待ち受けているチャレンジについて)「大きなチャレンジだ。その試合に自分が勝つとは多分思われていない。でも、もしいいプレーができれば勝つ力はある」
「でも、もし彼のここでの過去10年そこらの記録を見れば、信じられないものだ。だから、もし誰か他の人と対戦するんだったら、僕が感じるプレッシャーは違ったものになっただろう」
「でも、日曜日に僕が感じるプレッシャーはそれに比べたら少ないだろう。相手が彼だから」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Andy Murray - semi-final
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ツォンガの試合後のインタビューより。
(今日の試合から学んだことは?)「分からない。今日起きたことを話すには早すぎるかも。でもとにかく、僕にとってはいい時間だった。負けたとしても、僕がしたことを誇りに思う。ミスをいくつかしても、いつも良いプレーができていなかったとしても、僕は戦った」
「この試合が終わって僕は言う。『Ok、僕は負けた。でもベストを尽くした。多分次は』。またチャンスがあったら今度は乗り越えるかも」
「だから、僕にとってはとにかくポジティブ。準決勝だから。戦い続け、プレーの質を上げ、こういう試合を勝とうとするエネルギーになる」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Jo-Wilfried Tsonga - semi-final
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フェデラーとマレーの過去の対戦成績はマレーの8勝7敗。但し、グランドスラムに限れば08年全米、10年全豪のいずれも決勝での対戦でフェデラーが2勝。
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LADIES' DOUBLES - SEMI-FINALS
Serena Williams (USA) / Venus Williams(USA)
def. Liezel Huber (USA)[1] / Lisa Raymond(USA)[1]
2-6 6-1 6-2
ウィリアムズ姉妹が1セットダウンからの逆転勝ちで第1シードのリーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組を下し、ウィンブルドンでは決勝進出。ハイライトはこちら。
セリーナは土曜、シングルス、ダブルス両方の決勝を戦うことに。ちなみに過去ウィリアムズ姉妹がダブルスで優勝した年(00、02、08、09年)は、姉妹のどちらかがシングルスでも優勝しているとか。
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LADIES' DOUBLES - SEMI-FINALS
Andrea Hlavackova (CZE)[6] / Lucie Hradecka(CZE)[6]
def. Flavia Pennetta (ITA) / Francesca Schiavone(ITA)
2-6 6-3 6-4
アンドレア・フラバーチコワ&ルーシー・ハラデツカのチェコペアがフラビア・ペネッタ&フランチェスカ・スキアボーネのイタリアペアを下して、ウィンブルドン初の決勝進出。
お互いキープで迎えた第3セット第4ゲーム。フラバーチコワのサービスゲームでデュース10回の攻防を凌いでキープしたのが大きかった。
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GENTLEMEN'S DOUBLES - SEMI-FINALS
Jonathan Marray (GBR) / Frederik Nielsen(DEN)
def. Bob Bryan (USA)[2] / Mike Bryan(USA)[2]
6-4 7-6(9) 6-7(4) 7-6(5)
ワイルドカードで出場のジョナサン・マレー&フレデリック・ニールセンが第2シードのブライアン兄弟を下し、二人ともキャリア初のツアー決勝進出。マレーはイギリス人として52年ぶりのウィンブルドン・ダブルス・ファイナリストに。ハイライトはこちら。
第4セットのタイブレークは、マレー&ニールセン組が一気に5-0とリード。完全にイギリス人(&デンマーク人)久々の決勝進出の流れと思われたものの、ブライアン兄弟は5-5のイーブンに。「あー、さすがはグランドスラム優勝11回。これはフルセットになる!」と観念しかかった時、ニールセンのフォアのリターンがダウン・ザ・ラインにウィナー!いやこれは痺れた。
それにしても、英国内ダブルスランクでデ杯代表のロス・ハッチンス&コリン・フレミング、ダブルス・スペシャリストのマレー(Murray)兄弟の兄ジェイミー・、滅多にダブルスに出ないその弟アンディに次いで5番手の31歳、ジョナサン・マレー(Marray)がこの快挙とは!もう「偽マレー」とは呼べません。並行して女子のトッププレーヤーとの恋愛でも進行していれば、ほとんど映画「ウィンブルドン」の世界なのに。
そして彼のパートナーであるフレデリック・ニールセン。彼のお祖父さんはデンマーク人で唯一ウィンブルドンで決勝に出た選手(1953、55年準優勝)で、昨年6月に亡くなったカート・ニールセン(何回も同じ事を書いてますが、彼について触れる機会が次いつ来るか分からないので)。今年のホップマン・カップにキャロライン・ウォズニアッキとのペアで出場し、それまでのプロ生活10年で稼いだ賞金総額の15%に当たる出場料を獲得。続く全豪では予選を初めて突破し、ダブルスとともにグランドスラム本戦初出場(いずれも初戦敗退)。しかしその後故障で2ヶ月休み、台湾のフューチャーズで復帰するもユキ・バンブリ、守屋宏紀選手に敗れ2週続けて初戦敗退した時期を経て、ウォズニアッキのヒッティングパートナーとして来ていたウィンブルドンでダブルスのワイルドカードを貰い今決勝進出、とまさに激動の半年。
ウィンブルドンには子供の頃お祖父さんに連れられてよく訪れたそうで、最大の夢はセンターコートでプレーすることだったものの、28歳という年齢からほとんど諦めかけていたとか。デンマーク男子でシングルスでトップ1000に入っているのは彼一人。ダブルスでもランクがあるのは彼一人と、同国の男子テニスをほぼ一人で支えてきたと言っても過言ではないフレデリック・ニールセンがついにセンターコートに立つ時が!ちなみに、ニールセンのランクは現在シングルス305位、ダブルス111位。
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GENTLEMEN'S DOUBLES - SEMI-FINALS
Robert Lindstedt (SWE)[5] / Horia Tecau(ROU)[5]
def. Jurgen Melzer (AUT)[10] / Philipp Petzschner(GER)[10]
6-4 6-7(10) 6-4 6-3
第5シードのロベルト・リンドステッド&ホリア・テカウ組は、今大会初めてセットを落したものの第10シードのユルゲン・メルツァー&フィリップ・ペッツシュナー組を下し、ウィンブルドンでは3年連続の決勝進出。リンドステッド&テカウ組は一昨年、昨年と2年連続準優勝。
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MIXED DOUBLES - QUARTER-FINALS
Bob Bryan (USA)[1] / Liezel Huber(USA)[1]
def. Daniel Nestor (CAN)[8] / Julia Goerges(GER)[8]
7-5 6-1
ダブルスでは敗れたボブ・ブライアンとフーバーが、ミックスダブルス準決勝へ。
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MIXED DOUBLES - QUARTER-FINALS
Nenad Zimonjic (SRB)[3] / Katarina Srebotnik(SLO)[3]
def. Colin Fleming (GBR) / Su-Wei Hsieh(TPE)
7-6(3) 6-3
シェ・スーウェイとのペアでミックスダブルスで勝ち残っていたコリン・フレミングは準々決勝でネナド・ジモンジッチ&カタリナ・スレボトニク組に敗れ、イギリス人3人目の決勝進出ならず。
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MIXED DOUBLES - QUARTER-FINALS
Leander Paes (IND)[4] / Elena Vesnina(RUS)[4]
def. Paul Hanley (AUS) / Alla Kudryavtseva(RUS)
6-2 6-2
五輪選考で揉めまくったリアンダー・パエスは、ロシア人のエレナ・ベスニナとのペアでミックスダブルス準決勝進出。
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BOYS' DOUBLES - QUARTER-FINALS
Andrew Harris (AUS)[4] / Nick Kyrgios(AUS)[4]
def. Luke Bambridge (GBR) / 内田海智(JPN)
7-6(7) 7-5
内田海智選手のダブルスはベスト8で終了。
Andy Murray Tennis Pro Sports Print Poster
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