16、17日、兵庫・三木のビーンズドームで行われたフェド杯ワールドグループⅡプレーオフ、日本vsアルゼンチン戦。第1試合で土居美咲選手がマリア・イリゴエンと対戦し、ダブルベーグルでの快勝と幸先の良い滑り出し。続いて、森田あゆみ選手はミレン・オルーに、2日目もアランサ・サルートにそれぞれストレートで勝ち、3年ぶりに日本のワールドグループⅡ復帰が確定。また、チームの勝敗が決まった後行われたダブルスでも、藤原里華&奈良くるみ選手がストレート勝ちを収め、日本が4-0で勝利。
日本 ワールドグループ2への昇格決める、フェドカップ 写真6枚 国際ニュース : AFPBB News (画像はこちらで)
Fed Cup - Articles - Japan crush Argentina to reach World Group II(よりたくさんの画像は、ここの右上「MORE PHOTOS」をクリック)
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あゆみちゃんは、2月のvs ウズベキスタン戦で日本チームの勝利に貢献したことで、ハート・アワードを受賞。あゆみちゃんは副賞として贈られたバカラのシルバー・ブレスレットが気に入ったとか。
Fed Cup - Articles - Morita presented with Heart Award
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全日程終了後コートで行われた抽選の結果、日本が来年2月に対戦する国はスロベニアに決定。
Fed Cup - Articles - World Group draw for 2012 revealed
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美咲ちゃんの試合を見始めた時は既に第2セット4-0で、その後1ポイントも与えないまま凄い勢いで試合が終了。あゆみちゃんは、浅く浮いたボールに素早く突っ込んだかと思うと、ボールの勢いをうまく殺したドロップボレーがうまかった。ダブルスでは藤原選手の動きの良さが際立っていました。くるみちゃんの元気な姿が久しぶりに見られたのも良かった。
アルゼンチンはNo.1で世界ランク51位のギゼラ・ドゥルコが欠場。メンバーの顔ぶれから言えば日本が勝って当然の対戦だったとは言え、きちんと結果を出したことは素晴らしいことです。
フェド杯公式サイト、トップページの写真(画像右上)がとても良いです。控えの波形選手が一番嬉しそうなのがいい!
ところで、デ杯、フェド杯で会場となったブルボン・ビーンズドームですが、決して交通の便が良いとは言えない場所にあることと、冷房設備がないことで随分と不評だったようですね。私自身はビーンズドームを訪れたことはありませんが、あの辺りは全く知らない土地でもないので少し擁護させてもらうと、三木(断じて「神戸」ではない)は広々として緑に溢れたリラックスできる所です。次回のスロベニア戦もホームで行われるということなので、再び会場に選ばれた暁には一度足を運んで見て下さい。電車で来られる方は三宮、新神戸から谷上経由の線を利用する方が断然便利ですが、時間に余裕があるなら神戸鉄道で湊川駅発の粟生(あお)線に乗車して、鵯越から鈴蘭台の自然豊かな車窓からの風景を楽しむのもおすすめです。
(追記)谷上経由も、湊川経由もほとんど所要時間は変わらないようです。失礼しました。
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さて、話は変わってワールドカップ。サッカー事情に疎い私は、数日前ボリス・ベッカーの「Respekt fuer (Respect for) japan!」というツイートによって初めて、現在サッカーの女子ワールドカップが開催中で、日本が開催国ドイツを下して準決勝進出を決めたことを知りました。ところでベッカーと言えば、つい先日ウィンブルドンでクルム伊達とヴィーナス・ウィリアムズの試合中、「今どれだけの数の中国人がキミコ・ダテを見ているんだろう」とか頓珍漢なツイートをして、何人かのフォロワーから「彼女は日本人だ」等のつっこみが入っていました。今は日本と中国は違う国だと理解してくれていることでしょう、多分。
ワールドカップはオーストラリアでも生中継をしていて、解説者による戦前の予想では日本がアンダードッグという話。試合が始まると、解説の言う通りアメリカに一方的に攻め込まれるばかりで、あまり過剰な期待を抱かないよう気をつけつつ見ていたのですが、まず後半で先制された後宮間選手のゴールで追いついたのに興奮。延長前半でアメリカに2点目を決められた時はさすがに、「ああ……でも、日本の選手はみんな小さいのに、よくここまで食らいついたよな」などと諦めきっていたのに、同後半で澤選手の早すぎて見えないゴールで再び追いつき仰天。PKはキーパー海堀選手の神がかり的な足技セーブに始まり、世界ランク1位のアメリカの選手がゴールを外す間に、日本の選手は落ち着いて決めていき、ルールが分かっていない私はいつ勝利が決定するのかも分からず、フィールドへ一斉に駆け出して行く日本チームの面々が画面に映った瞬間ようやく日本の勝利を理解したのでした。どう贔屓目に見ても勝てそうになかったのに……。「最後まで諦めないことが大切」とはしばしば耳にする言葉ですが、それを本当に実行できる人がどれだけいることか。今大会MVP&得点王となった澤穂希キャプテンを中心にまとまったサッカー日本女子チームの精神力はすごかった。
日本女子の試合でこれほどの感動を受けたのは、08年北京五輪のソフトボール、上野由岐子選手が2日間で400球を一人で投げきって金メダルを獲った時以来です。あれも良かった……。そう言えばソフトボールの時も、なぜかオーストラリアで生中継がありましたっけ。
やっぱり勝つっていいものですね。うれしいニュースをくれた選手の皆さん、本当にありがとう!!
ほまれ ホマレ なでしこジャパン・エースのあゆみ 澤 穂希 著 サワ,ホマレ 出版社 河出書房新社 カワデシヨボウシンシヤ 1,680円(1,600円+税)
私も昨日の試合開始まで、今日が決勝なんだって忘れていたくらいでしたよ(汗)で、ドイツの友だちから『準備は出来てるか?』ってTextが来まして…。試合開始に間に合いました。
ReplyDelete国紹介のVTRがこれまた泣ける出来ばえで、まんまと泣いてしまいましたよ、この私(涙)やだなぁアメリカESPNは。
終了後もドイツから電話がくるくる、笑えましたよまったく。皆、ドイツが日本に負けたときは悔しくて電話もしてこなくて、メールも数日経ってからでした。今日はアメリカの友だちからも「日本おめでとう」って清いTextが入りました。サッカー最高~!
ところでソフトの大会(何かは不明)が同じく昨日カナダで行われたそうですが、これまたアメリカを破って優勝しちゃったってご存知でした?すごいなぁ、日本女子!伊達さんもすごいし、私もがんばろー!
ソフトボールも17日にカナダ杯で優勝したそうですね。テニスもサッカーもソフトも勝って、最高の週末になりました。
ReplyDeleteアメリカではサッカーはお嬢様のスポーツ扱いという話を興味深く思いました。通りで小奇麗な選手が多かった。