Wednesday, 23 April 2014

フェド杯ワールドグループIIプレーオフ 日本 vs オランダ 雑感

先週末行われたフェド杯入れ替え戦の感想など。


 オランダ 3-2 日本 

ワールドグループⅡ残留を賭けスヘルトーヘンボスでオランダと対戦した日本は2勝3敗で敗退。残念ながら来年はアジア・オセアニア・ゾーン・グループⅠで戦うことになりました。オランダは99年以来のワールドグループⅡ復帰。




2月にリオ・デ・ジャネイロでツアー初優勝。先月31日付けのランクでキャリアハイ43位を記録した奈良くるみ選手。No.1として出場した今回、アランチャ・ルスと対戦した第1試合ではフルセットで勝利を挙げるも、二日目の第3試合はキキ・ベルテンスを相手に3時間を超える熱戦となり、ファイナルセット9-7で敗れる悔しい敗戦。

ベルテンス戦後のくるみちゃんのコメント。

「いい試合だったし、自分のプレーには満足している」
(相手の痙攣に気づいた後に何かしようとした?)「いいえ、相手が体を痛めている時は自分のプレースタイルを変えるべきじゃない。相手が本当に動けなくなったのでもない限りは」

Fed Cup - Articles - Netherlands rejoins the elite

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くるみちゃんとベルテンスの試合で、マッチポイントを四度凌いだ際のくるみちゃんの勇気を持って攻撃に徹したプレーは素晴らしかったです。しかし、ここは試合終盤痙攣に見舞われながらポイント間も足を動かし続け、ついには勝ちきったベルテンスを誉めるしかないでしょう。ベルテンスと言えば、直近に見た彼女の試合は年始のブリスベン予選決勝、観客の大声援を受けた地元出身のアシュリー・バーティーにファイナルセット7-5で敗れた試合でした。今回は自分が観客の後押しを受けられたことで、痙攣を起こしても最後まで頑張ることができたんでしょうね。ホームの力は偉大なり。





No.2として出場の土居美咲選手は初日、二日目共にストレートで敗退。初日のベルテンス戦では第1セットを0-6で落としたものの、第2セット第4ゲームではデュース17回の末キープに成功する場面もあったとか。1月にシドニーで痛めた足首の具合はその後どんな感じかな?今年はまだ1試合しか勝っていないということで、今は我慢の時期ですね。来週29日の23歳のお誕生日おめでとう!

消化試合となったダブルスでは、青山修子選手と今月10日に20歳の誕生日を迎えたばかりの尾﨑里紗選手のペアがホヘンカンプ&クライチェック組に勝利。勝敗は既に決していたと言えど、負けっ放しより勝って終わる方がいいに決まっています。

今回のメンバーは皆さんまだまだ若いので、いつか挽回出来る機会がきっと巡って来るはず。その日を楽しみに待ちたいと思います。

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