全豪2012 予選DAY4観戦記 (その5)

フアン・カルロス・フェレーロとフアン・イグナシオ・チェラが一緒に練習。

　

練習後、ファンの写真の求めに最後の一人まで快く応じるフェレーロ。





31歳となった今もため息が出るほどかっこいい人です。

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私のお気に入り、カルラ・スアレス・ナヴァーロを発見！一段と筋肉が増したような。



2Rでヴィーナスを倒しベスト8入りした年から早3年。故障に苦しんだ彼女ですが、そろそろまたひと暴れしてほしい。

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最後に残った試合、ミシェル・ラーチャー・デ・ブリトー(ポルトガル)とステファニー・ボーグル(スイス)の試合へ。

シャラポワ以上のやかましさでその名を知られたラーチャー・デ・ブリトー。この日もボールを打つ度に叫び声。試合中のテンションの高さはクロマチェワに通じるものがあるけれど、こちらはややヒステリック。

「あたし、こんなに頑張ってるのに！頑張ってるのに！」

悲痛な心の叫びが聞こえてくるような。



長いラリーを落としてはしゃくりあげるような声も。泣いているのかと思い顔を覗くと、目元はすっきりしていて周りに光るものは特に見当たらず。おや？

対照的に物静かなボーグル。ミスをしたり自分に気合を入れる時も口を動かすだけで、基本的に声は発せず。時折声を出しても、周りに聞こえるか聞こえないかの音量。過剰なまでの感情をこめて打ち込むラーチャー・デ・ブリトーのボールを、冷静に「ポイーン」と打ち返す。




「ギャー！」　ポイーン
「ギャー！」　ポイーン

全然期待してなかったのに、なかなか興味深い試合。スコアは一進一退で進むものの、ボーグルに慌てた様子はなし。


ゲームセット。自分の負けが決まると同時に、その場に泣き崩れたラーチャー・デ・ブリトー。ベンチに帰ってからも、タオルの中に顔を埋めたまま激しく嗚咽し続ける彼女。ところで、その涙は本物なのか？

そして、そんな彼女を尻目に、さっさと引き上げて行くボーグルでした。ちょっとファンになったかも。

Women's Qualifying Singles - 3rd Round
Stefanie Voegele(SUI)[20] def. Michelle Larcher De Brito(POR)
7-5 3-6 6-4

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予選の日程は全て終了。出口へと向かう途中、練習中の選手を発見。こんな時間に誰が？

知らん。

しかし、ラーチャー・デ・ブリトーとボーグルの試合を見た直後の今、この娘が只者ではないことははっきり分かる。球筋の鋭さが違う。まだほんの子供のようなのに、誰！誰なのこの子！？周りにいる人も「誰か知ってる？」とか言っている声が聞こえるが、その名を知る者はなし。

ということで、せめて顔だけでも覚えておいて下さい。知っている方は教えていただければ幸いです。



隣りのコートでもう一人練習している選手が。この人は予選で見たので覚えている。フランスのマキシム・テシェイラ。予選は2Rで同国のフローラン・セラに敗退。



ラーチャー・デ・ブリトーとボーグルの試合を見届けるため寒風吹きすさぶ中最後まで残った物好きハードコア・テニスファンに、全豪がサービスして未来のスター候補を見せてくれたのか？テシェイラは現在162位で今週23歳になるということなので、こちらは謎のスーパージュニアというわけではないけれど。