Tuesday, 17 February 2015

錦織くん メンフィス3年連続の優勝おめでとう!

CropperCapture[2]15日に米テネシー州で行われたATP250メンフィス決勝で、第1シードの錦織圭選手がケビン・アンダーソンを6-4 6-4で下し見事大会史上初の三連覇、ツアー8回目の優勝を果たしました。

今大会の錦織くんは初戦となった2Rのvs ハリソン戦、準々決勝のvs クライチェック戦、準決勝のvs クエリー戦の全てでフルセットと苦しい勝ち上がり。私が試合を見られたのは準決勝だけでしたが、錦織くんの動きは良い状態からは程遠く、目元からも疲労の濃さが伺えました。そんな中でも何とか勝ち切ったということで、改めて世界5位としてふさわしい実力を示せたのでは?さすがは錦織くんです!

昨日は早朝から錦織くんの朗報に湧かせてもらい、午後はこの度広島東洋カープに8年ぶりの復帰を表明した黒田博樹投手の帰国会見に涙しました。昨年暮、黒田が再びカープで投げると決めたと聞いて以来、あまりに嬉しすぎてなかなか信じられずにいましたが、金屏風の前で語る本人の姿を見て「本当に帰ってきてくれたんだなあ」とようやく実感が湧き始めました。今年でカープファン歴30年の私。06年に黒田がFA移籍を一年延ばしてくれた時と同様、「広島のファンで良かったな」としみじみ感じています。

ところで驚いたことには、黒田が大阪・上宮高校時代控え投手だったことまでは知っていましたが、二番手どころか三番手だったとか。専修大学で素質を開花させるも、ドラフトは2位指名。プロ1年目に6勝と好成績を残したものの、新人王を獲ったのは12勝を挙げた同期の1位指名澤崎でした。2、3年目は防御率6点台と低迷。そんな状態から、十分な打線の援護も得られない万年Bクラスのチームにあって六度の二桁勝利とリーグ最多完投。大リーグ移籍後も5年連続で二桁勝利を挙げるまでの投手に成長するなんて、人が見ていないところで一体どれほどの努力があったんだろうか。想像もつきません。

すっかり一流の選手となった今は今で、日本球界へ復帰するにあたっては体力がもっと落ちた状態で金銭的条件が良い他球団に入って選手人生の余生をぬるく過ごす選択肢もあっただろうに、メジャーからの20億円とも言われる提示を蹴って古巣の広島に帰ってきたせいで、ファンなんて感極まっちゃって「うおー!黒田最高!!」みたいな感じで盛り上がりまくりで、これで万が一活躍できなかったらどうするの?どこまで自分を追い込むの?

錦織くんといい黒田といい、大勢の人の無邪気な「絶対活躍してくれるよね」的な視線に晒されながら日々戦っているんだな。実は私も最近はこれまであまり経験がない事をしていて、毎朝『まいにち、修造!』をめくってはどうにか元気を出しているような状態なのですが、錦織くんや黒田が抱えているプレッシャーの重さに比べれば、自分のなんてどう考えても綿ぼうしレベル。そう信じて乗り切ろうと思います。

錦織くんがボールに書いたドラちゃんとジャガー(というかティラノサウルス?)の絵がかわいかったな。23日からのアカプルコも頑張って!

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