今日も朝から雲ひとつない青空が広がっている。暑い一日になりそうだ。藤原&森田組のダブルス3回戦を見るため10時半には会場入り。
藤原里華、森田あゆみ両選手の入場。
相手は昨年の全仏優勝ペア、ルーシー・ハラデツカ&アンドレア・フラバーチコワ(チェコ)。揃って背も高い。
試合序盤の出来事。ネット際の攻防の末、ハラデツカの強力なボレーがクロスの位置にいたあゆみちゃんの真正面へ。ラケットを出す間もなく、ボールは「ボゴッ!!!」というすごい音とともにあゆみちゃんのお腹にもろに入った。ハラデツカはすぐに謝罪。あゆみちゃんも手を上げて笑顔で応えた。偉いぞ!前日のベルディヒ vs アルマグロ戦の一件を知っているお客さんの中では今、あゆみちゃんの好感度がうなぎのぼりに違いない。あゆみちゃんは少しの間我慢をしていたが、後ろを向いて少し屈んだ。やはり相当痛かったようだ。
今日もハラデツカ(左)の強力なサーブが炸裂。ミックスダブルスで見た限りでは、これが入らなくなると傍目に分かるほど落ち込んでプレー全般に影響が出始めたりするのだが、入っているうちは強い。第1セットはチェコ組が先取。
今日はこの後、ハイセンス・アリーナ第2試合の錦織 vs ツォンガ戦が予定に入っている。このままあっさりストレートで終了するのを見て移動、というオチだけは嫌だ。2回戦ではファイナルセット1-4から挽回して勝った二人。どうか今日もここから盛り返して「続きが気になるけど行かねば!!」という展開を希望。私の願いが通じたのか、第2セットは藤原&森田ペースで進行。うん、全然負けてない。
ハイセンス・アリーナ第1試合のレジェンドダブルスが終わる頃、藤原&森田組が第2セットを奪い試合をイーブンに戻した。よし、これで安心して錦織くんに移動できる。第3セットもこの調子で頑張って!後ろ髪を引かれる思いでマーガレット・コート・アリーナを去った。
――後で知ったが、第3セットでひと悶着があったらしい。フラバーチコワのファーストサーブはフォルトの判定。フラバーチコワはこれにチャレンジし、結果はイン。リターンの藤原はボールに触っていたのでリプレイになるべきところを、主審は何が起こったか覚えていなかったとかで、ポイントを一旦チェコペアに。これに藤原&森田組が抗議。レフェリーが介入する騒ぎになったとか。
<2/21追記>豪チャンネル7の中継では「SOUNDS OF THE GAME」という試合中の面白い音を集めたコーナーがあって、その中でこの騒動の模様を取り上げていたのを発見したので、テレビを直接撮影した画像でその詳細など。
ビデオの始まりは、クドリャフツェフがvsフェデラー戦でバックハンドが危うくセンターにいたボールボーイの頭部を直撃しそうになった場面から。次に、バグダティスがvs ワウリンカ戦でラケットを叩きつけている場面を経て、主審台の前に立つ藤原&森田組が登場。藤原は呆れた様子で笑いながら主審に
"Are you...are you kidding me?"
"No, no, no, no, no, no. Can you call the referee, please?"
レフェリーが入って、自分の誤りを認めたらしい主審。チェコペアに「リプレイが正しい判断だと信じている」と伝えると、
フラバーチコワは
"Are you serious? She doesn't remember. I aced. She doesn't remember. And you up to them?" (何言ってんの?彼女は覚えてないのよ。私はエースを打ったの。彼女は覚えてないの。なのに彼女たちの言う通りにするの?)
と大嘘の主張。
バグダティスが2本目、3本目を叩きつける場面、クライシュテルスがロッド・レーバー・アリーナの観客と"Happy Birthday"を歌っているシーンを挟んで、
再び藤原登場。
”I returned it, right?” (私、リターンしたよね?)
軽く飛び跳ねながら両手を上げて観客にアピール。観客からは"Yeah!!"の声。
やんやの大喝采の中、
「イエーイ!」
と嬉しそうな藤原のアップ。
そしてコーナーの締め、ヒューイットが3Rでラオニッチに勝った瞬間、という編集でした。これは傑作!ビデオでお見せできないのが本当に残念。
Women's Doubles - 3rd Round
Andrea Hlavackova(CZE)[7] / Lucie Hradecka(CZE)[7]
def. 藤原里華(JPN) / 森田あゆみ(JPN)
6-3 3-6 6-2
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