Thursday, 2 January 2014

オークランド&ブリスベン2014 DAY4 TV観戦記

元日に行われた試合の感想等。

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ASB Classic Auckland
Women’s Singles – 2nd Round
奈良くるみ def. 森田あゆみ
6-0 6-1


30日だった奈良選手のお誕生日祝いを兼ねて、大晦日に一緒に食事をしたという二人がオークランド2回戦で直接対決となりましたが、このスコアは一体?とにかく、くるみちゃんはベスト8進出おめでとう!

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ASB Classic Auckland
Women’s Singles – 2nd Round
石津幸恵 def. Julia Goerges (GER)
6-2 3-6 7-5


ファイナルセット4-4の30オールで、ゲルゲスがトレーナーを呼んだのはちょっとびっくりしましたが、予選から勝ち上がった石津選手がフルセットで勝利。1Rのツアー本戦初勝利に続いてベスト8入りの快進撃。

日本勢二人が準々決勝進出とは、新年早々いい知らせ!

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Brisbane International
Men’s Singles – 2nd Round
錦織圭 def. Matthew Ebden (AUS)
6-2 6-4


ブリスベン第2シードとして登場の錦織くんは、1RはBYEで初戦となった2Rで地元オーストラリアのマシュー・エブデンと対戦。全く危なげのない内容で準々決勝進出。

新たに89年全仏チャンピオンのマイケル・チャンをコーチに迎え、オフは相当厳しいトレーニングを積んだらしくよく日焼けした錦織くん。自由自在のショットで、エブデンに一度もブレークポイントを与えない完勝でした。私事ですが、正月早々雑煮のお餅をうっかり煮すぎてドロドロにする大失敗をして縁起でもないと落ち込んでいたのですが、錦織くんの勝利ですっかり気分が晴れました。ああ幸せ。

一方、昨年末のチャレンジャーでは伊藤、添田、杉田の三選手を決勝で下し優勝したことで、すっかり日本勢のヒール役としての地位を確立した感のあるエブデン。チャレンジャーと言えば、日本のサイン会での長蛇の列には驚きました。10月のメルボルンCHは観客が少なくて、ただでさえ少ないお客が実はボールキッズを迎えにきたお母さんだったりで、「関係者じゃない純粋な客ってもしかして自分だけ?」と不安を覚えるほど。エブデンも優勝スピーチで「もっとお客さんが来てくれると嬉しい」とコメントしていただけに、思いがけない日本でのスター扱いに気を良くしたのでは?

しかし、錦織くん相手となるとさすがに勝手が違うのか、この日は試合開始直後からミスをしては度々陣営を見やる目がせつない。エブデンはかしこなので、実力の差を何となく察してしまうのかな?あまり頭が良過ぎるのも考え物ですね。マトセビッチとともにシドニー本戦のワイルドカードが出たそうなので、そちらで頑張ってほしい!

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P1070909この試合前、オーストラリアの中継では錦織くんの一問一答インタビューがありました。以下はそのやりとり。

Q. ツアーで最も面白い選手は?
「ノバク(・ジョコビッチ)。コートの中でも外でも面白くて、それでいてナイスガイ」

Q. テニスプレーヤーになっていなかったら?
「スポーツが好き。テニスと平行してサッカーもしていたから、サッカー選手」

Q. 初めて優勝したのは?
「16か17の時フューチャーズで初めて優勝した。プロになるにあたって大きな一歩だった。とても嬉しかった」

Q. 最も気まずかった経験は?
「試合会場にシューズを持ってくるのを忘れて、ホテルに取りに戻った」

Q. 最も苦手なものは?
「ゴキブリが嫌い」

Q. 最もタフな相手は?
「トッププレーヤーと当たる時はいつも大変だけど、クレーのナダル」

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Brisbane International
Men’s Singles – 2nd Round
Marinko Matosevic (AUS) def. Sam Querrey (AUS)
5-7 7-6(3) 6-4


1Rで国内10連敗を止めたマトセビッチは、2Rでもクエリーにフルセット勝ち。

P1070912ファイナルセットの1ブレークアップを守れなかった時はハラハラしましたが、よく勝った。前日の記事のコメント欄でも触れましたが、試合後マリンコは再三胸元で指で「L」の字を作る仕草。インタビューで「どういう意味?」と聞かれるも、「それは僕の中だけにしまっておく」とだけ答え、最後のカメラのサインにも「L」とだけ書いてコートを去りました。

やっぱり、それはあれでしょ。「L」は「LOVE」の「L」。「L」は「LIP」の「L」。L!L!L!L!

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Brisbane International
Men’s Singles – 2nd Round
Marin Cilic (CRO) def. Grigor Dimitrov (BRG)
7-5 7-5


錦織くん同様、最近の男子テニス界で一大ムーブメントとなっているレジェンド・コーチを迎えたマリン・チリッチ。彼が選んだのは同国クロアチアの01年ウィンブルドン・チャンピオン、ゴラン・イワニセビッチ。このニュースに接した際、我が家では

「イワニセビッチがチリッチに一体何をコーチするっていうんかな?」
「『ただボールを叩け』とか、どうせそんな感じちゃうの?」
「ワハハ」

という会話があったのですが、チリッチが試合後に語ったところによると、イワニセビッチのサーブのアドバイスは

「ボールを宙に上げて打て」

だったとか。ガガーン!

Marin Cilic wipes slate clean in his second tournament back from four-month doping ban _ Herald Sun


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