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マリッセの予選3試合を見てようやく気がついたことですが、彼はサービスの際、常にアドサイドからボールを受け取ることを決まりにしているようです。片手を上げてボールを投げる姿勢をとっているデュースサイドの子に向かってしばしば「あっち(アドサイド)に転がせ」という風なジェスチャーをしていたのは、そういう訳だったのか。
しかし、マリッセに怖い顔でしつこく言いつけられても、躊躇いを見せなかなか転がそうとしないデュースサイドの子。そういえばコート後方に立つ二人の間でボールをやり取りしている場面を見た覚えがありません。選手の足元にでも転がったら危ないので、そういう規則があるのかも。
キッズは徐々にマリッセの俺ルールに気づき健気にも対応してあげるのですが、センターの子がうっかりいつもの調子でデュースサイドに転がしてしまった時は、また一旦センターに戻してアドサイドに渡す、という手順を踏んでいました。キッズ泣かせな奴め。最初にキッズを集めて一言「オレはアドサイドからしか受け取らないから」宣言でもしたらどうか。ジャイアンか。
ああ、それでもプレーだけは・・・プレーだけは・・・。
Men's Qualifying Singles - 3rd Round
Xavier Malisse(BEL)[1] def. Rik De Voest(RSA)
6-1 4-6 7-5
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予選会場の中に場違いなプレーをする選手が一人。
今後は自宅に届いた郵便物の管理にはくれぐれも気をつけてほしいものです。他の選手に迷惑がかかりすぎるので。
Women's Qualifying Singles - 3rd Round
Yanina Wickmayer(BEL)[1]
def. Lourdes Dominguez Lino(ESP)[22]
6-0 6-0
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前日はダニリドゥ、この日はマテックと私のお気に入りを連破したイヴォンヌ・モイスバーガー。華があるタイプでは決してないけれど、ベサニーが右へ左へ強打を打ち込むのを黙々と耐えながら、いつの間にか自分のペースへと持ち込んでいた。そんな感じ。
Women's Qualifying Singles - 3rd Round
Yvonne Meusburger(AUT)[8]
def. Bethanie Mattek-Sands(USA)
3-6 7-5 6-4
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ボヤナ・ヨバノフスキ(左)。昨年11月の豊田決勝でクルム伊達公子に負けた選手。観客にセルビア人の大応援団が付いていましたが・・・。
キャスリン・ワール(右)。今日見た中で「二大棒立ち」選手の一人。少しチャップリンの動きを思い起こさせるプレー。
勝ったワール、1Rはアロナ・ボンダレンコと対戦
Women's Qualifying Singles - 3rd Round
Kathrin Woerle(GER)[12] def. Bojana Jovanovski(SRB)
6-2 4-6 9-7
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昨年の大阪スーパージュニアでも優勝したジュニア世界ランクNo.1のクリスティーナ・ムラデノビッチ(左)は、この日見た中で「二大妙な叫び声」の一人(もう一人はウィックマイヤー)。そう言えば、史上最強の唸り声と評判のラーチャー・デ・ブリトーは予選1Rで敗退したため、またもや聞き逃してしまいました。
本日の「二大棒立ち」の片割れはユリアナ・フェダク(右)。豪快なムラデノビッチに比べると、フェダクは腕なんて縮こまって(特にバック)ぶっちゃけ磁石で立つお人形のような動き。全くプロっぽくないのに・・・でも結局勝ったのはフェダクでした。
Women's Qualifying Singles - 3rd Round
Yuliana Fedak(UKR) def. Kristina Mladenovic(FRA)
7-6(8) 7-6(4)
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フランスの19歳、ギローム・ルファンをチェック。とりあえず立派な体つきが印象に残りました。
本戦1Rではトミッチと対戦。
Men's Qualifying Singles - 3rd Round
Guillaume Rufin(FRA) def. Roberto Bautista-Agut(ESP)
4-6 6-3 6-4
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デバーマンと予選1Rで添田を破ったカブチッチの対戦。
試合が終わるや、怒りのあまり壁まで飛ばす勢いでラケットを放り投げたデバーマン。 第2セット5-5でデバーマンがサーブを打とうとした時、カブチッチがメディカル・タイムアウトを要求したことが気に入らなかったとかで握手も拒否。後味の悪い結末となりました。
Kavcic through after dramatic finish.
Men's Qualifying Singles - 3rd Round
Blaz Kavcic(SLO)[12] def. Somdev Devvarman(IND)[27]
6-3 7-6(4)
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以下は、今日見かけた選手など。
復帰後初のグランドスラム。果たしてどこまで行けるでしょうか。
ダニエラ・ハンチュコワ。
個人的に遭遇率が最も高いのはこの人。
アクグル・アマンムラドバちゃん。れっきとした女の子です!
昨年イーストボーンで愛ちゃんと組んだダブルスで優勝あり。
身長は191cm。
セシル・カラタンチェワ。
この日のウェアはステラ・マッカートニーではなかった模様。
撮れた!
右肩甲骨の「天分のある人」は既におなじみですが、左腕の「黒」は初めて見ました。
「黒」の字をあえて白抜きで入れてみたところに、彼のこだわりが感じられます。
しかし、左から2番目の点の向きが違うだけで、これほど笑えるものになるんですね。
おっと、あんまりニヤニヤしながら必死にシャッターを切っていると怪しまれてしまう!
さらに他のコートを覗くと、ひときわ小柄な選手を発見。それは・・・
はじめまして。だいぶ前からこっそり熟読させていただいております。
ReplyDelete口元の吹き出物は、伊達さんによると、戦い続けるうちに出てくる調子の良いシンボルだそうです。(体は調子が悪いんでしょうけど、極限の状態で戦う選手たちは、そんなことになっちゃうんでしょうね)
エナンは、そうなのかどうかはわかりませんが。。。
これからも更新楽しみにしています!!
ゆとびっちさん、はじめまして。前からご覧いただいていたなんてありがとうございます。
ReplyDelete吹き出物、そうなんですか。エナンは今日の初戦を無難に勝ち上がったので、確かに調子は良さそうですね。私事ですが、連日の観戦で既に疲れがたまってきたのか、目の周りが皺っぽくなってきました。これも調子の良い証拠だったらいいのに・・・。