1月26日(土)
大会最終日前日の土曜日、ロッド・レーバー・アリーナのデイ・セッションは例年ジュニアの男女決勝が行われる。第2試合の男子決勝は今回ニック・キルギオスとタナシ・コッキナキスのオージー対決が実現。テレビで「ジュニアの決勝観戦は無料です」と何度も宣伝していたおかげか、いつもよりお客の入りがいいような。
第1試合は女子シングルス決勝。第2シードのカテリナ・シニアコワ(チェコ)と第3シードのアナ・コニュー(クロアチア)の対戦。会場に着いた時は既に第2セット。
16歳のシニアコワは思うようなプレーができていないらしく、しばしばラケットを投げたり見るからにふてくされた振る舞いでいかにもジュニア。しかし徐々にいいショットが決まり始めて、第2セットは一時4-1とリード。
一方のコニューは落ち着き払っている。リードされても特に動じる風もなく、再び流れを取り戻し4-4に。後になって、コニューは昨年末に誕生日を迎えたばかりの15歳と知って驚き。背が高い上、とっちらかったシニアコワとコート上での態度があまりにも対照的だったのもあるが、17、8歳に見えた。コニューは第9ゲームでシニアコワのサービスをブレーク、次のサービスをキープしてゲームセット。
コニューはグランドスラム初優勝で、今大会はダブルスでも優勝。現在はジュニア世界ランク1位。
さらに分かったことには、昨年10月には1つ違いのお姉さんが突然倒れ、一時は心肺機能が働いているだけの状態だったとも。世界で50例しかない珍しい病気にかかっている事が判明し、専門の医師の処置を経て約1ヶ月後に意識を回復。お姉さんの体調が良くなるにつれ彼女の成績も急上昇し、昨年末のエディー・ハー、オレンジボウルで優勝。そして今回の活躍に至ったとか。
Junior Slam Champ Ana Konjuh Dedicates Wins to Ill Sister; Receives Warm Welcome in Zagreb — TennisGrandstand
Junior Girls' Singles – Final
Ana Konjuh (CRO) [3] def. Katerina Siniakova (CZE) [2]
6-3 6-4
Tennis Magazine (テニスマガジン) 2013年 04月号 [雑誌]
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