Tuesday, 13 December 2011

全豪2012 ワイルドカード・プレーオフ DAY2観戦記 (その2)

プレーオフのフォーマットは今年も男子は32名の勝ち抜き戦、女子は16名が4つのグループに分かれてラウンドロビンを戦い、各グループの上位1名が準決勝ラウンドに進出する形式。

大会序盤注目を集めたのは、女子Aグループに入ったケイシー・デラクアと、15歳のアシュリー・バーティー。

元世界39位のデラクアは、長く苦しんだ足、肩の故障がようやく癒え、今大会直前の国内ITFで6大会連続優勝と上り調子。今年初め402位だったランクは現在133位となり、プレーオフでは第1シードに。

バーティーは今年、初めて出場したウィンブルドン・ジュニアで優勝。前週の国内18歳以下の大会も失セット0で優勝し、プレーオフにはワイルドカードでの出場。

大会初日いきなり対戦したこの二人。結果はバーティーが6-3 6-3のストレート勝ち。



ビデオを見た限りでは、デラクアはいつになくナーバスになっていた様子で、対照的にバーティーの落ち着き払った態度が強い印象を残しました。

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大会二日目のこの日、女子はラウンドロビン第2試合が行われ、バーティーはステファニー・ベングソンと対戦。

今からちょうど一年前、元豪デ杯監督ジョン・フィッツジェラルド氏をして「この20年で豪女子最高の逸材」と言わしめ、国内のテニスファンにその存在を知られるところとなったアシュリー・バーティー。プレーオフ初出場となった彼女を目当てに出かけたところ、彼女は背中を痛め初戦を落とし、大会も途中棄権。その実力を確認する暇はほとんどなかったのですが、今年は大丈夫でした。









一年前は年長選手の重い打球に苦しむ様子も散見されたものの、今年はそういう場面は特になく、速いスイングスピードからフラットドライブ、スライスで相手を揺さぶりつつ、じっくりチャンスを伺うプレー。体のどこにも無理がないフォームは柔らかく、フットワークはひたすら軽い。ショットの威力が特にあるわけではないのに相手が拾えないのは、打球の高低までコントロールしたプレースメントが良いせいか。15歳にして既に穴らしい穴が見当たりません。



バーティーは、国内のトップ選手が集まる大会は今回が初めてという24歳のベングソンを立ち上がりから圧倒。第2セットも4-1とリードしたものの、バックハンドスライスを彼女らしくない凡ミスでネットにかけた後、立て続けに数ゲームを落として5-4に。第10ゲームのサービスをキープして、バーティーが6-2 6-4で勝利。翌日のラウンドロビン第3試合もストレートで勝ち、土曜の準決勝ラウンドに進出。

Australian Open 2012 Playoff
Blue Group (A)
Ashleigh Barty def. Stephanie Bengson
6-2 6-4


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