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名前の後ろの数字はシード。
第1クォーター
☆気になる1R
1R セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs アンドレア・フラバーチコワ(チェコ)
セリーナの初戦の相手は、予選勝者のフラバーチコワ。実力、過去の実績から言ってもセリーナが負けるとは考えにくい相手ですが、全仏のセリーナは昨年2Rでムグルザに、2年前の1Rでは当時111位のラザノ等、意外なところで足をすくわれる事が多いのもまた事実。
ここはファイター、フラバーチコワにとっては意地の見せ所。そして3Rで、2011年に共にダブルス優勝を果たした思い出の地パリで盟友ハラデツカと夢の対戦を実現!……を希望する人はあまりいないか?
キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[5] vs カリン・ナップ(イタリア)
ウォズニアッキの初戦は、前哨戦ニュルンベルグ決勝で同国の先輩ヴィンチを下しツアー2回目の優勝を飾ったばかりのナップ。場合によっては……。
エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)[25] vs セシル・カラタンチェワ(ブルガリア)
15歳での全仏ベスト8から10年。カラタンチェワが予選を勝ち抜き、一昨年に続き3回目の全仏本戦入り。
ヴィーナス・ウィリアムス(アメリカ)[15] vs スローン・スティーブンス(アメリカ)
いつの間にか12歳年上のヴィーナスにランクを抜かれているスローン。「グランドスラムしか働かない女」と揶揄されていた頃が遠い昔のような。
案外とこれが初対戦。
★実現したら面白そうな試合
3R セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs ヴィクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[27]
2012、13年全米決勝でセリーナとフルセットの熱戦を演じたアザレンカ。直近の対戦マドリッド3Rもファイナルセットタイブレークにもつれ込み、2時間43分の戦いはセリーナが勝利。
過去の対戦成績はセリーナの15勝3敗ですが、グランドスラムではセリーナが全勝。アザレンカは今度こそセリーナに一泡吹かせられるか?
4R セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs ヴィーナス・ウィリアムズ(アメリカ)[15]
ここ数年、持病の自己免疫疾患に悩まされてきたヴィーナス。食生活に気を配るようになったおかげか現在は15位と、来月35歳の誕生日を迎える今再びかつての勢いを取り戻すかの勢い。野菜や果物が中心のジュースやスムージーを摂り、大好物だった甘い物は夢見て楽しむに留めているのだとか。
Food For My Body’s Needs - Blog _ EleVen by Venus (コート周辺では滅多に見られない無防備なヴィーナスの笑顔は一見の価値あり)
年齢から言っても、グランドスラムで直接対決できる機会があと何回あるか分からないウィリアムズ姉妹。この対戦は多くの人が実現を熱望しているはず!
QF セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1] vs キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[5]
仲良し対決。心優しきウォズニアッキは、またもやセリーナの前に敗れることになるのか?!
ベスト4 → セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1]
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第2クォーター
☆気になる1R
ユージェニー・ブシャール(カナダ)[6] vs クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)
今年不調のブシャールは、初戦で前週のストラスブルグでキャリア初の決勝進出、準優勝のムラデノビッチと対戦。
ムラデノビッチは疲れがあったとしても、自国開催のグランドスラムでみっともない試合はしたくないはず。ブシャールにとっては厳しい初戦になるでしょう。
★ 実現したら面白そうな試合
2R スヴェトラーナ・クズネツォワ(ロシア)[18] vs フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)
今月のマドリッドでマカロワ、ムグルザ、ストーサー、サファロワ、シャラポワを下し準優勝のクズネツォワはともかく、現在92位のスキアボーネに全仏優勝を果たした2010年前後のような勢いはないのは分かっています。それでもこの二人の名前が揃えば2011年全豪4R、ファイナルセット16-14の死闘を再び夢見ずにいられない!
ところで、スキアボーネ('80年6月23日)とヴィーナス(同17日)の誕生日はたったの6日違いだとか。フラニー姐さんもヴィーナスのように食生活を見直せば、また一花咲かせられるかも?ちなみに、クズネツォワの誕生日も6月で27日(但し'85年)。
3R ペトラ・クヴィトワ(チェコ)[4] vs ティメア・バシンスキー(スイス)[23]
今年アカプルコ、モントレーで二週連続ツアー優勝。キャリアハイの21位を記録する大躍進のバシンスキー。クヴィトワとは今年最初の大会、深セン準決勝で唯一の対戦があり、その際はバシンスキーが勝利。
3R ユージェニー・ブシャール(カナダ)[6] vs カロリナ・プリスコワ(チェコ)[12]
4R ペトラ・クヴィトワ(チェコ)[4] vs カロリナ・プリスコワ(チェコ)[12]
自国で行われたプラハでツアー3回目の優勝を果たし、気がつけば今やサファロワを抜きクヴィトワに次ぐチェコNo.2。現在キャリアハイ12位のカロリナ・プリスコワ。
昨年と今年ここまでの彼女の成績をざっと見返してみたところ、トップ10からの勝利はイワノビッチとケルバーからの各2勝があるのみ。ブシャールとクヴィトワにはそれぞれ過去2敗であまり期待はできそうにないですが、ちょっと注目したい存在ではあります。
ベスト4 → ペトラ・クヴィトワ(チェコ)[4]
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第3クォーター
☆気になる1R
土居美咲 vs ペトラ・チェトコフスカ(チェコ)
今週ニュルンベルグで、ツアーでは昨年7月の南昌以来となるベスト8入りを果たした美咲ちゃん。今回初対戦となるチェトコフスカは、今年インディアンウェルズとマイアミの二大会出場に留まり未だ勝ち星なし。とは言え、2012年にはキャリアハイ25位を記録した実力者。
美咲ちゃんの全仏本戦初勝利を祈る!
アナ・イワノビッチ(セルビア)[7] vs ヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)
最近はランクが下の選手に取りこぼしが目立つイワノビッチ。08年全仏チャンプ初戦敗退の可能性も十分あり。
キャロライン・ガルシア(フランス)[31] vs ドナ・ベキッチ(クロアチア)
今年イワノビッチから3勝を挙げているガルシア。今週ストラスブルグで準優勝のムラデノビッチと共に、期待されて久しい仏次世代ホープの才能がようやく開花?
ところで少し前、ワウリンカが10歳年上の奥さんとついに決定的破局に至り、その原因にワウリンカの11歳年下ベキッチが関係しているという話を耳にしましたが、ベキッチはツアーに出始めの頃からワウリンカにTwitter上でしばしばちょっかいをかけていたので、仮に事実だったとしても驚きません。それより、今は165位って!ベキッチを筆頭にトムリャノビッチ、コニューと粒揃いでクロアチア女子テニスの未来は明るいものと信じていたのはつい一年前なのに、その後トムリャノビッチは豪国籍を選び、ベキッチはこの体たらく。分からないものですね。
★ 実現したら面白そうな試合
3R アニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)[14] vs エリナ・スヴィトリナ(ウクライナ)[19]
今年若干かつての勢いが見られないラドワンスカ。若手の挑戦を退けられるかな?
ベスト4 → シモーナ・ハレプ(ルーマニア)[3]
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第4クォーター
☆気になる1R
奈良くるみ vs オセアンヌ・ドダン(フランス)
美咲ちゃんと共に、今週ニュルンベルグで準々決勝進出。今年3回目のツアーベスト8入りを果たしたくるみちゃんは、地元ワイルドカードの18歳、138位のドダンと対戦。
一見ラッキードローのようにも見えますが、ドダンはたった一年前は631位にいた選手で、今年全豪1Rでは当時40位のアリソン・リスケを下した実績あり。クレーはキャリア通じて四大会しか出たことがない上、勝ち星がないのは好材料?しかし、何事も油断は禁物です。
くるみちゃんの好調がパリに入っても続きますように。
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[26] vs マディソン・ブレングル(アメリカ)
.@BamBamSam30 captures 1st title of 2015! Edges Mladenovic 36 62 63 @WTA_Strasbourg--> http://t.co/dSobEjeCl8 #WTA pic.twitter.com/tEADHmSmCe
— WTA (@WTA) 2015, 5月 23
先月、全米優勝時のコーチであるデヴィッド・テイラー氏を、トムリャノビッチとシェアするかたちで再びコーチに迎えたストーサー。前哨戦ストラスブルグ出場を直前に決断しワイルドカードでエントリー、昨年の大阪以来となる優勝。
「前哨戦なんか優勝してる場合かー!」と言いたいところですが、久々に彼女の本領を存分に発揮したパワフルなプレーが見られたから良しとします。このプレーを続けることができれば、全仏も行けるぞ!!
ルーシー・サファロワ(チェコ)[13] vs アナスタシア・パフリュチェンコワ(ロシア)
女子1R屈指の好カード!
タチアナ・マリア(ドイツ) vs カミラ・ジョルジ(イタリア)
片手バック好きでタチアナ・マリア(旧姓マレク)のプレーをまだご覧でない方があれば、是非チェックを!彼女の細身の体格とは裏腹なパンチの効いたショットを打ちます。
マグダレナ・リバリコワ(スロバキア) vs オリヴィア・ロゴウスカ(オーストラリア)
仏テニス連盟、全米テニス協会と全豪、全仏、全米に関してワイルドカード相互扶助の提携を結んでいるテニス・オーストラリア。今年も例年通り男女一名ずつ選ぶものと思いきや、男子のタナシ・コッキナキスに与えたのみで、女子に関しては「該当者なし」とし仏テニス連盟に返上したとか。長年伸び悩んでいたロゴウスカが、今回ついに自身初めて予選突破によるグランドスラム本戦入りを果たしたということは、テニス・オーストラリアの英断は正しかったと言えるでしょう!
かつては将来を嘱望され、ワイルドカードの恩恵を存分に受けたロゴウスカも早や23歳。生来線が細く、「周りから『もっと食べろ』と言われるけど、食べられない」と嘆いていた彼女ですが、少し逞しくなったかな?全仏本戦は09年以来6年ぶりの出場。
★実現したら面白そうな試合
3R カルラ・スアレス-ナヴァーロ(スペイン)[8] vs フラビア・ペネッタ(イタリア)[28]
4R カルラ・スアレス-ナヴァーロ(スペイン)[8] vs アンゲリク・ケルバー(ドイツ)[11]
今年マイアミ、ローマのプレミア二大会で準優勝。キャリアハイの8位で全仏を迎えたスアレス-ナヴァーロ。
ヴィーナスをフルセットで下し、テニス界にその名を知らしめた09年全豪2Rから早6年。ブレークするの?ついにブレークしちゃうの?過去の対戦成績はペネッタに2勝4敗、ケルバーとは2勝2敗の五分。
3R マリア・シャラポワ(ロシア)[2] vs サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[26]
あー、こんなのどちらを応援したらいいのか分からない!
QF マリア・シャラポワ(ロシア)[2] or サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[26]
vs カルラ・スアレス-ナヴァーロ(スペイン)[8]
は?こんなの私にどうしろって言うの?!もう何が何だか分からん!!!助けてー!!
ベスト4 → シャラポワはもう二回優勝した。スアレス-ナヴァーロがシャラポワに勝つところは想像しにくい。サマンサは全仏に2010年準優勝で終わった借りがある。借りは返さなくてはならん!ということで……
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[26]
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優勝 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)[1]
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