Wednesday, 18 September 2013

デ杯2013 準決勝&その他ワールドグループプレーオフ雑感

先週末行われたデ杯ワールドグループ準決勝と日本 vs コロンビア戦以外のワールドグループ・プレーオフの結果や感想等です。左がホーム。

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ワールドグループ準決勝

チェコ  3-2 アルゼンチン

昨年の優勝国チェコはいつものようにベルディヒステパネックがシングルス、ダブルスのフル回転。エースのデルポトロを欠いたアルゼンチンに3連勝で2年連続の決勝進出。



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ウィンブルドン前から噂になっていたステパネックとクヴィトワ。今回クヴィトワが会場に姿を見せ熱々ぶりを見せ付けたことから、二人の親密な仲が白日の下に。クヴィトワが語ったところでは、ステパネックに応援に来てほしいか尋ねたところ、答えはイエスだったので来た、との事。

První pusa Štěpánkovi. Na tribuně jsem víc nervózní, přiznala Kvitová _ iSport.cz (衝撃画像いろいろ)

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ワールドグループ準決勝


セルビア 3-2 カナダ

カナダと対戦したセルビアは初戦でジョコビッチが勝利を挙げるも、第2戦でティプサレビッチがラオニッチに、ダブルスではジモンジッチ&ボゾリャック組がネスター&ポスピシル組にいずれもファイナルセット8-10で敗戦とピンチ。1勝2敗で迎えた最終日、ジョコビッチがラオニッチに、ティプサレビッチがポスピシルにストレート勝ちを収め、優勝した2010年以来の決勝進出。



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第5試合で敗れたポスピシルは、マッチポイントで足首を捻る怪我。MRI検査の結果、幸い裂傷等はなく1週間から10日で復帰の見込み、との事。

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決勝は11月15日から、セルビアで開催。

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ワールドグループ・プレーオフ

スペイン 5-0 ウクライナ

スペインは先の全米で優勝したばかりのナダルが、初日のシングルスに続きダブルスにも出場。5戦全勝でワールドグループ残留。

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ワールドグループ・プレーオフ

オランダ 5-0 オーストリア

オランダもオーストリアに全勝で、5年ぶりのワールドグループ復帰。

オーストリアは、No.2のハイデル-マウアーがメンバー発表の後病気にかかり、ダブルス・スペシャリストのマラチが急遽シングルスに出場。No.1のメルツァーは肩を故障と散々。

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ハイデル-マウアーはさらに日曜の夜、ラケット4本を盗まれる被害に遭ったとか。

Oswald plays Exhibition held Haider-Maurer - Tennis Davis Cup - derStandard.at  Sports

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ワールドグループ・プレーオフ


クロアチア 1-4 イギリス

イギリスはNo.1のマレーがシングルス2試合とダブルスに出場し全勝。先日ドーピング違反で9ヶ月の出場停止処分を受けたことが正式に発表されたチリッチ不在のクロアチアに勝ち、6年ぶりにワールドグループ復帰。

クロアチアは全米ジュニアで優勝したばかりの16歳、ボルナ・コリッチが初のメンバー入りを果たし、初戦でマレーと対戦もストレートで敗退。

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ワールドグループ・プレーオフ

スイス 4-1 エクアドルecuador_80_w_thumb3

スイスもNo.1のワウリンカがシングルスダブルスに出場し3連勝、ワールドグループ残留へ。エクアドルは4年ぶりのワールドグループ復帰ならず。

初のベスト4入りを果たした全米の終わりに、記者から「フェデラーから来る理想的なメールの文章は?『スタン、休みを取れよ。来週のデ杯のエクアドル戦は僕が出る』って感じ?」との質問に、ワウリンカの返事は

「いいや、僕の夢はロジャーから『この試合に勝て。来年は僕がチームに入る』というメールを貰うことだ」

だったとか。フェデラーはワウリンカの期待に応えてくれるか?

Davis Cup - Articles - Wawrinka eyes title tilt with Federer in 2014

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ワールドグループ・プレーオフ

ドイツ 4-1 ブラジル

ドイツはコールシュライバーフローリアン・マイヤーブランズがシングルスで勝ち、ワールドグループ残留。

ブラジルは2年ぶりにグループⅠに降格。

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ワールドグループ・プレーオフ


ベルギー 3-2 イスラエル

ベルギーは大会前の練習中、チームNo.1のゴフィンが手首を痛めるアクシデント。ところが、ゴフィンが抜けて出場選手中ただ一人のトップ100選手となったイスラエルのデュディ・セラが不調。シングルスでダルシベメルマンスに2敗を喫し、第5試合でダルシがワイントラウブをストレートで下しベルギーがワールドグループ残留。

ゴフィンは今季絶望との事。

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ワールドグループ・プレーオフ

ポーランド 1-4 オーストラリア

ポーランドはNo.1ヤノヴィッツの欠場が大きな痛手に。トミッチがシングルス2勝の活躍で、過去28回優勝のオーストラリアが7年ぶりに悲願のワールドグループ復帰達成。

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オーストラリアのTV中継の中でラフターが語ったところでは、トミッチは今回練習の時点からかつてなく意欲的な態度を見せていたとか。但しトミッチが自分のラケットを嫌がるため、試合前の4、5日はトミッチに自信を持たせたり、これまでこのラケットでどれだけ成功してきたか思い出させるよう努めたとも。

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オーストラリアは4人目のメンバーを決めるに当たり、マトセビッチとキルギオスの間で3セットマッチを行ったそうで、そこでストレートで勝ちを治めたキルギオスが18歳にして豪デ杯チーム史上103人目のメンバー入り。そしてオーストラリアの2勝で迎えたダブルスで、ヒューイットに代わりグッチオーネとのペアで晴れてデ杯デビューとなったのですが、この試合が面白かった。

キルギオスは特に舞い上がった様子はなく、自分の最初のサービスゲームをラブゲームでキープ。第8ゲームからグッチオーネが集中攻撃を受けるも、急造ペアが2011年全米準優勝ペアからまさかの第1セット先取と出来すぎな立ち上がり。

しかし第2セットに入ると、流れは経験と実績で遥かに上回るポーランドペアへ。こういう時こそ二人で励ましあう姿勢が必要であるにもかかわらず、画面で見る限りポイント毎に積極的に話しかけるのはキルギオスで、10歳年上のグッチオーネはあまりリーダーシップを発揮できていない様子。

2セットを連取され、試合はすっかりポーランドのペース。オーストラリアは深夜零時をとっくに回り「これはもう第4セットは見なくていいな」と思いつつも、そのまま何となく見続けた私。強豪ペア相手にずるずると負けても仕方がない雰囲気の中にあっても、キルギオスのプレーに投げやりだったり諦めるような雰囲気は全くなし。それに引きずられるかのようにグッチオーネの調子も次第に上向きに。タイブレークではグッチオーネのスーパーロブが決まる等でオーストラリアペアが取りセットオール。昨年の全豪ワイルドカード・プレーオフと同様に、キルギオスの負け試合のムードを跳ね返す能力をまたもや目撃することに。キルギオスはいつプロになっても問題ないとは思っていたけれど、正直これほどとは。

ファイナルセットは4オールからポーランドペアがブレークに成功し、逃げ切って勝利。キルギオスはデ杯初出場を白星で飾れなかったものの、試合後ラフター監督から「デ杯のスターが生まれた」との賞賛を浴びたのでした。

Davis Cup star is born, says Pat Rafter of Nick Kyrgios | News.com.au

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P1070571背中の故障で欠場のヤノヴィッツ。試合開始前にやおら立ち上がり自ら応援の音頭を取る場面も。

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中継で、解説の前監督ジョン・フィッツジェラルドとトッド・ウッドブリッジは怖いOBさんのようなダメ出し連発。

「どうしてサーブ&ボレーヤー(クボット)にクレーを用意するんだ」
「オーストラリアに決まるといつもクレーを選ばれるけど、こっちも対応してるんだよ」
「レイトンにフラットなボールを返してどうする。レイトンは緩くて低いバウンドのボールが苦手なんだ」

P1070572「試合中にメールを打つとは何事だ。ベンチの人間は全身全霊でコートに立っているチームメイトを応援するもんだ」

P1070573「監督が選手に全く話しかけないなんて。これでは選手は絶対に奮起できない」

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Marcin Matkowski今回気になった存在はマトコウスキ。これほど立派なお腹を抱えながら、ダブルスでは全く隙なし。試合終盤にはさすがによろよろしかけていたものの、最後まで崩れず天晴れなプレーでした。応援の様子(画像上)もどこかかわいらしい。
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14yo-rafael-nadalこちらは中継で少し映った、スペインがオーストラリアを下した2000年のワールドグループ決勝で国旗係を務めた14歳のナダル(右はアレックス・コレチャ)。
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P1070575第4戦で勝利が決まった後、インタビューに登場したヒューイット。今回デ杯シングルス40勝目を挙げ、「50勝は行ける?」との質問に笑いながら「そんなに長くはプレーできない」。しかし、来年2月のワールドグループ1Rには是非出場したいとの発言。

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本日18日(水)の日本時間夜7時に始まる来年のワールドグループ1Rのドローセレモニーは、YouTubeで生中継あり。日本の対戦相手はシード国のチェコ、セルビア、スペイン、アルゼンチン、フランス、アメリカ、カナダ、カザフスタンのいずれかに。




2 comments:

  1. ステパネク、まだヴァイディソバちゃんとは離婚調停中と聞きましたが、堂々としてますねえ……。
    日本だったら、ものすごいバッシングでしょうが、あちらではあまり気にされないんでしょうか。それともステパネクならしゃーない、みたいな雰囲気なんでしょうかね。
    しかし、彼のどこにこれほど女性を惹きつけるものが……!

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    1. ももかさん、こんにちは。

      結婚式の時点で不思議だったのは、バイディソワは女子の選手仲間を何人も呼んでいたのに、男子選手は一人も招待されていなかったんですよ。式を行ったのはチェコで最高とされる教会で、ドレスも車もゴージャス過ぎて、バイディソワの希望を全て受け入れた印象を受けました(但し、ここで式を挙げた有名人は悉く離婚しているとかで、地元紙によると『呪いの教会』扱いらしいですが)。

      現在関係者にステパネックとクヴィトワを咎める雰囲気が感じられないことから考えて、今となっては二人の結婚はバイディソワ現役復帰計画の一端だったんじゃないかとすら疑っています。考え過ぎかな?

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