8番に戻って、ダニエル太郎くんの試合。
これが噂のダニエル太郎くんか。手足が細長い。
太郎くんは今回がグランドスラム予選デビュー。私も初めて彼の試合を見るのを楽しみにしつつ、同時に心配していた事が一つあった。11月の有明ドリームテニスで彼のプレーを見た限り、スペインでダビド・フェレールやサラ・エラーニと同じアカデミーで練習しているだけあって、プレースタイルはまさしくクレーコーターのそれ。そして、私はクレーコーターの弾道を見ていると眠くなるのだ。太郎くんの試合を見ながら寝てしまったらどうしよう。
しかし、それは杞憂に終わった。竜馬選手まさかの初戦敗退のショックに打ちのめされていたこの時の私には、何球ラリーが続こうがお構いなしのスピンのかかった太郎くんのショットは、この上なく有難いものに感じられたのだ。ああ、コートの中にボールが入るって素晴らしいですね!!クレーコーター万歳!!
対戦相手のアンリ・ラクソネン(236位)。スイス勢の二枚目率は高いが、この日は太郎くんに押されがち。
太郎くんは躍動感溢れるプレーでラクソネンを圧倒。怖いもの知らずだ。若い選手はこうでないと。
21歳の誕生日を今月末に控えた太郎くんはストレートで勝ち、初めての挑戦で見事初戦を突破した。おめでとう!
帰り際、集まったちびっこファンにサインをしてあげる太郎くん。
Men's Qualifying Singles - Round 1
ダニエル太郎 def. Henri Laaksonen (SUI)
6-2 6-4
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