俳優のレオナルド・ディカプリオとフォレスト・ウィテカーが観戦のDAY8は、元気な31歳が目立ちました。
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Day 8: Sunday, 2 June (DAY8の全ての結果はこちらで)
Men's Singles - 4th Round
Roger Federer (SUI) [2] def. Gilles Simon (FRA) [15]
6-1 4-6 2-6 6-2 6-3
31歳を代表するフェデラーは、シモンに一時1セットリードを許すもフルセットで勝利。記念すべきツアー900勝目で、グランドスラム36大会連続ベスト8入り。
こちらはフェデラーの華麗なるポール回し。
フェデラーの試合後の記者会見より。
「(第2セットの転倒で)怪我はしなかったが、ちょっと自信を失ったかもしれない。それで、少しの間試合に集中していなかった。きっかけを掴んで、自分のプレーを立て直すことができて良かった。プレッシャーがかかる中冷静でいられた。こういう試合の一部になれるのはいつも楽しい。36大会連続の準々決勝進出を将来振り返る時、自分で「信じられない」と言うだろうね。一週間や一年のことじゃないから。こういう試合を潜り抜けてこなければならなかった。素晴らしい記録で、まだ続いているのがうれしい。ジョー・ウィリーとの試合を楽しみにしている。彼は素晴らしい友人だ」
Federer back from the brink to halt Simon - News - Roland Garros 2013
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Women's Singles - 4th Round
Serena Williams (USA) [1] def. Roberta Vinci (ITA) [15]
6-1 6-3
セリーナも31歳。これまでの3試合と同様ビンチもストレートで下し、危なげなく準々決勝へ。全仏ベスト8は3年ぶり8回目。
全仏の優勝は、意外にも02年の一回のみに留まっているセリーナ。二つ目のタイトル獲得に向け、QFのクズネツォワ戦は最初の壁になるか?
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Men's Singles - 4th Round
David Ferrer (ESP) [4] def. Kevin Anderson (RSA) [23]
6-3 6-1 6-1
クレーでのキャリア通算成績はアンダーソンの26勝23敗に対し、フェレールは256勝104敗。こちらも31歳のフェレールがアンダーソンに5ゲームしか許さず、今大会失セット0でベスト8入り。全仏は2年連続4回目、グランドスラムでは昨年の全豪から6大会連続で準々決勝進出。
「映画で自分の役をする俳優は誰がいい?」の質問に、フェレールはロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ニック・ケーブの名前を挙げたとか。
Ferrer grinds Anderson into the dust - News - Roland Garros 2013
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Men's Singles - 4th Round
Tommy Robredo (ESP) [32] def. Nicolas Almagro (ESP) [11]
6-7(5) 3-6 6-4 6-4 6-4
ベルディヒ、ガルビス、モンフィス、アルマグロが名を連ねる激戦区を勝ち抜いて準々決勝でフェレールに挑戦する権利を得たのは、これまた31歳のトミー・ロブレド。アルマグロに2セットダウンからの逆転勝ちで、全仏では4年ぶり5回目のベスト8。3試合連続の2セットダウンからの勝利は、グランドスラムで86年ぶりの出来事。ロブレドは試合後、ベンチで感涙にむせぶ場面も。
2011年10月に怪我でツアー離脱、一年前は471位だったロブレド(当時のインタビューはこちらで)。
「アップダウンがあるのが人生で、良い時より悪い時の方がたくさん学ぶことがある。困難な時の方が」「戻ってきたら一層幸せだ。何年か前は多分、一つ一つのポイントを戦うことはしていなかった。今日はそうしていたけど」
「これは僕が学んだレッスンだ。怪我をしていた時は自分が戻れるとも、ランランやシャトリエでプレーできるなんて考えもしなかった。健康になりたかった。それだけだ。でも今は、僕にとって大切なのは一日一日、それぞれの試合だと思っている。テニスをするのが好きだしね。自分がしている事が大好きだ。だから、しばらくの間できる限り続けるだろう」
Tennis - ATP World Tour - Roland Garros Diary: DiCaprio In Crowd; Robredo's New Perspective
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これまでロブレドのプレーで個人的に最も印象に残っていたのは、2010年のホップマン・カップ。男女シングルスを1勝1敗で終え優勝を賭けて戦うことになったミックスダブルスで、当時15歳で403位だったロブソン相手に、ロブレドが試合開始直後から躊躇なく本気ストロークを炸裂させた出来事でしたが、彼がトップ10にいた頃ですらこの日ほど大勢の人々の賞賛を一身に浴びた事があったでしょうか(いや、ない)。
人生の巡りあわせの不思議さに思いを馳せずにいられません。
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ところで、アルマグロの終盤の崩れ具合を見て、ウィンブルドン決勝のノボトナの事を思い出し動画を検索したところ、あの出来事からもう20年になることを知って大ショック!
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Men's Singles - 4th Round
Jo-Wilfried Tsonga (FRA) [6] def. Viktor Troicki (SRB)
6-3 6-3 6-3
ツォンガがトロイッキにストレート勝ちで、2年連続2回目の全仏ベスト8。ツォンガもフェレールと同じくここまで失セット0。
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ツォンガのインタビュー。テニス選手になっていなかったら、ダイナミックで責任感を伴う仕事である消防士か飛行機のパイロットになっていた。直せない悪癖は、(恐らく同デザインの)たくさんの靴下がランドリーサービスから帰ってきた後、一組の片方がもう一方よりクレーで汚れていた場合、別の汚れが少ない物、すなわち元々の組み合わせでペアを組み直さないと気が済まない。最後の写真では、ATPのおしゃれ番長がイズナーと同じ格好を選ぶとは意外ですが、仕上がりに細かくこだわる辺りはさすが。
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トロイッキの送迎車インタビュー。陽気な人だ。
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Women's Singles - 4th Round
Svetlana Kuznetsova (RUS) def. Angelique Kerber (GER) [8]
6-4 4-6 6-3
ノーシードのクズネツォワが第8シードのケルバーをフルセットで下し、全豪に続き二大会連続、全仏では2年ぶり6回目の準々決勝進出。
04年全米で初めてグランドスラムタイトルを獲得したクズネツォワ。同年、全仏の決勝では同じロシアのミスキナとデメンティエワが対戦となり、ミスキナが優勝。クズネツォワのグランドスラム2回目の優勝は09年で、やはり同じロシアのサフィーナに勝って優勝。
幼い頃からの付き合いである三人が既にテニスから離れモスクワに戻っていることについて、クズネツォワは
「私には、まだテニスでする事がたくさんあるような気がしている」
「家でゆっくりする時間は、引退した後に持てる。テニスが好きだし、止める理由はないように感じる。努力するのが好き。コートで汗を流すのが好き。感情が激しくなる時間、じたばたもがく場所で、日々自分自身を乗り越えるために全てを注ぐのが好き。とにかく止めたくないの。ミスキナは子供(を持つことを決めた時)、デメンティエワは自分が止めると決めて止めた。私はまだその時じゃない」
Kuznetsova looking in 2009 championship form - News - Roland Garros 2013
デビューが早かったのでつい忘れがちですが、クズネツォワはまだ27歳(今月27日で28歳)。引退にはまだ早過ぎる!
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Women's Singles - 4th Round
Agnieszka Radwanska (POL) [4] def. Ana Ivanovic (SRB) [14]
6-2 6-4
ラドワンスカはイワノビッチをストレートで下し、グランドスラムでは全豪に続いて2大会連続、全仏では初めてとなる準々決勝進出。イワノビッチは最後のゲームで崩れ、ダブルフォルトが2つ。
ラドワンスカの股抜きショットは必見。
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Women's Singles - 4th Round
Sara Errani (ITA) [5] def. Carla Suarez Navarro (ESP) [20]
5-7 6-4 6-3
昨年準優勝のエラーニは第1セット5オールで迎えた第11ゲーム、3回目のデュースとなった時点で腹部を押さえサーブを打てなくなり、メディカル・タイムアウトを取る場面も。しかし、スアレス・ナヴァーロに1セットダウンからの逆転勝ちで、全仏2年連続のベスト8。
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Women's Doubles - 2nd Round
Francesca Schiavone (ITA) / Samantha Stosur (AUS)
def. クルム伊達公子 (JPN) / Arantxa Parra Santonja (ESP)
2-6 7-5 6-2
クルム伊達&パラ・サントーニャ組は、スキアボーネ&ストーサーの2010年女子単決勝コンビに1セットリードから逆転負け。
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Men's Doubles - 1st Round
Grigor Dimitrov (BUL) / Frederik Nielsen (DEN)
def. Jeremy Chardy (FRA) / Lukasz Kubot (POL)
6-2 6-7(5) 7-6(6)
ディミトロフはシャルディに勝ったことで、シャラポワの「シャルディって誰?」発言の面目は保てたか?……ダブルスだけど。
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Mixed Doubles - 2nd Round
Katarina Srebotnik (SLO) [3] / Nenad Zimonjic (SRB) [3]
def. Alize Lim (FRA) / Jeremy Chardy (FRA)
6-3 7-6(5)
ミックスダブルス出場のシャルディー&リム組は2R敗退。
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Boys' Singles - 1st Round
中川直樹 (JPN) def. Luke Bambridge (GBR)
6-3 4-6 6-4
Boys' Singles - 1st Round
Calvin Hemery (FRA) def. 斉藤貴史 (JPN)
6-3 6-2
Girls' Singles - 1st Round
Estelle Cascino (FRA) def. 山本ひかり (JPN)
6-1 6-2
ジュニアがスタート。日本勢は中川直樹選手はフルセットで勝って2Rへ。予選を勝ち上がっての本戦入りを果たした斉藤貴史選手と、女子の山本ひかり選手は初戦敗退。
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Girls' Singles - 1st Round
Jana Fett (CRO) def. Sara Tomic (AUS)
7-5 6-3
Girls' Singles - 1st Round
Domenica Gonzalez (ECU) def. Carolina Meligeni Alves (BRA)
6-2 6-2
トミッチの妹サラと、99年全仏ベスト4のフェルナンド・メリジェニの姪、カロリナ・メリジェニ・アルベスは初戦敗退。
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