去る5月4日、大会出場のため訪れたスペイン・マドリッドで息子のヒッティング・パートナーに頭突き、鼻を骨折させる等の怪我を負わせた疑いが持たれているバーナード・トミッチの父イヴィカ(通名ジョン)被告が21日、マドリッドの裁判所に出廷。泣きながら無罪を主張したとか。
この日は息子のバーナードも証言台に。検察官の「警察が到着した時、『自分の父親がトーマス・ドルエを攻撃した』とあなたが言ったのは事実ですか?」との質問に対し
「いいえ、そんな事は言っていません。問題が起きたと言って、それだけです。実際、警察官の英語はとても酷かったので」
「僕が(ホテルに)チェックインしていると、突然顔に血を付けた父がやって来て『彼にやられた』と言いました」
バーナードが外に出ると、意識不明の状態で横たわるドルエさんと彼を取り囲む人を見た、との事。
豪ヘラルドサン紙の記事によると、事件発生直後の重要な場面と父親が彼に語った内容について何度も同じ質問をされる間、バーナードはナーバスに見えたとも。彼の答えは変わらず事件については何も知らない事、事件後は父親が「非常にストレスを受けていた」ため、何が起きたかは尋ねていないと証言。父親がドルエさんを攻撃したのが自分だと認めた事は一度でもあったかどうかとの質問には、「ありません」。
イヴィカ被告は証言台で、事件の瞬間の二人の行動を再現。
「彼(ドルエさん)は私に掴みかかり、引きずり回しました。そして、彼は私を殴ろうとして倒れました。どのように彼が倒れたかは分かりません」
「何人か人がいて、私は『彼が私を殴った』と言いました。彼は倒れて、どのようにそうなったか私には分かりません。その後ホテルの受付に戻るとバーナードを見つけ、息子に『彼(ドルエさん)は私を殴って、どういう訳か転んだ』と話しました」
警察にドルエさんを攻撃したのは自分だと認めたのは事実か?との質問になると、イヴィカ被告は声を上げて泣き出し、涙を拭きながら事実ではないと答えた、との事。
「私は自分が彼に暴力をふるったとは決して言っていません。警察は通訳を電話を通して置きました。彼らの英語は全員酷いものでした。私は彼に暴力をふるっていないし、彼に暴力をふるったとも言っていません」
現場に居合わせた警官は、トミッチ父子の話す英語と事件当日二人が話した内容はとても良く理解できた、と証言。
「バーナード・トミッチは、攻撃したのは彼の父親で、父親は今受付にいる、と言いました」
「私が話を聞きに父親のところへ行くと、彼は自分がやったと言いました。彼が私に話す内容は、私の英語のレベルで完璧に理解できました。彼は『自分が彼をどついた』と言い、行為を再現してみせました」
警官は自分の英語は高校レベルとしつつも話は理解できたこと、また当日のイヴィカ被告の身振り手振りでも分かったとも。
「彼の動作と合わせて、私は完璧に理解しました」
警官は、イヴィカ被告が当日やって見せたパンチをよけて頭突きをする動作についても描写。
証人として呼ばれた二人目の警官(女性)も自分の英語が上手くないことは認めつつ、イヴィカ被告がどのようにドルエさんに頭突きをしたかバーナードが話した、と証言。
被害者のドルエさんも証言台に。ホテルの外に彼を呼び出したのはイヴィカ被告で、口論の後イヴィカ被告が彼の顔に唾を吐きかけた事、一旦立ち去ろうとした後振り返り、彼に頭突きをした、と語ったとか。
また、他に医師二名も証言。判決は2、3週間のうちに降りる見込み、との事。
Father of Bernard Tomic, Ivica, in tears during court hearing into alleged assault of Thomas Drouet _ Herald Sun
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やり手の弁護士さんだなあ。でも、裁判長に信じてもらえるかなあ?
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