13番コートのニコライ・ダビデンコ vs デュディ・セラの試合へ。コートに着いたのは、確か第2セット終了前。
年始のドーハでダビド・フェレールに勝つ等の活躍、準優勝したダビデンコ。この日のストロークはいつになく鬼気迫る迫力で、見ているこちらが怖くなってくるほど。
予選から勝ち上がったセラ。疲れているはずなのに、まだまだよく走る。
激しい打ち合いでがっぷり四つの展開。非常に見応えのあるいい試合だったのだが、残念だったのはセラの応援団。ポイント間の応援がいちいちうるさくて長めなのはまだ許容範囲として、エキサイトしてしまった一人の年配の男性がポイントが終わる度に
「アーデーデューディーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
とそれはそれは大きな声で叫び出した。ダビデンコがサービスのモーションに入ろうとしていても全くお構いなしの空気を読まない声援に、たまりかねた観客の一人がセキュリティーに何とかするよう頼んだらしい。セキュリティーのお兄さんが当該の男性に近づき、少し応援を控えめにするよう注意したところ、男性は憤慨。漏れ伝わったところでは「差別」がどうのと文句を言っているようだ。周囲の観客は失笑。
他にもコートの外に出たボールを取りに行ったセラの応援団の若い男の子が、インプレー中のコートへボールを投げ返すという呆れた行動もあった。セラが勝ったらまたこんなのが付いて来るかもしれないのか。知らず知らずのうちにダビデンコの応援に力が入る。
試合終盤体力切れになることも多いダビデンコだが、時に切れそうになりながら最後まで死力を尽くした。セラも頑張った。本当にいい試合だった。いかれた応援団はもう来なくていい。
Men's Singles - 1st Round
Nikolay Davydenko (RUS) def. Dudi Sela (ISR)
3-6 6-1 7-5 6-3
No comments:
Post a Comment