Tuesday, 10 November 2009

アガシ 全豪準決勝でチャンにわざと負けた

話題の自伝が昨日発売になったアガシ。今回明らかになったところでは、アガシは96年の全豪においてボリス・ベッカーと決勝で対戦するのを避けるため準決勝でマイケル・チャンにわざと負けたのだとか。

「勝つより難しかった」
「観衆に気づかれないように負けなければならない」

アガシは前妻ブルック・シールズに投げキスをしたとして、ベッカーに対し恨みを持っていたことを認めていて、チャンに負けた原因については当時「強風のせい」とコメント。

また、アガシは勝利の際神に感謝するチャンの習慣を忌み嫌っていたとも。89年チャンが全仏優勝の際は「ムカついた」そうで、

「どうして他の人じゃなくてチャンが僕より先にグランドスラムで優勝するんだ?」

Agassi 'tanked' the Aussie Open | Herald Sun.

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問題の試合の様子はこちら。



なぜ今このタイミングで暴露?との謎は相変わらず深まるばかりですが、米「Sports Illustrated」誌のジョン・ワーザイムのコラムでは、アガシに近い人物からの情報として「将来の政界進出に備え、後々第三者に暴露されては不味い過去を先に自ら明かしたのではないか」という憶測が一つに挙げられていて、個人的にはこの意見が一番しっくりきました。

ここの「1」の段落の最後に書いてあったはずなんですけど・・・なぜか今では当該箇所は削除されているようです。変だなあ?

(11/14追記)
Sports Illustratedのモバイル版で当該記事のキャッシュが残っていたのでご紹介。「2」が始まる直前の段落に注目。

まず、こちらが削除前の記事。キャッシュなので検索語がハイライトされています。



そして、こちらが現状の記事。


ちなみに、削除された箇所には
A source close to Agassi offered a third explanation. Inasmuch as Agassi is considering a future in politics, his dalliance with crystal meth qualifies as a "skeleton in the closet," the kind of unflattering tidbit that, if brought to light at an inopportune time, could derail an election. By coming out with the admission now, Agassi preempts any embarrassing "gotcha" scandal and gets to control the message. I have no idea if this true, but it might be worth bearing in mind. (アガシに近い筋の人物は3つ目の解釈を与えてくれた。アガシは将来政治の世界に身を置くことを考えていて、彼のクリスタル・メスとの戯れは十分「内輪の恥」にあたる。この手のおいしい情報を不適切なタイミングで晒された場合、選挙に悪影響を受ける事も有り得る。今、アガシ自ら明かすことで厄介なスキャンダルを避け、メッセージをコントロールする。この情報が真実かどうか僕(ジョン・ワーザイム)には知る由もないが、心に留めておく価値はあるかもしれない)
とありました。

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4 comments:

  1. はじめまして。ちょくちょく訪問して楽しく読ませていただいています。アガシの自伝は話題てんこ盛りのようですね。読んでみようかな……

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  2. 横浜テニス研究所さん、はじめまして。コメント&おすすめブログに推薦して下さってありがとうございます。

    お返事の続きは横浜テニス研究所さんのブログに書かせていただこうと思います。それではまた後ほど。

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  3. 個人的には薬の件より、こっちのがショックかも…
    がっかりなんてもんじゃないです。
    ホントにこんな話、今さら知りたくありませんでした。

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  4. チャンのことが嫌いな割りにわざと負けるのは平気だったんですね。よく分からない心理です。

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