裁判の話題を2つ。
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他選手に八百長を持ちかけた疑いで、ITF、ATP、WTA等が設置した不正監視団体から永久資格停止処分を受けていたオーストリアのダニエル・ケレラー(28)。その後、ケレラーはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分の取り消しを求めて提訴。しかし、この度CASはこの訴えを棄却した、との事。
CASが発表した文書によると、ケレラーは「他の選手に5回八百長を持ちかけた」とされ、「仲裁パネルは各テニス管理団体が立証責任を満たしたと判断した」とか。
しかし、同時に課されていた10万ドル(約828万円)の罰金に関しては、「容疑事実から経済的利益を得ていない」として取り消しの判決。
ケレラーは09年10月から翌年7月にかけて違反行為を犯し、不正を試みたとして初めて永久資格停止処分を受けた選手。昨年11月、2日間に渡って行われた審問では自分の処分の無効を主張。
ケレラーのキャリア最高位は09年10月の55位。
TENNIS.com - News Headlines - Koellerer banned for life for match fixing
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ドーピング検査で義務付けられている居所報告を怠ったとして、09年に受けた1年間の出場停止処分についてCASに提訴しているベルギーのヤニナ・ウィックマイヤー(22歳、33位)とザビエル・マリッセ(31歳、75位)。彼らの主張を聞く審問会が5月30日に決まったとか。
二人は現在、ベルギーの高等裁判所から許可を得て試合に出ている状態。
The Associated Press: Wickmayer, Malisse get date for CAS appeal
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ケレラーのプレーを直接見る機会は結局なかったのですが、ネットに上がっている彼の在りし日の動画を見ると、テニスよりもプロレスラーの方が向いているんじゃないかと思いました。第二の人生では幸せになれるといいですね。
ウィックマイヤーとマリッセは、全仏本戦が5月27日からなのにどうするんでしょうか。パリからジュネーブは日帰り旅行ができる距離らしいですが、こういう場合、試合の日程は融通を利かせてもらえるものなんでしょうか?まさかな。
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