Monday, 24 June 2013

ウィンブルドン2013 男子優勝予想&気になる試合

ウィンブルドン開幕まであと数時間。

こちらは大会公式サイトより、最後の調整に励む選手たち。マレー、ナダル、ガスケ、イズナー、フェデラー、ヒューイット等。冒頭、手前のコート右側で練習している選手と取材に答えている後ろ姿はあゆみちゃん?




以下は、男子の優勝予想と気になる試合です。

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第1クオーター


☆気になる1R

添田豪 vs アンドレアス・ハイデル・マウラー

4月のデ杯以降勝ち星のなかった添田選手。しかし、ノッティンガムCHでは優勝した1月のマウイCH以来となる2試合続けての勝利を挙げベスト8。ウィンブルドンは見事予選を勝ち上がっての本戦入りと復調傾向。1Rの相手は108位のハイデル・マウラーということで、昨年に続く初戦突破と行きたいところ。


ジル・シモン [19] vs フェリシアーノ・ロペス

土曜にバーミンガム決勝で対戦したばかりの二人が、1Rで再び対決。決勝はF-Loの勝利で終わりましたが、今回は?


●実現したら面白そうな試合

3R トマシュ・ベルディヒ [7] vs ケビン・アンダーソン [27]

実現すれば今年だけで5回目の対戦となる長身ビッグサーバーの二人。過去の対戦成績はベルディヒの8勝0敗。


4R トマシュ・ベルディヒ [7] vs リシャール・ガスケ[9]

グランドスラムは4Rが鬼門のガスケ、順調に勝ち進めば4Rの相手はベルディヒが濃厚。直近の対戦、マイアミ準々決勝ではガスケが勝ちましたが、今回こそベスト16の壁を突破できるか?

ベスト4 → ノバク・ジョコビッチ

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第2クオーター

☆気になる1R


錦織圭 [12] vs マシュー・エブデン

エブデンはノッティンガムCHの優勝によりワイルドカードを獲得しての本戦入り。昨年の全豪2Rで対戦した際は、序盤錦織くんが絶不調だったこともあり2セットダウンと予想外に苦しめられましたが、今回はすっきり勝っておきたいところ。もちろんいけるでしょう!


ジェームス・ダックワース vs デニス・クドラ

全仏に続いて予選を突破、キャリア初のウィンブルドン本戦入りを果たした169位のダックワース。トミッチの後を追う豪若手勢の筆頭として、今年は着実な成長を示しています。自慢のサーブでウィンブルドン初勝利なるか?


●実現したら面白そうな試合


4R 錦織圭 [12] vs フアン・マルティン・デルポトロ [8]

二人が順調に勝ち進めば、錦織くんの4Rの相手は昨年のウィンブルドン3R、ロンドン五輪QFで敗れているデルポトロ。しかし、昨年よりはずっとチャンスがあるような予感がしています。4Rで対戦濃厚なフェレールも、昨年五輪で倒した相手。錦織くんの体調さえ良ければ、準決勝進出も十分可能性ありと言っていいでしょう!

ベスト4 → 錦織圭

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第3クオーター

☆気になる1R


スタニスラス・ワウリンカ [11] vs レイトン・ヒューイット

元々尋常でない執念をウィンブルドンではいつも以上に燃やすヒューイットと、前哨戦のスヘルトーヘンボスで準優勝のワウリンカが初戦で激突!金曜にワウリンカとの対戦が決まった後、土曜にヒューイットが一緒に練習をしたのは同じスイスの片手バックハンドのフェデラーだったとか。1Rで最高の注目カードは初日No.1コートの最終第3試合!

こちらは大会を前にしたヒューイットのインタビュー。02年優勝時の思い出を語る中、若いヒューイットとナルバンディアン、当時の恋人クライシュテルス、全裸男性の乱入等懐かしい場面満載。




ジョン・イズナー [18] vs エフゲニー・ドンスコイ

前哨戦のスヘルトーヘンボス1Rで対戦したばかりの二人。その際はドンスコイがフルセットで勝利。


マリンコ・マトセビッチ vs ギローム・ルファン

過去グランドスラム出場9回のうち、初戦でシード選手と対戦すること7回という不運も手伝い、一度も勝ったことがないマトセビッチ。今回は85位のルファンが相手ということで勝機あり?


ラデク・ステパネック vs マット・リード

216位のマット・リードは、予選1Rのvs デバーマン戦でファイナルセット18-16の大熱戦を制する等でキャリア初のグランドスラム本戦入り。今まで予選2Rすら突破したことすらなかったのに、地元の全豪ではなくウィンブルドンでグランドスラムデビューとは、ファンの私もびっくりです!相手は奇しくも、先の全仏で一足お先にグランドスラムデビューを果たした同国の18歳、ニック・キルギオスが1Rで破ったステパネック。リードも続けるか?!


●実現したら面白そうな試合

QF ロジャー・フェデラー [3] vs ラファエル・ナダル [5]

ナダルが第5シードとなったことで、もったいない組み合わせが準々決勝で対戦。どちらにも負けてほしくない!

ベスト4 → ロジャー・フェデラー

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第4クオーター


☆気になる1R

ヤンコ・ティプサレビッチ [14] vs ヴィクトル・トロイッキ

セルビア勢同士の対戦。下克上なるか?


フェルナンド・ヴェルダスコ  vs ザビエル・マリッセ

ホークアイのないコートで、二人してジャッジにぶつくさ言いまくってそうな対戦。


●実現したら面白そうな試合


2R ジョー-ウィルフリード・ツォンガ [6] vs エルネスツ・ガルビス

ウィンブルドンは過去2Rが最高のガルビスですが、昨年は1Rでベルディヒを下す大番狂わせ。好調の今年も、ウィンブルドン2年連続ベスト4のツォンガ相手に一泡吹かせることができるか?


2R ジュリアン・ベネトー [31] vs ザビエル・マリッセ

来月33歳の誕生日を迎えるマリッセ。彼のご機嫌次第ではアップセットがあるかも。


2R トミー・ロブレド [32] vs ニコラ・マユ

先の全仏ベスト8も記憶に新しいロブレドと、前哨戦のスヘルトーヘンボスでツアー初優勝を果たしたばかりのマユ。31歳対決の行方やいかに!? 


QF アンディー・マレー [2] vs ジョー-ウィルフリード・ツォンガ [6]

23日夜、英BBCで放送されたマレーのドキュメンタリー番組の中で、17年前彼の通うダンブレーン小学校で起きた銃乱射事件についてマレーが初めて語ったとか。

事件では5、6歳の児童16名が犠牲となり、犯人も自殺。事件発生時、校内にいながら難を逃れたジェイミーとアンディーの兄弟は、母ジュディさんと共にボーイスカウトのリーダーだった犯人と活動を通じて車に同乗することもあった仲。マレーは長らく事件のことを深く知ろうとしなかったものの、数年前自ら調べ始めたとか。

下のリンクには番組の一部の動画あり。話し始めようとしたマレーが、言葉を詰まらせる場面も。

BBC Sport - Andy Murray: I hope I have made Dunblane proud

 ベスト4 → アンディー・マレー


優勝 → アンディー・マレー


Wimbledon Mens Championship Towel 2013
B009ZVPH5I

2 comments:

  1. 今さっき、アンディのBBCドキュメントを観終わったとこなんですけど、このダンブレーン銃撃事件の部分はほんっとに胸がしめつけられました・・・涙

    どんなことを言っているのかは、ほとんど理解できませんでしたが、心の傷の深さはすごく伝わりました。
    アンディが涙をこらえて、愛犬(マギーかラスティのどっちだろう?)を抱き寄せた時に、アンディを慰めるワンちゃん・・・もう、泣きましたよ。
    アンディにマギーとラスティがいてくれて良かった!

    この番組、すごい濃い内容なのはわかったんですけど、9割がた理解できず、英語の必要性をヒシヒシと感じました・・・とほほ。

    あ、こみねさん、アンディを優勝予想してくれてありがとうございます!期待に応えてくれるはず!!!です(笑)

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  2. 私も普段テレビは字幕を付けて見ているので、ないときつかったです。

    銃乱射事件については、ドキュメンタリー作成に当たって避けては通れない話題とは言え、カメラの前で語るのは辛いことだったでしょうね。去年豪の新聞サイトで、同じような銃乱射事件が起きたタスマニア島ポートアーサー出身の記者による記事を読んだのですが、その記者がポートアーサーの事件の一年後、97年にダンブレーンを訪ねた際は町全体が自分の町とよく似た静けさに包まれていた、それが昨年マレーがウィンブルドン決勝に進んだ時は、パブの店主が「こんなに大勢の人が笑っているのを見たことがない」と語ったと。彼が活躍することで故郷の町が少しでも救われているとしたら、素晴らしいことですね。

    http://www.theage.com.au/sport/tennis/forever-fighting-past-terrors-20120713-221a3.html?skin=text-only

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