(「BODY ISSUE」に出ることを決めた理由は?)「私は新しいことをする機会に常にオープンだから、『やってみよう』って思ったの。するなら節度を保って露出しすぎたくはなかったけど、一アスリートとして自分の体にはかなり自信があるから、怖いものは何もないと思う」
(テニスを始めたきっかけは?)「5歳だった88年のオリンピックの中継で初めてテニスを見て、両親にラケットをねだった。いつか自分もオリンピックに出られるかもって。チェコスロバキアのミロスラフ・メチージュを見たのを覚えている。彼はシングルスで金メダルを獲って、それが私に大きな影響を与えた。私がテニスを始めた理由は彼」
(テニスを好きになった理由は?)「世界で一番美しいスポーツだから。一生プレーできるし。社交的なスポーツで、素晴らしい人々に会える。ゲームを楽しむのにプロである必要はないし、とても品がある。選手として好きな理由は、個人競技で全てが自分にかかってくるから。いいプレーができれば勝つし、酷ければ自分次第。体を使うけど、チェスのようでもある。頭を使いながら、相手をコートで走り回らせないといけない。それが面白いところ」
(自分の体で好きなところは?)「信頼できて、かなりハードなトレーニングに耐えられることも分かっているし、今までのところよく持ちこたえてくれている。自分がかなり丈夫だと知っている。持続力が必要なトレーニングもたくさんできるし、自分の体にがっかりさせられたことはない。脚が私のベストパーツ。ほとんどは遺伝的なものだから、両親に感謝しなくちゃ。母は素晴らしい脚の持ち主。私のよりきれいだと思う。父もかなり背が高いの」
(身体面でのチャレンジは?)「私の競技で、自分は最も身体的に恵まれた女の子というわけではない。ウェイトを持ち上げるトレーニングはハードにできるし、実際するけど、それはほとんど表面に現われない。でも、他のことで上手くやれるから気にしない。自分が何でもたくさん食べられて、それがどこへ行くのかも分からないで済んでいるのはラッキー。コートでたくさん動いて燃焼するけど、カロリーは気にしない。甘いものが好きだから、試合の前は注意して健康的に食べる必要がある。でも大会が終わってしまえば気にしない」
(トレーニングで最もきつい日は?)「オフシーズンで時間がある時は、トレッドミルでインターバル走を多くする。普通は一日にインターバル走とカーディオをして、ウェイトは他の日にする。普段は丸一日の休みがないから、一日に2、3時間ジムにいて、あとはコート。走るのも好き。特に天気が良い日の海の近くを走るのが。それ以上のものなんてない。テニスのためには長距離を走る必要はないから、そこでもインターバル走。30秒から45秒ハードにする。数秒休んで数セット」
(最も体力的にきついことは?)「階段。階段を走って登るのは死ねる。心拍数だけじゃなく脚も。これ以上動けないと思うくらい燃え尽きる。止まらずに2分間のインターバル走をしたら、心臓がバクバクしていた。上を見るととてもやり遂げられない気持ちになったから、ただ階段を見るしかなかった。あれが今までで一番きつかったと思う」
(これなしでは生きていけないエクササイズやトレーニングは?)「ランニング。自然が好きで、自由を感じて、一人になって、全てのことから心を解き放つのが好き。それがなかったら辛いと思う。でも、他にないと生きていけないのは、スキーもそう。3歳からしていて、永遠に続けると思う。スキーが好きなのも自由な感覚を与えてくれるから」
(自分の体を気にした時期は?)「全くない。学校に通ってピアノを習いながら、テニスにもとても集中して勝とうとしていた。だから、その事を考える時間はなかった」
(キャリアを通じて体はどのように変化した?)「ツアーに13年間いて怪我が増えた。残念なことだけど。自分の体が以前のようではないことを受け入れるのに長い時間がかかった。24年間プレーしていることを、数年前よりさらに実感する。回復には時間がかかるようになったけど、怪我についてはこれまでラッキーでもあった。キャリアを通じて体の全ての部位に気を配って、全てが健康を保つようにしてきた」
(これ以上トレーニングできないと感じた時、自分に何と言いきかせる?)「自分をもっとプッシュできることは常に分かっている。長年かけて自分の体を信頼することを学んで、ハードに追い詰められることを知っている。私たちの体は自分で思っているより強い。ワークアウトを終えるといつも、たとえ自分では疲れ果てていると感じていたとしても、もっとできたかもしれないことを知っている。でも、あるポイントを超えると有益でなくなる。特に一つのスポーツを長く続けるほど、止め時を知ることはとても重要なこと。キャリアの初期はその事を知らなくて、自分を追い詰め続けた。今は健康がずっと大切だということを実感していて、自分を傷つけたり馬鹿なことをする寸前で止める」
(今まで受けた最高のアドバイスは?)「才能は怠け者の一歩手前」。12歳の時に読んで、自分の身にそんなことは起こらせないと自分に言い聞かせた。ゲームの才能より、一生懸命しようと思う才能の方がずっと重要であることを早くに学んだ。一日一日プロフェッショナルであり、ベストを尽くすこと。それが自分自身に頼める全て」
(完全主義者と言われてきたが、それは的確?)「昔は全てのことを完璧にやりたがっていた。学校の成績は最高だったし、ピアノは8年やった。この事や両親が私を育てた方法をとても誇りに思う。自分は常にベストを尽くそうとしたから。でも、テニスプレーヤーとしては自立して世界中を回って異なる人々に出会う必要があったので、あっという間に大人になった。そんな生活が数年続いた後、完璧なものは存在しないことを学んだ――ツアーでも実生活でも。完璧なものは存在し得ない。そんな事は不可能。完璧でなくてもオーケー、間違ってもオーケーなんだと一旦理解してからは、もっとリラックスして物静かになった。全てのことをもっと楽しんで、日常のささやかなことを嬉しく思うようになった。自分自身のあり様と今持っているものでハッピーになることを学んだ。特に、自分の健康と痛みなくプレーできることがどれだけラッキーなことかをありがたく思う。勝っても負けても、自分が好きなことをしているのは幸運なこと。それ以上を望むことなんてできない」
(あなたの体で驚くべき点は?)「馬鹿みたいに食べられるけど、表には出ない。甘いものをたくさん食べる。ヌテラとか何でも。大好物なの。どれほどの数のヌテラのジャーを平らげてきたか分からない。恥ずかしいけど。時にはそれだけを単体で食べる。
アイスクリームも好き。特にハーゲンダッツ。ティラミスとクロワッサンも。あと、嗚呼、ママが焼いてくれたものは何でも。他には、私がリフトできる重さ。見た目では分からないけど、スクワットとランジが好きで、ウェイトもたくさん持てる。150~175ポンド(約68~79kg)の負荷でスクワットできるし、ランジはそれぞれの手に30~35ポンド(約13~15kg)持ってできる。楽しいの」
(アスリートとして最高の瞬間は?体が完全にうまく動いていると感じた時は?)「インディアンウェルズで02年と07年に優勝した時。全てがはまって、やってきたことはこのためだと感じた瞬間。全てが無意識だった。ただ楽しんで、何も考えていなかった。忘れられない素晴らしい感覚だった」
(自分について人々に知ってもらいたいことは?)「私はとてもアクティブな女の子。ゴルフが好き。自然にいて自由を感じるのと同じ感覚を覚える。歴史にも興味がある。ローマやパリといった古い街を訪れて、自分が来る前に何が起きたかを学ぶのが好き。テニスのおかげで世界中のあちこちを訪れることができるのは本当にラッキーだと思う。旅する時はいつも歴史や文化を学ぶようにしている。帰りにはその場所の一部分を一緒に持ち帰るの。そうすれば忘れないから」
Tennis player Daniela Hantuchova poses nude in the 2012 Body Issue – ESPN The Magazine – ESPN
Daniela Hantuchova - 2012 Body Issue's Bodies We Want - ESPN The Magazine - ESPN
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