全豪2013観戦記 DAY2 (その4) 添田 vs サヴィル

6番コートは第2セットが終わりかけ。添田豪選手の5-3で迎えた第9ゲームはサービング・フォー・ザ・セット。添田が取ってセットオールに戻すと一斉に観客の移動が始まったが、期待したほど減らない。セットオールくらいではオージーファンは諦めてくれないか。どうにか空席を見つけて落ち着いた。

全豪本戦は07年以来6年ぶり二度目の出場となった添田選手。ジュニアを卒業したばかりのオーストラリアの18歳、340位のルーク・サヴィルに対し第1セットをタイブレークで許す思いがけない立ち上がりとなったが、添田は慌てず騒がずで、以降は本来の実力が示す通りの展開。昨年初めてツアーを一年通して戦った添田。頼もしさすら漂う。


添田より10歳年下のサヴィルは今回がグランドスラム本戦初出場。試合終盤は痙攣に見舞われたが、それでも簡単に諦めることはなく何とか付いて行こうとしていた。第4セット序盤、最後の力を振り絞ってブレークに成功し、一時は3-0とリード。添田がその後瞬く間に6ゲームを連取してゲームセットとなったが、今まで見た彼の試合の中で一番頑張っていたと思う。

試合後、WOWOWのインタビューに答える添田。出だしの「そうですね……」しか聞こえないが、全豪本戦初勝利おめでとう！！


Men's Singles - 1st Round
添田豪 (JPN) def. Luke Saville (AUS)
6-7(4) 6-3 6-2 6-3

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