Sunday, 19 January 2014

全豪2014 予選DAY4観戦記 (その2) 尾﨑 vs タチシュビリ

隣りの12番コートでは、尾﨑里紗選手が第12シードのアンナ・タティシビリに第1セットのタイブレークを制して優勢。

Risa Ozaki

ダニエル太郎選手と同じく、初めてのグランドスラム予選出場で決勝進出。


P1080384

相変わらず体重を45kgと言い張っているタチシュビリは、2012年10月にキャリアハイ50位を記録した実力者。劣勢においても簡単に崩れそうにない。


P10803825-4でサービング・フォー・ザ・マッチもあったが、その後タチシュビリが2ゲーム連取。

タティシビリの6-5で迎えた第12ゲーム(だったと思う)。カウントは忘れたが、尾﨑選手がサーブの前にタイム・バイオレーションを取られた。その後もボールを突く時間が長い。初めは「おや、慎重になっているのかな?」などと暢気に考えていたが、足を持って太ももの前を伸ばす仕草が度々見られるように。これは痙攣か。よりによってこんなタイミングでとは。思うように動けないとなると厳しい。第2セットを5-7で失った。


P1080391フェド杯吉田友佳監督の隣りにはマルチナ・ヒンギス。しょっちゅう見過ぎて、段々有り難味がなくなってきた。尾﨑選手のポイントに対して吉田監督が静かに見ている横で、ヒンギスが盛大に拍手をしている図はなかなかシュール。


Medical Time Out第2セットもタチシュビリが3-0とリード。尾崎選手は氷で太もものマッサージを受けるが……


試合終盤になると、尾﨑選手の動きが少しだけ回復した。タチシュビリの5-2で迎えた第8ゲームは尾﨑選手のサービスゲーム。長いラリーでタティシビリが尾﨑選手を容赦なく右に左に振り回す。

『ひー、これは決まった!』
『今度こそ決められた!』

と心の中で叫んだショットに尾﨑選手は何度も追いつき、相手コートに深々と返した。

今回は惜しくも本戦入りは叶わなかったが、きっとこの経験が生きる日が来るはず。


Women's Qualifying Singles - Round 3
Anna Tatishvili (GEO) [12] def. 尾﨑里紗
6-7(4) 7-5 6-2

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