(注: 18日にクラウンホテルで行われたIMGのプレーヤーズ・パーティーの画像を追加しました)
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第1クオーター
● 気になる1R
☆ 添田豪 vs エリアス・イメル
全豪は3年連続で本戦からの出場となった添田選手は予選勝者の18歳、212位のイメルと対戦。2年ぶりの初戦突破を期待しましょう。
☆ 守屋宏紀 vs イエジ・ヤノヴィッツ
予選決勝で敗れるも、デルポトロが直前に欠場を発表したことによりラッキールーザーで全豪本戦初出場を果たした守屋くん。私が会場で見られない年になって本戦入りだなんて酷い!と恨み節の一つも言いたくなるというのは嘘ですおめでとう!ヤノヴィッツは強敵ですが、この幸運を生かしてほしい!
ところで、ヤノヴィッツはかねてより交際中のマルタ・ドマホフスカと昨年9月に婚約したとか。
Jerzy Janowicz z Martą Domachowską :-) są słodcy! Szczęścia, szczęścia i jeszcze raz szczęścia! pic.twitter.com/gbVU6sn5vD
— Jerzy Janowicz Fans (@JJanowiczFans) 2014, 9月 19
昨年4月以降試合出場がなく、すっかりヤノヴィッツの恋人兼ウォズニアッキの旅行友達に収まったと思われたドマホフスカですが、今週の独・カールストのITF1万ドル予選にエントリーしている様子。結婚してツアーにも戻ることにしたのかな?いずれにせよ、美しいドマホフスカが表に出てきてくれるのは嬉しい限りです。
Jerzy Janowicz oświadczył się Marcie Domachowskiej? Świadkiem... Bogusław Leśnodorski [ZDJĘCIA] (プロポーズの瞬間と思われる画像あり)
☆ ロベルト・バウティスタ-アグー [13] vs ドミニク・ティーム
現地にいたなら、お目当ての選手の試合とかぶっていない限り観戦したであろうカードなのですが、ティームは昨年後半冴えなかったのでどうなるかな?
●実現したら面白そうな試合
☆ 2R レイトン・ヒューイット vs ジュリアン・ベネトー [25]
熱いベテランのがっぷり四つ対決が、ロッド・レーバー・アリーナの雰囲気が後押ししてさらに盛り上がりそう。
☆ 3R ジョン・イズナー [19] vs ジル・ミュラー
サーブだけで試合が進む対決。
☆ QF ノバク・ジョコビッチ [1] vs ミロシュ・ラオニッチ [8]
今大会も優勝候補最右翼のジョコビッチは、日曜日の練習をウィルス性の胃腸炎でキャンセル。本人曰く「もう大丈夫」との事ですが、本当かな?
一方、かつてはお世辞にも武器になっているとは言えなかったストロークも、近年目に見えて上達しているラオニッチ。昨年のワウリンカのように、ジョコビッチにひと泡吹かせるプレーを見せられるか?
ベスト4 → ノバク・ジョコビッチ [1]
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第2クオーター
● 気になる1R
☆ 錦織圭 [5] vs ニコラス・アルマグロ
グランドスラムで自己最高の第5シードとして登場の錦織くん。初戦の相手アルマグロは今でこそ69位に甘んじているものの、故障さえなければシード選手の実力がある侮れない選手であることはテレビですら伝えていることなので、先日錦織くんがフッティー(オーストラリアン・フットボール)の選手と対面した動画を見た感想など。
.@SamFisher25 taught World No.5 @keinishikori a thing or two about footy this week!
WATCH http://t.co/B1EQ8vTgtg pic.twitter.com/9oW0aZxI2r
— St Kilda FC (@stkildafc) 2015, 1月 15
オーストラリアでフッティーと言えば、日本でいうプロ野球のような国民的スポーツ。テレビでもしょっちゅう試合中継があり、当地に滞在中はせっかくなので興味を持とうとしましたが、結局ほとんど見ることはありませんでした。フッティーの選手と言えば腕にぎっしりタトゥーが入っているイメージがあるので、錦織くんと会った人は随分上品な部類に属する選手が選ばれた印象。錦織くんには、是非フッティーのノースリーブ&短パンのユニフォームに挑戦してほしかったな。練習前のウォームアップでフッティーのボールを使うようになれば、ヒューイットをはじめとするオーストラリア勢から即マイト扱いされること必至です。
●実現したら面白そうな試合
☆ 4R 錦織圭 [5] vs ダビド・フェレール [9]
☆ QF 錦織圭 [5] vs スタン・ワウリンカ [4]
錦織くんが順当に勝ち進めば4Rでフェレール(画像上)、準々決勝で昨年優勝のワウリンカと対戦予定。いずれも決して簡単な相手ではありませんが、全豪初のベスト4進出を心から祈っています。
ベスト4 → 錦織圭 [5]
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第3クオーター
● 気になる1R
☆ イジ・ヴェセリー vs ヴィクトル・トロイッキ
前哨戦オークランドとシドニーの優勝者同士の対戦。
☆ ブラス・カブチッチ vs ジェームス・ダックワース
一昨年の全豪2R、ダックワースは終盤で足に痙攣、カブチッチは終了後に全身痙攣を起こしモルヒネによる処置を受けたほどのデスマッチを戦った二人が再び激突。
今だから言えますが、あの試合の翌日全豪観戦から自宅に戻ると、家の道路を挟んだ歩道でダックワースがテキストを打っていたのでびっくり!普通に元気にしている様子を見て、『何だ、大した事なかったんだな』などと失礼なことを思ってしまった記憶が。
☆ レオナルド・マイヤー [26] vs ジョン・ミルマン
オーストラリアで二番目にリッチと言われる私立男子校出身のミルマン。話し方や振る舞いも他の選手達と少し違う雰囲気を漂わせていることからてっきりどこぞのお坊ちゃんに違いないと思い込んでいたのですが、実はご両親は小学校の体育の先生で、子供達に最高の教育を与えるため複数の仕事を掛け持ちしながら、ミルマンと彼の姉三人妹一人全員を私学に通わせたそう。
NorCal Tennis Czar: Aussie Millman bounces back from despair
そんなミルマンは、2013年4月にキャリアハイの126位を記録。ワイルドカードで念願の全仏初出場も決まっていた矢先、前哨戦のミュンヘンで肩を痛め手術。1年近くツアーを離れていた間は、自身のブログで「大学を卒業していい給料を貰っているかつての同級生を見ると、自分は何をしているんだろうと思う」というようなことを綴ったこともありました。さらに、同時期には恋人との破局もあったとか。
昨年4月、中国のフューチャーズで復帰。年末のトララルゴン、横浜の各チャレンジャーで二週連続優勝を果たし、再びトップ200までランクを戻した苦労人の彼。年始の地元ブリスベンでは、2Rでフェデラー相手にフルセットに持ち込む大健闘を見せました。きっと今回もベストを尽くすことでしょう。
●実現したら面白そうな試合
☆ 3R ラファエル・ナダル [3] vs ルカシュ・ロソル [28]
2012年ウィンブルドン2Rの衝撃が今も記憶に新しいナダル(画像上)とロソル。実現すれば四度目の対戦ですが、ナダルは今年初戦のドーハ1Rで当時127位のミヒャエル・ベレールに敗れるスタート。昨年暮れの盲腸の手術からの回復が万全でないのかな?元気のないナダルを見るのは辛い。
ベスト4 → トマシュ・ベルディヒ [7]
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第4クオーター
● 気になる1R
☆ 伊藤竜馬 vs マルティン・クリザン [32]
2年ぶりに全豪本戦出場の竜馬選手は、第32シードのクリザンと対戦。厳しい相手ではありますが、竜馬選手は全豪本戦で過去初戦敗退はなし。今回も頑張って!
☆ マリンコ・マトセビッチ vs アレクサンドル・クドリャフツェフ
昨年全仏で、グランドスラム本戦13回目の出場にして初勝利を挙げたマトセビッチ。母国全豪ではまだ勝ち星がありませんが、今回の相手は予選を勝ち上がったクドリャフツェフ。マリンコ、今年こそ全豪初勝利だ!たとえ2Rで待っているのがアンディー・マレーだったとしても!
☆ グリゴール・ディミトロフ [10] vs ダスティン・ブラウン
あーあ、ブラウンがディミトロフに勝ったら面白いのになあ。
☆ ニック・キルギオス vs フェデリコ・デルボニス
昨年のウィンブルドン・ベスト8の活躍を経ての母国のグランドスラム登場ということで、今大会益々期待が高まっているキルギオス。しかし、出場を予定していたホップマン・カップを欠場。シドニー1Rのvs ヤノヴィッツ戦はファイナルセット・タイブレークに持ち込むも、痙攣に見舞われ敗退。
体力面に不安を残しつつ全豪に臨むことになった彼ですが、大会前の記者会見(画像下)を見る限り、ただでは終わらせない雰囲気はありあり。
☆ アンドレアス・セッピ vs デニス・イストミン
グランドスラムで対戦した過去4試合は、いずれもフルセットの二人。今回も縺れそう。
●実現したら面白そうな試合
☆ QF ロジャー・フェデラー [2] vs アンディー・マレー [6]
フェデラーとマレーで全豪と言えば、表彰式で準優勝のマレーが「ロジャーのように泣くことはできるのに、彼のようなプレーはできないのが残念だ」と涙を流した2010年。今年はどんな結末を迎えるのでしょうか?
ベスト4 → ロジャー・フェデラー [2]
決勝 → 錦織 vs フェデラー
優勝 → 錦織圭
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