Friday, 29 August 2014

全米2014 DAY4でひとりごと

DAY 4: THURSDAY, AUGUST 28 (DAY4の全ての結果はこちらで)


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Men's Singles - Round 2
錦織圭 [10] defeats Pablo Andujar (ESP)
6-4 6-1 Ret.




錦織圭選手はアンドゥーハのリタイアにより3R進出。

いい時の錦織くんのプレーが堪能できました。しかも、試合が早く終わったので早く眠れてありがたやありがたや。

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Women's Singles - Round 2
Serena Williams (USA) [1] defeats Vania King (USA)
6-1 6-0


Women's Doubles - Round 1
Venus Williams (USA) Serena Williams (USA)
defeats Timea Babos (HUN) [7] Kristina Mladenovic (FRA) [7]
7-6(0) 6-7(4) 6-1


1Rに引き続き同国選手との対戦になったセリーナは、単複ともに勝利。シングルス3Rの相手は、またもや同じアメリカ人のレプチェンコ。

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Women's Singles - Round 2
Victoria Azarenka (BLR) [16] defeats Christina McHale (USA)
6-3 6-2


アザレンカはマクヘイルをストレートで下し、グランドスラム99勝目。

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Women's Singles - Round 2
Eugenie Bouchard (CAN) [7] defeats Sorana Cirstea (ROU)
6-2 6-7(4) 6-4


ブシャールはシルステアにフルセットに持ち込まれるも辛勝で、全米初の3R進出。

こちらはナイトセッション第2試合を戦い終えたブシャールのツイート。



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Men's Singles - Round 2
Novak Djokovic (SRB) [1] defeats Paul-Henri Mathieu (FRA)
6-1 6-3 6-0


初めての赤ちゃん誕生を控えているジョコビッチ。全米後のアジア・シーズンは北京、上海出場の予定に変更はないものの、デ杯ワールドグループ・プレーオフでインドに行くかどうかは分からない、との事。

tennis.com - Djokovic juggling schedule, time with expectant wife

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Men's Singles - Round 2
Milos Raonic (CAN) [5] defeats Peter Gojowczyk (GER)
7-6(4) 5-7 6-4 7-6(3)


Men's Singles - Round 2
Andy Murray (GBR) [8] defeats Matthias Bachinger (GER)
6-3 6-3 6-4


予選から2R進出のゴヨブジクとバッキンガーは、それぞれラオニッチとマレーのシード勢に敗退。

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Men's Singles - Round 2
Jo-Wilfried Tsonga (FRA) [9] defeats Aleksandr Nedovyesov (KAZ)
6-3 6-4 6-4


ニューヨーク・タイムズ紙よりツォンガのインタビュー。今月マスターズ1000トロントでジョコビッチ、マレー、フェデラー、ディミトロフを下し優勝した彼ですが、本人は

「重要なのは、グランドスラムで彼らに続けて勝つこと。トロントじゃない」
「そのために毎日一生懸命やっている。確信はないよ。まだそれをやり遂げたことがないからね。でも心の奥底では、それを実現させるために必要なことを自分はしていると強く信じている」
「この手の大会で優勝するには、潜り抜けるための小さな窓が開くのを待っていてはいけないんだ」
「自分で大きなドアを作って通らなければならない。なぜなら、この辺りにそんな幸運は転がっていないから。幸運の余地はない。誰々がここにいないから自分がそこに入り込もう、なんていう余裕はない」
「なぜなら、こいつがいない、あいつがいないって時は、同じように『勝ちたい。ベストのテニスをしたい』と情熱を燃やしている人間が他にいるから。だから、誰々がここにいないからグランドスラムで優勝できる、というのは僕は信じない。それを可能にさせるのは、トレーニングや日常生活でするべき事をする事。そうだ。そして、数年経た今では、僕は小さな窓を通ってグランドスラムで優勝する事をちっとも望んでいない」

昨年8月コーチのロジャー・ラシードと離れ新しいコーチを付けないままシーズンを終了した後、パリで現コーチのティエリ・アシオンヌの元を訪れた時はビジネス半分、助けを求める気持ち半分だったとか。

「ロジャー(・ラシード)と離れた頃自問自答に明け暮れていたのは事実。本当に良くない状態だった。常に膝が痛かったから」
「自分がどちらに進めばいいのか分からなかった」

ツォンガはパリでの練習にはアシオンヌ、自宅のあるスイスでの練習には近くに住むニコラス・エスクードのコーチ二人体制を敷くことを選択。

「コートの中で起きることだけがプレーヤーを作るんじゃない。コートの外で起きること全てもそう」
「周りに何人かいてもらうことで、新鮮な気持ちでいられる。毎週毎週、四六時中誰かと一緒に過ごすんだから。少なくとも僕は変化が必要だし、僕は気分転換できる」

コンゴ人のお父さんとフランス人のお母さんを持つことについては

「僕は二つの人格が重なったところがある」
「アフリカ人としての半分は僕に、熱い血と暖かさと活気を与えてくれる。そして、フランス人の部分ではかなり遠慮がち。その二つを調和させるのはいつも簡単じゃないよ」

また、ツォンガが自分の英語はまだ改善の余地があり、自分が言いたい事を十分に表すにはフランス語でなければならないと考えているものの、場合に拠っては英語の方が好ましいとか。

「細かい説明をする必要がある時は、僕はフランス語を好む」
「でも、何か強さを示さなければならない時は英語の方がいいね。罵り言葉は英語の方が強い。それにコートで『アレ(Allez) !』は軽いよ。『カモン(Come on)!』。これは強い」

Tsonga, Forceful in Play and in Personality, Hopes to Extend Strong Run at U.S. Open - NYTimes.com

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Men's Singles - Round 2
John Isner (USA) [13] defeats Jan-Lennard Struff (GER)
7-6(5) 6-4 6-2


この二年地元全米で壁となっているコールシュライバーについて、イズナーは

「どこで彼(コールシュライバー)と対戦しようが、試合が厳しくなるのは分かっている。彼はかなりいい選手だから。とてもいい選手だ。僕たちのこの二年の試合の質はとても高いと思った。去年は自分のプレーにはがっかりしなかった。ただ彼の方がいいプレーをした。それだけの事。僕はこの数日で、彼を上回れるようにしなければならない」

John Isner To Play Philipp Kohlschreiber Again - Tennis - ATP World Tour

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Women's Singles - Round 2
Petra Kvitova (CZE) [3] defeats Petra Cetkovska (CZE)
6-4 6-2


チェコのペトラ対決はクヴィトワがストレートで勝利。

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Women's Singles - Round 2
Karolina Pliskova (CZE) defeats Ana Ivanovic (SRB) [8]
7-5 6-4


カロリナ・プリスコワが第8シードのイワノビッチをストレートで下し、グランドスラム初の3R進出。

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Women's Singles - Round 2
Nicole Gibbs (USA) defeats Anastasia Pavlyuchenkova (RUS) [23]
6-4 6-7(6) 6-3


Women's Singles - Round 2
Aleksandra Krunic (SRB) defeats Madison Keys (USA) [27]
7-6(4) 2-6 7-5


NCAA優勝二回で135位のニコール・ギブスと、予選から勝ちあがった145位のアレクサンドラ・クルニッチが、それぞれ第23シードのパフリュチェンコワ、第27シードのキーズに勝利。



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Men's Singles - Round 2
Sam Querrey (USA) defeats Guillermo Garcia-Lopez (ESP) [28]
6-3 6-4 6-4


クエリーは第28シードのガルシア-ロペスをストレートで下し、対戦成績を4勝0敗に。3Rではジョコビッチと対戦。

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Men's Singles - Round 2
Tommy Robredo (ESP) [16] defeats Simone Bolelli (ITA)
5-7 6-7(5) 6-4 6-3 6-2




ボレリの2セットリードで迎えた第3セット。ロブレドの5-4となり第10ゲーム、デュースからのポイントのラリー中客席から「アウト!」の声が上がり、これを線審の声と思ったボレリがプレーを中断。レフェリーが間に入ってすったもんだの末ポイントはロブレドに与えられ、ボレリはその後流れを取り戻すことができなかったとか。

ロブレドはキャリア7回目の2セットダウンからの勝利。

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Women's Singles - Round 2
Zarina Diyas (KAZ) defeats Catherine Bellis (USA)
6-3 0-6 6-2


1Rでチブルコワと倒す大金星を挙げた15歳のベリスは、15歳だった09年WTAプラハでムラデノビッチとクヴィトワを下しベスト8入りしたディヤスにフルセットで敗退。

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Men's Singles - Round 2
Philipp Kohlschreiber (GER) [22] defeats Michael Llodra (FRA)
6-2 Ret.


左肘を痛めたロードラが第2セットでリタイア。仏レキップ紙記者のツイートによると、マウとのペアで2Rに進んでいたダブルスも出場を取り止め帰国の途に着いた、との事。

コールシュライバーは3Rで、全米では二年連続で下しているイズナーと対戦。

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Women's Singles - Round 2
Elena Vesnina (RUS) defeats Marina Erakovic (NZL)
7-5 2-6 6-4


ベスニナはエラコビッチをフルセットで下し、全米5年ぶりの3R進出。次はアザレンカと対戦。

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Women's Singles - Round 2
Kaia Kanepi (EST) defeats Samantha Stosur (AUS) [24]
3-6 6-3 7-6(8)


CropperCapture[362]ストーサーがコードボールをボレーで返そうとしたところ、ラケットのスロートにボールが嵌まるハプニング。



それにしても、怪我をしていない時のカネピが簡単な相手ではない事は確かですが……。ああ、3Rの個人的ドリームマッチ、スアレス-ナヴァーロ戦が……。

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Women's Singles - Round 2
Casey Dellacqua (AUS) [29] defeats Qiang Wang (CHN)
4-6 6-4 6-2


第29シードのデラクアは予選勝者のワンをフルセットで下し、初の全米3R進出。

今年のグランドスラムは全豪、ウィンブルドン、全米で同国No.1のストーサーより上位に進出。20代中盤を長く故障でふいにした後で、30歳を目前にしたデラクアが今さらキャリアハイを更新したり、グランドスラムで勝ち進むなど想像もしませんでした。子供を持ったことが、彼女にとっては好影響だったようですね。

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Men's Singles - Round 2
Nick Kyrgios (AUS) defeats Andreas Seppi (ITA)
6-4 7-6(2) 6-4


セッピをストレートで下し初の全米3R進出を決めたキルギオス。大会後のランキングでは、ヒューイットに代わりオーストラリアNo.1になることが濃厚に。

「今日のようなプレーをすれば、回復するためにできることは何でもして楽しむ気持ちを持ち続ければ、インパクトを与えることができる」
「グランドスラムで試合に勝つのはいつもいい気分、特に僕にとって新しい場所では」
「全米本戦では1Rを勝ったことがなかった。3Rに進んだこと、力のある選手に勝ったことは気分がいい」
「彼(3Rの相手ロブレド)はおそらくツアーで最も経験がある選手の一人」
「今でも本当にいいテニスをしている。僕が自信を持ちすぎてはいけないのは分かっている。コートに出たら楽しんで、自分のプレーをして、まずはそれから」

Nick Kyrgios into US Open third round, Stosur out

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上の記事冒頭に出てくるキルギオスに付けた形容詞が”teenage excitement machine”て。

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Women's Singles - Round 2
Flavia Pennetta (ITA) [11] defeats Shelby Rogers (USA)
6-4 6-3


Women's Doubles - Round 1
Martina Hingis (SUI) Flavia Pennetta (ITA)
defeats Andrea Petkovic (GER) Magdalena Rybarikova (SVK)
6-1 3-0 Ret.


ペネッタはシングルス、ヒンギスと組んだダブルス共に勝利。

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Men's Singles - Round 2
Pablo Carreno Busta (ESP) defeats Benoit Paire (FRA)
6-1 6-4 3-6 6-3


カレーノ-ブスタはペイルを下しキャリア初のグランドスラム3R進出。次の相手はツォンガ。

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Women's Singles - Round 2
Carla Suarez Navarro (ESP) [15] defeats Coco Vandeweghe (USA)
6-3 6-3


スアレス-ナヴァーロはバンダウェイをストレートで下し、全米で三回目の3R進出。

バンダウェイは試合後、主審と握手をしなかったとか。

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Men's Singles - Round 2
Andrey Kuznetsov (RUS) defeats Fernando Verdasco (ESP) [31]
6-3 4-6 4-6 7-5 6-3


96位のアンドレイ・クズネツォフが第31シードのヴェルダスコをフルセットで下し、ウィンブルドンに続いてグランドスラム二大会連続の3R進出。次はマレーと対戦。

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Men's Singles - Round 2
Leonardo Mayer (ARG) [23] defeats Matthew Ebden (AUS)
6-1 6-3 6-4


錦織くんの3Rの相手は、エブデンをストレートで下した第23シードのレオナルド・マイヤー。
彼の試合後のツイートによると……



「会場中心部のテラスから。怖くなる高さ」

レオナルド・マイヤーの弱点は高い所!!……でも、テニスにはあまり関係なさそうですね。

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Women's Singles - Round 2
Ekaterina Makarova (RUS) [17] defeats Polona Hercog (SLO)
6-1 6-2


ヘルコグをストレートで下したマカロワは、全米3年連続の3R進出。

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Women's Singles - Round 2
Barbora Zahlavova Strycova (CZE) [30] defeats Monica Niculescu (ROU)
4-6 6-4 6-2


第30シードのザーラロワ・ストリコワはニクレスクに1セットダウンからの逆転勝ちで、全米初出場から10年経った今年初の3R進出。

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Men's Singles - Round 2
Victor Estrella Burgos (DOM) defeats Borna Coric (CRO)
7-6(2) 4-6 6-4 6-2


全米本戦初出場同士ながら34歳 vs 17歳の年の差二倍対決は、34歳のエストレーリャ-ブルゴスが勝利。ドミニカ人として初のグランドスラム3R進出を決め、大会後のランキングではキャリアハイ79位を更新へ。

こちらは勝って感極まったエストレーリャ-ブルゴス。



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Women's Singles - Round 2
Varvara Lepchenko (USA) defeats Mona Barthel (GER)
6-4 6-0


レプチェンコはバーテルをストレートで下し、今年初のグランドスラム3R進出。

ところで敗れたバーテルについて、昨年の彼女と今年のパフリュチェンコワの成績を比較した妙なツイートがありました。



何でも、二人とも2月のパリ室内決勝でエラーニを下し唯一のプレミアタイトルを獲った後は、全米を含めた以降の大会で12勝15(14)敗(うち3勝はトップ40から)で、グランドスラム三大会は2R、2R、1Rに終わっているのだとか。

よく調べるなあ。

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Women's Doubles - Round 1
Jelena Jankovic (SRB) Klara Koukalova (CZE)
defeats 青山修子 (JPN) 奈良くるみ (JPN)
6-2 6-1


青山修子&奈良くるみ組はヤンコビッチ&クーカロワ組にストレートで敗退。

またヤンコビッチか……。

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Men's Doubles - Round 1
Ivan Dodig (CRO) [4] Marcelo Melo (BRA) [4]
defeats Steve Johnson (USA) Sam Querrey (USA)
7-5 4-6 7-6(5)


Men's Doubles - Round 1
Vasek Pospisil (CAN) [8] Jack Sock (USA) [8]
defeats Henri Kontinen (FIN) Jarkko Nieminen (FIN)
6-4 6-4


シングルスをリタイアしたドディグ、ソック、ジョンソンがダブルスに出場し、第4シードのドディグ&メロ組と第8シードでウィンブルドン優勝のポスピシル&ソック組がそれぞれ2R進出。

ドディグと言えば、シングルス1RのF・ロペス戦より素晴らしい股抜きロブのウィナーの動画を見つけたので張っておきます。



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Women's Doubles - Round 1
Anabel Medina Garrigues (ESP) [13] Yaroslava Shvedova (KAZ) [13]
defeats Asia Muhammad (USA) Taylor Townsend (USA)
6-3 6-1


シュウェドワマリンコはマイケル・ジョーダンに会えたらしいのに、モンフィス(やブラウンやキルギオス)は結局会えたんでしょうか?気になります。

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