ブリスベン決勝で足を怪我したと言われるドルゴ。後ろ姿からもいまいち覇気が感じられない。
試合後本人が語ったところによると、血液の状態に問題があったとか。思うように体が動かない苛立ちか、ミスをしてラケットを叩きつける場面も。
さらに次のポイントではジョーンズのウィナーの判定にチャレンジを要求するも、機械の不具合で認められず。まさに踏んだりけったり。
22歳のジョーンズは198位。古き良きオーストラリアの選手らしいネットプレーが持ち味で、190cmの長身から繰り出すサーブも強力な武器。先月のワイルドカード・プレーオフでは、第1シードながら準決勝で19歳のジェームス・ダックワースに敗れたものの、ワイルドカードで今回グランドスラム本戦初出場。今日はマーガレット・コート・アリーナに詰めかけたオージー大応援団を背に良いプレーを見せている。第2セットも取り、シード選手相手にまさかの2セットアップ。
お客さんは地元選手による大番狂わせの予感に気を良くして、隙あらばウェーブ。下の動画に見られるノーマルバージョンの他、超スローバージョンや超高速バージョンもあった。いろいろよく考えつくものだ。毎度のことながら感心する。
そうは言っても、ドルゴは昨年のベスト8。こんなところで負けるわけにはいかない。それは本人が一番よく分かっているらしく、第2セット終了後バスルーム・ブレークを取ると、相変わらず体調は悪そうながらも頑張り始めた。彼らしいウィナーが随所に見られるように。
第4セットに入ると、ジョーンズはしきりに足を振る仕草を見せ始めた。痙攣を起こしかけているらしい。ワイルドカード出場の地元選手の多くは、5セットマッチの経験はほぼゼロに等しい。試合が進むにつれジョーンズはほとんど動けなくなり、サーブを打ってもリターンを棒立ちで見送る場面がしばしば。
ファイナルセットはドルゴの5-2。第8ゲームはジョーンズのサービスゲームながら、最早立っているのがやっとのジョーンズに出来ることはほとんどなく、あっという間に0-40。しかし、ジョーンズは簡単には諦めずデュースに戻した。抵抗はここまでだったが、ああ、どこかの杉田にこの頑張りを見てほしい。
Men's Singles - 1st Round
Alexandr Dolgopolov(UKR)[13] def. Greg Jones(AUS)
1-6 4-6 6-1 6-1 6-2
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