Friday, 16 November 2012

デ杯2012決勝直前 ベルディヒ 「アルマグロが穴」 F・ロペス「自分が出るものと思っていた」発言

記念すべき100回目のデ杯決勝はいよいよ今日から。



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13日、チェコのNo.1、トマシュ・ベルディヒが記者に語ったところによると、初日に対戦する予定のスペインNo.2、ニコラス・アルマグロについて、

「アルマグロとは今年何度も対戦して、僕がほとんど勝った(注: ベルディヒの4勝1敗)」
「もし彼が指名されたら、彼が僕たちの勝利に繋がる弱点になるだろう。彼は(他の)素晴らしい選手たちと比べると何かが少し欠けている。今年は小さい大会しか勝っていない(注: ベルディヒ、アルマグロ共に250で2回優勝)。でも、出れば彼にも当然チャンスはある」

ダブルスに出場予定のツアーファイナル優勝ペア、マルセル・グラノジェルス&M・ロペス組に関しても、

「(ツアーファイナル優勝については)彼らを讃えなければならないが、今求められているのはまた別のことだから、彼らに急いで準備するように伝えて」

という発言があったとか。

tennis.com - Berdych: Almagro the weak link

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15日、ドローセレモニーが行われ、初日の第2試合でベルディヒとアルマグロが対戦することに。これに異を唱えたのが、チームと一緒にプラハ入りしている40位のフェリシアーノ・ロペス。

「自分がプレーするものだと思っていた」
「決定は理解できないが尊重はする。専門的なレベルでは理解し難い。相手にするならどちらが良かったか、ベルディヒに聞いてみるといい。このコート(インドアハード)でベルディヒを倒せる人間がいるとしたら、それは僕だ。このコートは僕のプレースタイルに合っている」

Feliciano López   I don't understand the decision on a technical level  - MARCA.com (English version)

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そしてアルマグロは、

「僕はとても静かにしてきた。この場にいることが信じられない夢。監督が決めたことで、フェリシアーノが僕と同じくらい、あるいはそれ以上にふさわしかったのは明らかだ。僕たちがしなければならないのは、全てのポイントをフェリシアーノのために戦うこと。5番目の選手としてチームから外れることがどれほど辛いか、みんな知っているから」
「速いコートではベストのシーズンの一つだったが、3月以降は肩に違和感を覚え始めた。難しくなることは分かっていたが、世界のトップ10にも戻った。調子はとてもいい。先週はハードに練習したし、この週末は何も問題がなければいいと思っている」

ベルディヒとの対戦については

「彼より一つでも多くのポイントを取らなければならないし、それが最後の試合になることを願っている。彼を限界まで追い詰めなければならない。アグレッシブになって、試合の主導権を相手に与えない」

Tenis/Davis.- Almagro: "Tenemos que luchar cada punto por Feliciano" - EcoDiario.es

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ベルディヒは未だに全豪の一件を根に持っているのか?はたまた、ステパネックの年齢(27日で34歳)から考えて、一緒にデ杯優勝を狙えるのは今回が最後のチャンスかもしれないということで、退路を断つ覚悟の発言?それとも、思っていることを単純に口にしただけ?本心は謎ですが、負けたら相当恥ずかしいのでこれは見ものです。

そんなベルディヒが頭にカメラを装着して練習した模様はこちら。ちょっとトッププレーヤー気分?




Photographic Prints of Tennis - 2010 Wimbledon Championships - Day Eleven - The All England Lawn from PA Photos
B004122MH2

2 comments:

  1. いつも楽しい記事ありがとうございます!!ベルディヒは例のマグロ握手拒否事件でちょっと嫌いになっていたのですが(最後の握手は私にとって一番大事なイベントで)、その後強気発言を続けるくせに気持ちがチキンなトマシュが好きになってしまいました。マグロちゃんも、杉田くんとの激戦の後の握手で好きになりました。要は全テニス選手が好きなんですが(笑)この記事のおかげで決勝に興味持ちました~

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  2. ゆとびっちさん、こんにちは。

    デ杯はチェコの優勝で終わりましたね。朝から優勝の瞬間のビデオを見ては泣いています。感想は明日(多分)。

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