DAY 10: Thursday, 5 July (DAY10の全ての結果はこちらで)
動画ハイライトはこちら。
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LADIES' SINGLES - SEMI-FINALS
Agnieszka Radwanska (POL)[3] def. Angelique Kerber (GER)[8]
6-3 6-4
仲良し対決は、大会前は女子トップ15の中でただ一人グランドスラム準決勝進出がなかった第3シードのアニエスカ・ラドワンスカが、第8シードのアンゲリク・ケルバーをストレートで下してキャリア初のグランドスラム決勝進出。
マッチポイントの模様。
ウィンブルドンでは05年、ジュニアで優勝したことがあるラドワンスカ(準優勝はタミラ・パシェク)。今回グランドスラム・ベスト4の時点で、ポーランド人としてオープン化以降初の快挙。
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リシキ相手には強打で押しまくっていたケルバーが、ラドワンスカ相手では軽くいなされてしまうという組み合わせの妙。あと、ラドワンスカのワンピースの裾のヒラヒラが、とても彼女に似合っていると思いました。
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LADIES' SINGLES - SEMI-FINALS
Serena Williams (USA)[6] def. Victoria Azarenka (BLR)[2]
6-3 7-6(6)
この日エース24本を決めた第6シードのセリーナ・ウィリアムズ。第2シードのヴィクトリア・アザレンカを下しウィンブルドンでは2年ぶり7回目、グランドスラムでは18回目の決勝進出。
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セリーナの試合後の記者会見より。
(マッチポイントより満足感を覚えるものは何?すごいパッシングショット?エース?何が一番楽しくてその理由は?)「私にとっては多分エース。一番当てにできて、Ok、イエス!って感じで、ただエースを打つだけで何も考えなくていい、何もしなくていい。怠け者のショットって感じ(笑)」
(14個目のグランドスラムタイトルはあなたにとってどういう意味を持つ?特にここでは5つ目で、ヴィーナスの記録に並ぶが)「クールでしょうね。本当にクール。言うまでもなく私が欲しいもの」
「(5回優勝の)全豪にも並ぶ。本当にクールだわ。本当に本当に優勝したい。本当に獲りたい。ベストを尽くすわ」
(決勝で最大のチャレンジは?パワーで勝る点を生かす?)「もし私がパワーで勝とうとしたらエラーの量産に繋がると思うし、その事は分からない」
「私にとって最大のチャレンジは、アニエスカは本当に全てにおいて上手いこと。信じられない手を持っている。全部のボールに追いつく。もう全部」
「厳しくなる。全然簡単じゃない。彼女は私よりランクが上。だから、本当にいい試合になると思う」
(怪我や健康上の問題を乗り越えて決勝の場に戻ることについて)「ただプレーできて幸せ。コートにいられて幸せ。ここが自分のいる場所だと感じる。っていうのは、恋愛には多分向いていない。多分他の何にも。でも、私の場所は間違いなくこのテニスコートだということは分かる」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Serena Williams - semi-final
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セリーナも自分のウィンブルドンでの成績クイズに挑戦。通算記録について「全然分かんない。60勝12敗?」といかにも適当に答えると、正解は60勝8敗で大喜び。02年に初優勝した時の全ての対戦相手は「決勝はヴィーナス。準決勝はモー……モーレスモ?それから、ジェニファー・カプリアティ?ノー?エナン?ノー?……私、過去に生きてないから」。
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アザレンカの試合後の記者会見。最初の質問で「あなたにとってはひどい一日だったね。朝の練習コートでは服を着替えさせられて、準決勝では負けて、最後までコートに立っていた選手で、(ミックス)ダブルスでも負けて。今日は最悪だったね」と切りだされて、
「その話を持ち出して、私を困らせてくれてありがとう。うれしいわ」
「でも、今日は実際たくさんのポジティブな事もあった。私は素晴らしいパフォーマンスだったと思う。ちょっと運がなかったけど、ここから学んで前に進むだけ」
「というのは、今日はコートを去る時後悔はなかった。それが大切」
(セリーナのサーブが良かったのは明らかだが、受けてみてどう?何が違う?)「彼女のサーブは200Km/h。それだけでも難しい。ツアーでこんなサーブを打つ人は他にいない。いい所に打つし。今日どれだけラインに乗ったか分からない」
「でも、自分がどれだけ不運だったか嘆いても意味が無い。だって、彼女のプレーは素晴らしかった。彼女をただ認めなければならない。彼女は彼女の仕事をしたんだから」
「私はただできるだけボールをたくさん返そうとしたけど、今日は十分じゃなかった」
(第2セットではブレークもあった。第3セットに入っていたらひっくり返せたと思う?)「言うだけならできる。何が起こったかは分からない。その話は意味がない。起こらなかったんだから、話す意味はない」
(シーズン当初は素晴らしかった。そのつけが回ってきたと感じる?それともまだ大会毎に考えている?)「私は一度に考えるのは一つの大会、一試合、一日のこと」
「年の初めから私が基準を上げてしまって、私がちょっと早く負けたら他の人にとっては十分な結果じゃないと思う」
「でも、自分ではいい大会だったと思う。もっと良くできたかもしれない。そう、できたかもしれないのは確かだけど、でも結果はそうじゃない」
「私はもう次の大会、次の目標のことを考えている。それだけ」
2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Victoria Azarenka - semi-final
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ラドワンスカは決勝で負けても2位浮上、勝てば初のNo.1に。セリーナが勝てばアザレンカがNo.1に復帰。セリーナとラドワンスカの過去の対戦成績は、セリーナの2勝(いずれも08年)。
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LADIES' DOUBLES - QUARTER-FINALS
Serena Williams (USA) / Venus Williams(USA)
def. Raquel Kops-Jones (USA)[10] / Abigail Spears(USA)[10]
6-1 6-1
セリーナは姉ヴィーナスと組んだダブルスでも、同国アメリカのラクウェル・コップス-ジョーンズ&アビゲイル・スピアーズを下し準決勝進出。次の相手は第1シードでやはり同国のリーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組。
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GENTLEMEN'S DOUBLES - QUARTER-FINALS
Bob Bryan (USA)[2] / Mike Bryan(USA)[2]
def. Scott Lipsky (USA) / Rajeev Ram(USA)
5-7 6-3 5-7 6-4 6-4
この試合からのスーパープレー。
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LADIES' DOUBLES - QUARTER-FINALS
Flavia Pennetta (ITA) / Francesca Schiavone(ITA)
def. Nuria Llagostera Vives (ESP)[9] / Maria Jose Martinez Sanchez(ESP)[9]
6-2 6-7(0) 6-4
LADIES' DOUBLES - QUARTER-FINALS
Andrea Hlavackova (CZE)[6] / Lucie Hradecka(CZE)[6]
def. Sara Errani (ITA)[2] / Roberta Vinci(ITA)[2]
6-3 6-4
準決勝で対戦することになったフラビア・ペネッタ&フランチェスカ・スキアボーネのイタリアペアと、アンドレア・フラバーチコワ&ルーシー・ハラデツカのチェコペア。
見える。試合が佳境に入る頃、フラバーチコワのフォロースルーがどんどん直角に折れ曲がり、ペネッタはハラデツカの頭上に「おら、打ってこいや」と言わんばかりのロブを上げ、ハラデツカはこれを散々逡巡した挙句見送り、スキアボーネが「あーひっ!」とポーチに出る姿が!
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BOYS' DOUBLES - 2ND ROUND
Luke Bambridge (GBR) / 内田海智(JPN)
def. MacKenzie McDonald (USA)[8] / Spencer Papa(USA)[8]
6-3 6-4
BOYS' DOUBLES - 1ST ROUND
Jay Andrijic (AUS) / 西岡良仁(JPN)
def. Max De Vroome (NED) / Frederico Ferre Silva(POR)
6-4 5-7 1-0(5)
BOYS' DOUBLES - 2ND ROUND
Juan Ignacio Galarza (ARG)[6] / Mateo Nicolas Martinez(ARG)[6]
def. Jay Andrijic (AUS) / 西岡良仁(JPN)
6-4 6-2
ジュニア男子ダブルス。内田海智選手は3R進出。西岡良仁選手は2R敗退。
Photographic Prints of Tennis - Wimbledon 2004 - Third Round - Serena Williams v Magui Serna from PA Photos
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