Saturday, 26 February 2011

エナン 03年全仏SF vsセリーナ戦での出来事を後悔

1月、全豪敗退後に突然二度目の引退を発表したジュスティーヌ・エナン。先日ベルギーのテレビ局のインタビューに応じ、03年全仏準決勝 vsセリーナ・ウィリアムズ戦で問題となった自分の行為について語ったとか。



その出来事が起きたのは第3セット、セリーナの4-2で迎えた第7ゲーム。セリーナのサービスゲーム30-0から、セリーナが1stサーブを打とうとした際、直前のエンドライン際に落ちたポイントの判定を巡りざわめきが治まらない場内を嫌ったエナンが、手を上げてノットレディーの意思を表示。セリーナのサーブはネットにかかり、セリーナは1stサーブからのやり直しを主審に確認。ところが、主審はエナンの動作を見ておらず、エナンも何も言わなかったため、セリーナは2ndサーブを打つはめに。この後セリーナは4ポイント連続で失い、セットも5-7で落とし敗退。セリーナは試合後涙を浮かべながら「嘘をついてごまかした」とエナンを非難。

エナンはこの出来事を今では後悔している様子で、語ったところでは、

「彼女は気づいて、その事で乱されたと思う」
「辺りは緊張で張り詰めている。行動はちょっと本能的になる。最も良い思い出ではないのは事実。もしも彼女が気づいて邪魔をしたことを確信していたら、私は反応したかもしれない。でも、本能で行動するから。同時に、起きたことはマジックだった。その事が試合を変えたかどうかは分からない。不誠実にこんな事を言ってるんじゃないと自分では思いたいんだけど」
「多分それは自分をリスペクトするためだった。なぜなら、ウィリアムズ姉妹は威圧的で、時々大変だから。彼女たちはプレーでしばしばプレッシャーをかけてくる。ウィリアムズ姉妹は時には大変なほど威圧的だった。今はもうそれを怖いとは思わない。彼女たちがコートに出る時、うち一人は既に彼女の側にいる。私のキャリアの中では重要な瞬間だった。全仏の歴史の中でも。(力のない)握手は私たち二人の長い物語の始まりだったが、お互いに敬意を持ち続けていると私は思っている。テニス史で最も心温まる瞬間ではなかったが、今でも素晴らしい思い出」



TENNIS.com - News Headlines - Henin regrets hand incident with Serena

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この話を聞きつけたらしいセリーナはTwitterで

CropperCapture[11]

「質問――全仏で誰かが私を騙して、その後も嘘をついていたことを認めたって聞いてるんだけど。彼女はついに白状したの?」

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