Monday, 2 July 2012

ウィンブルドン2012 DAY6でひとりごと

DAY6: Saturday, 30 June (DAY6の全ての結果はこちらで)

動画ハイライトはこちら

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Juan Martin Del Potro (ARG)[9] def. 錦織圭 (JPN)[19]
6-3 7-6(3) 6-1


コート脇に寄せた重そうなコートカバーがめくれ上がるほどの強風の中、錦織くんは第9シードのフアン・マルティン・デルポトロにストレートで敗退。

錦織圭、16強入りならず/ウィンブルドン:ウィンブルドン:テニスニュース: テニスナビ - Tennis Navi

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錦織くんは決して万全には見えない状態での戦いでしたが、時折見せる素晴らしいショットやデルポトロの強烈なサーブ、ショットへの反応はさすがでした。2ヶ月ぶりの試合となったウィンブルドンで、過去最高の3R進出。シードも守れたということで、ひとまず安心。また次の試合を楽しみにしています。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Serena Williams (USA)[6] def. Jie Zheng (CHN)[25]

6-7(5) 6-2 9-7


ウィンブルドンでは08年準決勝以来の対戦となったセリーナ・ウィリアムズとジェン・ジー。第1セットはジェン・ジーがタイブレークを制して1セットアップのスタートとなったものの、ファイナルセット9-7でセリーナが辛勝。

セリーナはこの試合で23本のエースを打ち、ウィンブルドン女子の試合では最多記録を更新。



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試合後の記者会見で、再び男女同額賞金の件についてコメントを求められたセリーナ。

「もうその事についてはコメントしたわ。私たちは皆相応しいものに相応しいと思う。私は同額賞金に値する。少なめの賞金には値しない。なぜかと言うと、私にはおっぱいがあって、彼らにはないから」

SERENA WILLIAMS June 30 2012 « freedomtennis

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LADIES' DOUBLES - 2ND ROUND
Maria Kirilenko (RUS)[4] / Nadia Petrova(RUS)[4]
v Serena Williams (USA) / Venus Williams(USA)
6-3 3-6 Suspended


セリーナはその後ダブルス2Rにも出場。キリレンコ&ペトロワ組と1セットオールでサスペンデッド。

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
David Ferrer (ESP)[7] def. Andy Roddick (USA)[30]
2-6 7-6(8) 6-4 6-3


前哨戦のチャンピオン対決となったフェレール(スヘルトーヘンボス)とロディック(イーストボーン)は、フェレールが1セットダウンからの逆転勝ち。ハイライトはこちら

フェレールは4Rでデルポトロと対戦。どちらが勝っても初のウィンブルドン・ベスト8。

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ロディックは退出時、観客に投げキッス。来年のウィンブルドン出場については明言を避けたとか。

TENNIS.com - News Headlines - Roddick non-commital on Wimbledon return

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Andy Murray (GBR)[4] def. Marcos Baghdatis (CYP)
7-5 3-6 7-5 6-1


試合がサスペンデッドになるタイムリミット、夜11時を2分過ぎてゲームセット。ウィンブルドン史上最も遅い時間に終わった試合に。ハイライトはこちら

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Yaroslava Shvedova (KAZ) def. Sara Errani (ITA)[10]
6-0 6-4


全仏準優勝のサラ・エラーニと対戦したワイルドカード出場の65位、ヤロスラワ・シュウェドワは第1セットで1ポイントも落とさず、24ポイント連続で取ってセットを取る「ゴールデン・セット」を達成。


この記録は、83年デルレイビーチ1Rでビル・スキャンロン(アメリカ)がマルコス・オセバー(ブラジル)相手に達成して以来のことで、ウィンブルドンでもオープン化した68年以降の女子テニスでも初めて。

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Shvedova's golden set leaves Errani pointless



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しかし、当の本人は全く気がついていなかったとか。

「第2セットの最初か2つ目のポイントを彼女(エラーニ)が取ると、一斉に拍手と歓声が上がった。私は『何?』って感じで、笑ってすらいた。『Ok。みんないい試合が見たいのね。Ok』って感じ」
「試合の後ジムでクールダウンしていたらコーチがやって来て、『1ポイントも落とさなかった話を誰かから聞いたか?』って。私は『本当に?アンフォースドエラーがなかったの?それとも、ポイントを落とさなかったの?』。ポイントを落とさなかった方だった。だから、信じられなかった」

(No.3コートにおけるイズナー vs マユ戦のようなものだと思う?)「分からない。金色のプレート?3番コートに?大会がそれを作るかどうか知らない。私はそんな大事だとは思わない(笑)」

(ゴールデン・セットというものの存在を知ってた?)「いいえ(笑)」
(選手の間でもその話を聞いたことがない?)「なかった」
(達成してみてどう?女子では史上初のことで、歴史的な瞬間だけど)「とてもナイス。人々が私のことを少しは覚えていてくれる」

06年メンフィスでも、エイミー・フレイジャー相手に23ポイント連続で取ったことがあるシュウェドワ。その時はダブルフォルトで途切れ、試合も1-6 6-0 6-0で敗れたそうですが、やはりこちらも「記憶にない。メンフィスすら覚えていない」との事。

YAROSLAVA SHVEDOVA June 30 2012 « freedomtennis

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試合後のシュウェドワのツイート。




「私、今日金の卵を産んだわ!」

これまでウィンブルドンは2Rが最高だったシュウェドワは、全仏に続いての4R進出。次の相手はセリーナ。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Petra Kvitova (CZE)[4] def. Varvara Lepchenko (USA)
6-1 6-0


今年はここまでツアー決勝進出のない昨年のチャンピオン、ペトラ・クヴィトワ。但し、芝に限れば直近の22試合で19勝。

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クヴィトワは試合後の記者会見で

「ここに来た時、芝でプレーする自信がなかった。イーストボーンでは初戦負けだったし、プレーも酷かったから」
「でも試合ごとにプレーは良くなっている。芝でプレーするのは好き。ここは特に。ただ自分のゲームに集中しているし、前にウィンブルドンでいい成績を残したことがあるのを知っているのはいいもの」

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Petra Kvitova - third round

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Jo-Wilfried Tsonga (FRA)[5] def. Lukas Lacko (SVK)
6-4 6-3 6-3


昨年のウィンブルドン・ベスト4、ジョー・ウィルフリード・ツォンガルーカス・ラッコを下して3年連続の4R進出。

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今やトレードマークとなったツォンガのビクトリーダンス。記者会見で本人が語ったところでは、

「ツアーに出始めた時に始めたもの。トップ100に入った時」
「クイーンズで始めてやった。試合が終わってやってみた。観客からスタンディング・オベーションを受けた。それで『Ok。ここでウケたら、よそでもウケるだろう』と。今では僕のブランドで、気に入っている」

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Jo-Wilfried Tsonga - third round

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Mardy Fish (USA)[10] def. David Goffin (BEL)
6-3 7-6(6) 7-6(6)


昨年ウィンブルドン・ベスト8のマーディー・フィッシュが、今大会では2Rのジェームス・ワードに続いて二人目となるワイルドカード出場の選手、ダビド・ゴフィンを下して4R進出。次の相手はツォンガ。



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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Philipp Kohlschreiber (GER)[27] def. Lukas Rosol (CZE)
6-2 6-3 7-6(6)


2Rでナダルを倒して一躍時の人となったルカシュ・ロソルでしたが、さすがにエネルギーが残ってなかった模様。ハイライトはこちら。ロソルは来週、独・ブラウンシュヴァイクのチャレンジャーに出場するとの事。

第27シードのフィリップ・コールシュライバーは初のウィンブルドン4R進出。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Ana Ivanovic (SRB)[14] def. Julia Goerges (GER)[22]
3-6 6-3 6-4


イワノビッチが1セットダウンからゲルゲスに逆転勝ち。4Rではアザレンカと対戦。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Victoria Azarenka (BLR)[2] def. Jana Cepelova (SVK)
6-3 6-3


豪チャンネル7でイワノビッチ vs ゲルゲス戦に続いてこの試合の中継が始まった時、

「こんなのアザレンカが勝つに決まってるだろうが!錦織 vs デルポトロをやれ!」

と激しく憤っていた私でしたが、現在178位で予選から勝ち上がった19歳のヤナ・セペロワが凄かった。170にも届かないほどの身長ながら、ネットプレーにドロップショット、フォアは基本フラットながら角度をつけたスピンでアザレンカをコートの外に追い出し、ラリーではスライスで緩急も。ゲームポイントではアングルショットやダウン・ザ・ラインを決め、ロブで完全に抜かれたボールに追いつき返す場面も何度か。アザレンカのリターンが外に流れながら深く返ってくると、ロブできっちり相手バックの深い所にコントロールして返すわ、センターからのバックの逆クロスも最高!スコアだけ見るとあっさり負けた風にも見えますが、第2セット2-1からの第4ゲーム、アザレンカのサービスゲームでは9回デュースで粘る等、内容は決して「2位 vs 178位」のものではありませんでした。最近の10代女子選手はアシュリー・バーティーといい、こういうオールコートプレーヤーと言うのでしょうか?多いですね。見ていて飽きない。大歓迎です。

そんなわけで、今後のセペロワには注目です。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Roberta Vinci (ITA)[21] def. Mirjana Lucic (CRO)
7-6(4) 7-6(3)


LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Tamira Paszek (AUT) def. Yanina Wickmayer (BEL)
2-6 7-6(4) 7-5


4Rで対戦するロベルタ・ヴィンチタミラ・パシェク。過去の対戦成績はパシェクの1勝。

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LADIES' SINGLES - 3RD ROUND
Francesca Schiavone (ITA)[24] def. Klara Zakopalova (CZE)
6-0 6-4


フランチェスカ・スキアボーネはベスト8入りした09年以来の4R進出。次の相手は昨年のチャンピオン、ペトラ・クヴィトワ。

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現役選手では最長の48大会連続でグランドスラム出場中のスキアボーネ。試合後の記者会見で「記録を更新中だけどこれからも続けたい?」と聞かれたスキアボーネは「そんなに多いの?120くらい?」とジョークを飛ばし、

「それは年齢。32だから。毎年グランドスラムでプレーするチャンスがあったから、普通のこと」

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Francesca Schiavone - third round

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Marin Cilic (CRO)[16] def. Sam Querrey (USA)
7-6(6) 6-4 6-7(2) 6-7(3) 17-15


3つのタイブレークにファイナルセットは17-15。5時間31分に及ぶウィンブルドンでは二番目に長い試合を制したのはマリン・チリッチ。試合終了後、健闘を讃え合う二人。チリッチは4Rでマレーと対戦。



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公式サイトのチリッチの一問一答インタビューより。

テニス選手になっていなければ「サッカーやバスケのような他の競技の選手になっていた」、コート外での興味は「サッカーを見たり、クロアチア人のアスリートをチェックすること」、好きなスポーツは「サッカー」、アイドルは「ゴラン(・イワニセビッチ)」、会いたい人物は「(ローマ教皇)ヨハネ・パウロ2世」とあまり意外性のない答えばかりで「ネタに使えんなあ」とがっかりしていたのですが、最後の「何か習うとしたら?」の質問の答えが

「ギターを弾いて歌うこと」

へーへーへーへーへー。これは意外!

2012 Wimbledon Championships Website - Official Site by IBM - Between the lines - Marin Cilic

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GENTLEMEN'S SINGLES - 3RD ROUND
Brian Baker (USA) def. Benoit Paire (FRA)
6-4 4-6 6-1 6-3


今年一気にランクを上げてきた注目の二人の対決は、1年前はフューチャーズの予選を戦っていたというブライアン・ベイカーが勝利。次の相手はコールシュライバー。ベイカーはウィンブルドン終了後トップ100に入る見込み、との事。

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こちらは米ESPNによる彼の復活の軌跡を取り上げたビデオ。05年以降5回受けた手術、朝起きるといつもどこかに痛みがあり、「もうプロは無理だ」と言われた話等を本人が述懐。



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ブノワ・ペイルはこの日もビヨン・ボルグ

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MIXED DOUBLES - 1ST ROUND
Mikhail Kukushkin (KAZ) / Yaroslava Shvedova(KAZ)
def. Kevin Anderson (RSA) / Chanelle Scheepers(RSA)
7-5 7-6(2)


自分のシングルスは1Rで錦織くんに負けてしまったものの、ダブルスのペアのロソルといい、ミックスダブルスのペアのシュウェドワといい、今大会注目の人物と縁があったククシュキン。

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MIXED DOUBLES - 2ND ROUND
Rohan Bopanna (IND)[10] / Jie Zheng(CHN)[10]
def. Marcelo Melo (BRA) / Vera Zvonareva(RUS)
Walkover


またズボナレワの具合でも悪くなったのでしょうか。早く良くなりますように。

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BOYS' SINGLES - 1ST ROUND
内田海智 (JPN)[7] def. Lucas Gomez (MEX)
6-1 6-2


BOYS' SINGLES - 1ST ROUND
西岡良仁 (JPN) def. Clay Crawford (GBR)
6-4 6-3


ジュニアがスタート。日本勢は第7シードの内田海智選手と西岡良仁選手が共に2R進出と好スタート。


Ceramic Golden Easter Egg
B005OLXXGS

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