予選2日目は昨日よりさらに気温が下がって過ごしやすい一日。風がやや強め。
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伊達公子の試合を再び、ここメルボルンで見ることになろうとは。幸運な巡り合わせに抑えきれないうれしさと同時に、湧き上がる一抹の不安・・・・・。私はグラフをはじめとする世界のトッププレーヤー相手にブイブイ言わせていた頃の伊達公子が好きだったのだ。今さら150位の小娘なんかに苦戦する伊達なんて、正直見たくないよ・・・・・。
ムッチリした欧米系の選手を見慣れていると、コートに現れた伊達公子の体つきはいかにも華奢で、強いボールを受けたら吹っ飛ばされてしまいそうなか細い腕。しかし―――試合がひとたび始まってしまえば、あの懐かしいフォームで相手を右に左に翻弄する、私がかつて愛した伊達公子がそこにいた。全ては杞憂に終わった。少なくとも今日の試合に限っては。
12年のブランクを経て世界の舞台に帰ろうとする伊達公子は、今でもファンを十分楽しませてくれるプレーヤーだった。プロだった。かっこよかった。
Women's Qualifying Singles - 1st Round
Kimiko Date Krumm(JPN) def. Ksenia Pervak(RUS)
6-3 6-3
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ドーピング違反で2年間の出場禁止から復帰したばかりのカラタンチェワを待ち受けていたのは、ブルガリア人サポーターの大声援。
カラタンチェワはこれが大層お気に召したようで、自ら一団に近寄り談笑する一幕も。
Women's Qualifying Singles - 1st Round
Sesil Karatantcheva(BUL)[20]
def. Monique Adamczak(AUS)
4-6 6-3 6-1
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観客の行き交う通路脇のベンチで、両手で顔を覆い肩を震わせ泣いている女子選手が。傍らのラケットバッグから察するに、試合に負けた直後らしい。
それからほどなくして、やはり先ほど負けたばかりの日本の女子選手とすれ違った。すっかりリラックスしきった笑顔。
別に泣いたり暗い顔をしていればいいとも思わないけれど・・・・・なんだかなー。
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