マイアミ準決勝ではリシャール・ガスケにフルセットで勝利、日曜の決勝でダビド・フェレールと対戦するアンディ・マレー。
彼にとってグランドスラムタイトル五度目の挑戦となった昨年の全米決勝。ジョコビッチ相手に2セットアップとしながら追いつかれ、ファイナルセットに入る前にマレーはバスルーム・ブレークを要求。一人になって鏡に写った自分を見ながら激を飛ばして気分一新。そして、ついに念願を果たしたことは優勝後の記者会見でも言及済み。この度英タイムズ・マガジンのインタビューの中で、具体的に自分に向かって何と語りかけていたのかが明らかに。
マレーが語ったところによると、
「普段は自分に話しかけたりしない、大きな声では」
「僕が独り言をいいながら家の周りを歩く姿を見る人はいない。気でも狂ったのかと思われるでしょ?だからこそ、あのトイレット・ブレークはいつもと違った。顔から汗をたらしながら鏡の前に立った。自分の内側で起きていることを変えなくてはならないことを知っていた。飲み物は持っていたし替えのTシャツとバナナもあったが、そんな物は重要じゃなかった。自分の心を立て直さなければならなかった。それで話し始めたんだ、大声で」
「『お前はこの試合に負けない』――自分に言った。『お前は絶対この試合に負けない』。最初は少しためらいがちだったけど、声は段々大きくなった。『これを逃さない。これを絶対逃さない。今この時はお前のためにある。今ほどグランドスラムに近づいたことはない。自分の力を全て出し切れ。何も残すな』―― 最初は少し変な感じがしたけど、内側で何かが変わるのを感じた。自分の反応に驚いた。勝てると分かった」
試合再開後、マレーは最初のゲームでブレークに成功し、そのセットを6-2で取り優勝。
「僕があのトイレット・ブレークについて大袈裟に話していると、人は言うかもしれない」
「(ファイナルセットの)最初のゲームでコードボールが入ったけど、もしボールがネットを越えていなかったら事は違っていたかもしれないというのは有り得る。でも、僕に言えるのはどんな感覚だったかという事だけだ。あの休憩に入った時、僕は打ちひしがれていた。トップレベルのスポーツでは心がとても重要で、勝利と敗北の差はほんの僅かだ。出てきた時、僕は全く違っていた」
Andy Murray credits toilet pep talk for US Open victory | Sport | The Observer
ANDY MURRAY SIGNED PHOTO PRINT - US OPEN 2012 CHAMPION VS NOVAK DJOKOVIC - OLYMPIC GOLD MEDAL WINNER - AUTOGRAPH POSTER GIFT (REPLICA)
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