ドルゴポロフとシャルディーの試合を見届けて外に出ると、隣りのコートではオーストラリア期待のホープ、18歳のニック・キルギオスが練習中。
今回母国のグランドスラムにワイルドカードで本戦初出場を果たしたキルギオス。前日の1Rでベンジャミン・ベッカーを下したことで、同様にイゴール・サイスリングを下した一歳年下のコッキナキスと共に国内外からの注目度が一気にアップ。
夕方5時を過ぎて、ビール片手のお客さん多し。こんな暑い日の一杯はさぞかし最高だろう。
キルギオスはこの翌日の2R、ナイトセッションで第27シードのブノワ・ペイルと対戦した試合も一時は2セットリードとして、地元のお客さんを大いに湧かせた。第2セット、ペイルのセットポイントで見せた彼のハーフボレーと、その後のリアクションは何度見ても最高。関係ない話を付け加えれば、客席のキルギオスのお父様が似ても似つかない大人しそうな方だったのが意外だった。
残念ながら後半は痙攣等で失速したが、多くのファンの心を掴む試合ができるキルギオスに今後の成長を期待せずにはいられない。
キルギオスは昨年10月に痛めた右肘が完治していないこともあってか、全豪後はデ杯ワールドグループ1R、vs フランス戦でガスケとモンフィスに敗退。ワイルドカードで出場のメンフィスも1Rでティム・スミチェクに敗れ、続くデルレイビーチとアカプルコは欠場となった。しっかり怪我を治してまた元気にプレーしてくれる日を待ちわびている。
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