近年は錦織くんを初めとする男子の活躍に押されがちな日本女子テニス界に久々のビッグニュース!ウズベキスタンで開催のWTAタシュケント決勝で3日、日比野菜緒選手がドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-2 6-2で下し見事ツアー初優勝を果たしました!!
大会とWTAの公式サイトによると、日比野選手は
「穏やかな雰囲気と親切な人々のおかげで、今年のタシュケント滞在は素晴らしいものになった」
「初めての優勝がここで出来て嬉しい。来年もまた戻って来たい」
「週の初めにはこの結果は予想していなかった。信じられない。『えー、優勝しちゃった』という感じ。ベキッチには以前バンクーバーでも勝ったことがあるので彼女のプレーはよく知っていたけれど、この結果は予想しなかった」
「決勝がすんなり行くとは思っていなかった。全ての試合で自分のサービスゲームに集中して、相手のサービスをブレークする機会をうかがった。今日もサーブに集中してアグレッシブにプレーして、初戦からここまで自分のプレーを変えなかった」
今大会で最も厳しかった試合については準々決勝のvs カテリナ・コズロワ(ウクライナ)戦を挙げ、
「目標は夏が終わるまでにトップ100に入ることだったが、70位台に上がるので目標を変えないと」
日比野選手は3年間付いている竹内映二コーチに対し感謝の言葉を述べ、国内ランキングについての質問には
「大会前は4位だったが、これで1位になるかもしれない。日本の人がもう少し私のことを知ってくれるとうれしい」
と冗談めかして語ったとか。日比野選手は今回の優勝で280ポイントを獲得。来週付けのランキングでは、一気に43位アップの74位前後に浮上の見込み。
ところで日比野選手の「菜緒」というお名前は、テニスファンであるお母様によってツアー優勝経験者の先輩、沢松奈生子さんにちなんで付けられたものだそうで、お兄さんのお名前も松岡修造氏にちなんでいるとか。
Tashkent Open 2015: Hibino Emerges winner at Tashkent Open
Nao Hibino Wins First Title In Tashkent
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準決勝vs ヨワノフスキ戦を見た感想としては、コートの隣りが幼稚園かと思うほどの子供たちの声と鳥のさえずりが賑やかで、加えてヨワノフスキは相変わらずボールを打つ度「ハクション!ハクション!」と騒々しい中、試合終盤エンジンがかかったヨワノフスキに激しく振り回され始めても慌てずボールに喰らい付き、ついには突き放した日比野さんに感銘を受けました。
それにしても、ツアー出場が先月のジャパンウィメンズオープン(2R進出)に続いてわずか二大会目にしての初優勝は快挙。来年の全豪では満を持してグランドスラム本戦デビューですね。
来月末、21歳の誕生日を迎える日比野さん。これからのキャリアが輝かしいものになりますように。
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