旬の話題とは関係なく観戦記は続きます。
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シャラポワ vs ゲルゲスはシャラポワの勝利で6時半頃終了。7時開始予定のナイト・セッションのにはあまり影響なさそうだ。
前日この試合のチケットを購入した際、特に座席の希望を伝えなかったところ、あてがわれたのはコートサイド席だった。コートサイドか……本来なら特等席のはずだが、ハイセンス・アリーナのコートサイド席ときたら……勾配が緩いせいで前に人が座っただけで手前のサイドラインはもう見えないわ、人一人歩けばグンラグンラ揺れるわで快適からは程遠いのだ。 でも我慢する。ついにここで錦織くんが見られるんだから!
ところで、この時写真を撮りながら少し気になったことがある。
試合開始直後からヴェルダスコの強烈なフォアが炸裂。いきなり2ブレイクであっという間に1-4。どうも錦織くんは緊張しているようだ。第1セット終了後、錦織くんはメディカル・タイムアウトを取って場外へ。第2セットに入ると、ようやく錦織くんらしいプレーが出始めた。いいぞ!
かっこいい!かっこいいよ、錦織くん!!(リードされてるけど)
2Rのティプサレビッチ戦でフルセットを戦っていたヴェルダスコ。
少し疲れてくれていたらいいのにな、と淡い期待を寄せていたが、
さすがにそれほど甘い男ではなかった。
錦織くんにウィナーを決められた時ですら
"Oh, bueno!"とか呟いて、なんか男らしいヴェルダスコ。
ちなみに、奥のカメラマン席にいる全身白づくめの男性は、
豪チャンネル7向けに解説をしているアンリ・ルコント。
錦織くんは試合後、ハイセンスアリーナやら相手がヴェルダスコやらナイト・セッションやらが重なって緊張していた、と語ったとか。しかし、立ち上がり不調の本当の原因は、主審の熱すぎる視線だったに違いない、と私は信じている。
Men's Singles - 3rd Round
Fernando Verdasco(ESP)[9] def. 錦織圭(JPN)
6-2 6-4 6-3
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帰宅後、テレビでロッド・レーバー・アリーナの中継を見ていたら、ナイト・セッション2試合目でヴィーナス・ウィリアムズが試合開始直後に棄権。急遽画面は錦織くん vs ヴェルダスコ戦の録画中継に切り替わった。
オーストラリアで錦織くんの試合を放送するのは、今回が初めて。彼が言葉も分からないまま13歳でアメリカに渡ったこと、「プロジェクト45」のこと、一時は56位に上がるもその後怪我、昨年の1年でトップ100に戻ってきたこと等、これまでの錦織くんについて一通り説明が。元豪デ杯監督のジョン・フィッツジェラルド氏は「怪我さえなければ、45位なんてもう……」。
面白かったのは第2セット。コートサイドで解説していたアンリ・ルコントが「あなたが日本のデ杯監督で錦織にアドバイスするなら何を言う?」という質問に対し、
「フォアにボールを集める。角度はつけない。攻める時にバックへ。ヴェルダスコをリズムに乗せない。ペースを変える。スライスや短いボールで」
と答えたそばから、錦織くんはヴェルダスコのフォアへ1本、浅く返ってきたボールをバックに決めてウィナー。他の解説陣から
「彼、聞こえてたんじゃないの?」
「あんた、どれだけ大きい声で喋ってたの?」
などとからかわれていた。
ルコントの他のコメントでは、
「彼を見てると、ちょっとセバスチャン・グロージャンを思い出すね」
と言ったのが嬉しいような、意外だったような。但し
「フォアハンドはセバスチャンの方が速かったけどね」
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