Wednesday, 4 December 2013

パーティー行かなあかんねん ニューカム・メダル2013

早いもので今年も残り1ヶ月。年末恒例のテニス・オーストラリア主催ニューカム・メダル授賞式が2日、メルボルンのクラウンにて開かれました。

Twitterで今年で「3年目」と書いてしまいましたが、正しくは4年目。到着時のブルーカーペットの模様では、いつもドラマチックな動画編集をするテニス・オーストラリアの人が例によっていい仕事をしています。



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3時間半以上に及んだ式から、いくつか面白かった場面をご紹介(文頭の数字は、当該場面の再生開始時間)。




(0:53:45) トミッチ、デラクア、バーティーのインタビュー。デラクアとバーティーは自分たちが試合で勝つと何かを買う賭けをしていたそうで、対象は小さな物から始まり、準決勝、決勝と勝ち進むうちに自動車等になっていったとか。「どんな車?」(トミッチ)、「オレンジ色?」(司会者)と聞かれて、

「黒のいい感じのよ、バーニー。50km/hまで上げるのに30秒もかかるような車」(バーティー)
「あなたが運転しているような車に比べると控えめなものよ、本当に」(デラクア)

(1:08:50) 今年初めて同イベントに出席したキルギオスのインタビュー。今年初めの中国滞在時、地震に遭遇。驚いて同室のアレックス・ボルトに抱きついた、との事。

(1:29:40) トップジュニア賞プレゼンテーターのロッド・レーバーが、受賞者のアシュリー・バーティーの名前を「アンジェラ・バーティー」と呼ぶハプニング。

(1:44:50) 9月のデ杯ワールドグループ・プレーオフ、ポーランドでのオフコートの様子。

(1:59:50) 来月8日にロッド・レーバー・アリーナで開催予定のチャリティーイベント「 ロジャー・フェデラー&フレンズ」の告知。フェデラーがチャリティーに関わるようになった経緯等を語っています。

(2:42:10) ヒューイットのインタビューは全米でデルポトロに勝った話等。スターバックスのフラペチーノがお気に入り、との事。ところで、生中継時はヒューイットが画面で現れる度にストリーミングが止まるアクシデント。「まあ後で録画を見ればいいか」と思っていたのに、録画にも入っていないなんて!

(3:05:00) イベント創設以来過去3年連続でニューカム・メダルを受賞しているストーサーのインタビューは、彼女が好きな日本食について。ものによってはわさびや醤油をかける、との事。

Newcombe and Hewitt(3:19:00)  ニューカム・メダルはレイトン・ヒューイットが初受賞。ニューカムがヒューイットをがっしり抱きしめる姿に、氏がヒューイットにどれだけこのメダルを受け取ってほしかったか現れています。

Tomic and Mitchell(3:29:00) スピーチの中でトミッチのデ杯の活躍について讃えたヒューイット。トミッチも柄になく神妙な顔で耳を傾けるいい雰囲気の中、後ろで何かしているベンジャミン・ミッチェル。

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受賞から一夜明け、フッティーのチームと一緒にトレーニングをするヒューイット。




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ヒューイットは口髭も似合う?1分22秒より。



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トミッチはパーティー前チャンネル7のインタビューの中で、ネットに上がった写真が話題を呼んだ先月の彼の21歳の誕生日パーティーについての質問に、やや視線を泳がせつつ

「誰でも誕生日は祝う。僕は21になった。だから祝った。そういう事」



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また、トミッチは新コーチにヴェリミール・ゾフコ氏を迎えたことが明らかに。同じクロアチア人であることが決め手になったそうで、傷害事件で来年5月まで大会に出入禁止となっているトミッチの父ジョンさんと一緒にチームとして働くことになる、との事。

Party boy Bernard Tomic ready to knuckle down for Australian Open

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ヒューイットの受賞に関しては、一部では「他に良い成績を上げた選手はいるのに、どうしてヒューイットが?」という意見もある模様。確かにその通りなのですが、ヒューイットのこれまでの豪テニス界に対する功績を考慮すると、彼のキャリア最盛期にメダル自体が存在しなかったからと言って、彼が受賞せずにこのまま引退するのは望ましくない、というか有り得ない。年齢の上でも来年も今年と同じように試合に出場できるかどうか分からないとなれば、ヒューイットにメダルを渡すには今回が最大のチャンスだったように思います。サマンサは三年連続で受賞したし、デラクア&バーティーは三度準優勝で涙を飲んだグランドスラムをどうせなら優勝してから獲ってほしいし、トミッチ、キルギオスはまだまだ若い。だから、これでいいのだ。

2 comments:

  1. 途中からですが、ストリーミング見てました。
    日本で、豪のこんなイベントをリアルタイムで見られるなんて、いい時代になりましたよね。

    今年は絶対的な候補者がいなかったし、レイトンの受賞は妥当かなと思います。
    さすがにトミッチ君やキルギオス君にはまだちょっと早いですし。

    でもキルギオス君てなんだか華のある選手ですね。これからの活躍に期待大です!
    トミッチ君はあいかわらずのようですが、それでこそバーニー(笑) いろんな意味で来年も期待です。

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    1. ライブストリーミングは日本でも見られたんですね。良かったです。

      サマンサも今年はランクが落ちたとは言えツアーで2回優勝したので、仮に選ばれていたとしても文句は出なかったと思いますが、やっぱりヒューイットに一度は獲ってもらいたいと考える人が多かったように感じます。伝統ある豪男子テニス界をこの10年以上支えてきたのがヒューイットであることは、疑いようのない事実ですからね。

      トミッチは先日一家でメルボルンに越してきたそうで、トニー・ローチ氏から「コーチが見つからなければ、レイトンのシドニーの自宅に来て自分らと一緒に練習しろ」とのお誘いがあったんですが、コーチが決まったということはそれには乗らないのかな?

      キルギオスは機会があれば是非試合を見てほしい。相手が強い時の彼は見ものです。

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